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新著書がくる! ⑤〜反省は最高の教師〜

こんにちは!勝浦です。
来る11月1日(水)に発刊する新著「ひと言でまとめる技術」。
その完成までの軌跡をコラムで連載しています。
amzn.asia/d/g0dMOqO

今日のコラム内容をひと言でまとめると、
「反省は最高の教師」です。

今回本を書くにあたって、前回の反省を徹底的にしました。
そして、その反省を箇条書きにしてまとめて机の前に貼っておきました。

①企画の骨子は動かさないが、書き方や順番は柔軟に変える

→前回は、「編集会議で決めた内容をとにかくぶらさずに書く」こ
とを重視しすぎたために、何度も筆が止まり、時間を激しくロスしてしまいました。
なので、今回は背骨だけは守って、それ以外はどんどん変えてもよし、
というスタンスでいきました。

②編集者にフランクに意見を聞く、悩みをぶつける

→前回は、「著者と編集者の関係性」がよくわかっておらず、
悩んだ時に何を聞いていいかわからない、頼み事をしていいのかもわからない、原稿は完全形にならないと見てもらうのは失礼?など、疑問が湧いても抱え込んでしまい、これまた大きなロスを喰いました。
なので今回は、とにかくなるべくフランクに連絡をとりたい旨を編集者に伝え、OKをもらいました。(実際はそんなに連絡をしませんでしたが)

③完成度は70%で良しとする

→とにかく初稿の段階で「完璧な原稿」を目指すことをやめました。
その原稿がいきなり出版されるわけでもないのに、つい原稿に何度も手直しをして袋小路に入り込むのは、経験の少ない著者によくあること。
自分が悩んでいることより、もっと大きな視点での修正をもらうためにも、
原稿を定期的に渡すことを心がけました。

④小さな締切をつくる

→これを設定できたことで、今回の進行は結果的にとてもうまくいきました。具体的には、書くべき原稿を細かく分割し、
「第何章は、この日付までに提出します」と編集者に約束しました。
そして締切は基本、死守。締切を数回繰り返すと終わりが必ずやってきます。

⑤執筆時間は、23時ー26時。

→一応、ふだんはコピーライターをやっているので、本業はしっかりこなしました。
業務時間が22時までと決まっているので、休憩を入れたあとは1日3時間を
限度に執筆を開始。リズムができるまでは、椅子に座っても日常業務の疲労が残っているので寝てしまったりしんどかったです。
が、だんだんペースができてくるとサボり方もわかってきて、ノっているときはガンガン行くし、どうにも集中できない日はさっさと寝てしまいました。ちなみに「土日は倍書こう!」などと意気込みましたが、全然書けませんでした。「立派すぎる決心は、三日坊主になる」とは、ドラえもんの言葉です。結局は締切前に帳尻を合わせで徹夜気味になることもありましたが、
なんとか乗り切ることができました。

他にも細かい反省を活かした執筆テクニックは、内容まで含めるとたくさんあるのですが、大きくまとめるとこんなところでした。
初めて書いたときの失敗や辛さは、最高の教師となってくれたのです。

もちろん、最適なやり方は人によって千差万別です。
自分の性格や長所短所から考えて、いちばん気持ちよく書けて、ゴールまで行ける方法を見つけだすしかないと思います。

だって、世の中には「何時間机に座って勉強していても苦にならない」人もいますからね。

ちなみに、執筆中は「いつ本が出るか」は決まっていません。
あくまで進行状況をみながら、発売日は決まっていきます。

さあ、では新しい本はどうやって11月1日に出ることになったのでしょうか?

つづく


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