“探究”を担当している先生へ。私たちが高校生に届けている3種類の探究プログラム
こんにちは!カタリバオンライン for Teensチームです。
2022年度から全国の高校に「総合的な探究の時間」が導入されました。
高校生が自分自身の興味関心に基づいたテーマを設定し、実践していくことが求められる総合的な探究の時間ですが、一人ひとりの興味関心や状況に応じた個別指導を行うことに苦心されている先生もいらっしゃることと思います。
カタリバでは実践型探究学習「マイプロジェクト」を2013年に開始し、高校生が探究活動を発表する日本最大級の学びの祭典「全国高校生マイプロジェクトアワード」を年に1度開催しています。
そんな私たちが運営する、探究活動に取り組む高校生のための無料のオンラインコミュニティが「カタリバオンライン for Teens」。全国500校以上の高校生が参加しています。
「〇〇(探究テーマ)について詳しく学びたい」「プレゼンスキルを高めたい」など、高校生それぞれの「もっと深めたい」の気持ちに応えるべくプログラムを届けており、最近は先生方からカタリバオンライン for Teensへ高校生を送り出していただく機会も増えています。
今回は、探究活動に取り組む高校生の「もっと深めたい」ケース別に、私たちのお届けしているプログラムを紹介したいと思います!
<ケース1>SDGs、地域づくり……関心のあるテーマについてもっと理解を深めたい!
最初にご紹介するのは、特定のテーマについて専門家と学べるプログラム。
SDGs、ジェンダー、地域づくり、教育などさまざまなテーマで開催しています。特定の分野について詳しく学びたい高校生や、興味関心の対象がぼんやりとしていてテーマ設定で悩んでいる高校生におすすめのプログラムです。
<ケース2>ファシリテーションやプレゼンテーションなど、スキルを磨きたい!
「いろんな人の意見をまとめながらプロジェクトを進めていくためには、どうしたらいいの?」
「具体的なアクションとしてイベントを企画することにしたけれど、そもそもイベントってどうやって作ればいいの?」
探究テーマが深まりアクションを起こしていく段階では、経験やスキルの壁にぶつかる場面も出てきます。そのような高校生向けに開催しているのが、「イベント企画」「デザイン」「プレゼンテーション」などのスキル系のプログラムです。
参加した高校生からは「基礎を学んだうえで実践の場を持てたので、学校でのイベント実施に役立てることができた」など、想いを形にすることができたという声も。アクション手前で足踏みをしている高校生にお届けしたいプログラムです。
<ケース3>同世代のアクションを知り、自分の探究活動に活かしたい!
最後に紹介するのは、Teens会員である高校生が主催するプログラム。
地域活性、環境問題、防災、アート、ビジネスなど主催する高校生の探究テーマに沿って、さまざまな「高校生による高校生のためのワークショップ」を開催しており、興味関心の領域の近い同世代が集まって交流や探究活動に関する情報交換を行う場になっています。
参加した高校生からは、
といった声も届いており、同世代の活動を知り「探究をもっと頑張るぞ!」というモチベーションアップにも繋がっているようです。
学び合いのプラットフォームを目指して
今回は、探究活動に取り組む高校生の「もっと深めたい」ケース別に、私たちのお届けしているプログラムをご紹介しました。
カタリバオンライン for Teensはオンラインで教育資源を共有することを通して、学校・地域の枠を超えて学校現場で不足するリソースを補うとともに、オンラインコミュニティとして高校生同士が学び合う土壌づくりを目指しています。
学校での個別対応が難しいスキルの習得機会や、学校外の同世代から刺激を得る機会としてカタリバオンライン for Teensを活用いただき、このプラットフォームを共に作っていくことができたらうれしいです。
▶︎会員登録はこちらから
※参加する高校生ご本人に登録いただく形となります。