脳の中へと入り込んできたミミズの場合
彼「すごいよく考えてみてるんだけどさ、なかなか答えが出なくて・・・」
彼女「そんなの、答えなんてすぐに口から出せるじゃない。決まってるんだから。」
彼「いやー・・・それが頭で頑張って考えるんだけど・・なんていうか・・・」
彼女「どうってわけ?」
彼「んー、、なんていうか考えすぎちゃって・・・」
彼女「そんなの、あなたがあなたで考えることでしょ。私はもう私で考えたんだから。」
彼「だって・・・そのー」
彼「あっ、なんかずっと何かについて考えている時の脳って、何かミミズみたいなのがいるみたいに感じることない?ほら、なんかムズムズするっていうか、そんな時ない?ははっ」
彼女「まーまさしく今って感じよね。そんな笑って考えてるのを目の前で見ていると、ムズムズしてくるわ。(ニコッ) 」
彼「んっと・・・」
彼女「で?どうするの?騙したって無駄よ。ステラのことは知ってるんだから。」
彼「 (ドキッ) 」
グレイの縞模様
ゲルハルト・リヒター
1968
油彩、キャンパス
リヒターはこのころカーテンのドレープや、円柱を反復して描く騙し絵のような作品を多く手がけていました。この作品にも見られる縞模様の反復に、ミニマリズムの代表的な作家であるアメリカ人のフランク・ステラの抽象絵画を思い起こす人もいるかもしれません。リヒターはここで、ステラ自身が語った「あなたが見ているものがあなたが見ているものである。」という厳格な同語反復を、画面をなぞる刷毛目によって曖昧なイメージへと転じ、描くこと、そして見ることに疑義を差し挟んでいます。(キャプションより)
ゲルハルト・リヒター展
東京国立近代美術館
2022年6月7日(火)~ 2022年10月2日(日)
https://www.youtube.com/watch?v=ExfNJDh4K1g
ランドリー・・・
http://www.dagarossi.com/news_event/index.html
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?