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今日は7月23日。 おれの通う東和高校は一学期の終業式で、明日からいよいよ夏休みだ…
「おーおー。エラいことになってやがるな……」 今日も朝イチでセーブカンパニーに顔を出…
三年生と特進クラスが学ぶ新校舎。 その屋上へと続く薄暗い階段で、シンジローは小さく…
シンジローたちと別れ、俺たちは新校舎から旧校舎へと走った。 悪意のボスが居るという体…
兄貴の喝で、アリバという不思議なチカラに目覚めたおれ。 兄貴から仰せつかった重大な…
放送室に近づけば近づくほど、悪意の生徒の数も強さも増していった。 ヨシオ・クリハラ…
「ったく。うるせーな……!」 俺は大音量の校内放送に、耳を押さえながら顔をしかめる。 「こ、鼓膜が破れるかと思ったぞお……!」 「フッ……若いな……!」 「弟、うまくやったみたいだね! シモカワくんもアリバに目覚めたみたい!」 『ハヤトさーーん! 聞こえとりますかーーーー!』 廊下のスピーカーからいきなり俺の名前。しかも、シモカワのやつ、博多弁になってやがる。入ったみてーだなっ。『情熱スイッチ』! 『シンジローにすべて聞きましたーーー。悪意の大元は体育館
「……てな感じで、東和高校に到着してみたら上へ下への大騒ぎ。まるで戦争さ。まさか高校ま…
タブレットをにらみながらナミが叫ぶ! 「来るよ! ボス戦だっ」 「い、いきなりかよ!」…
助教授の男によると、「大学を吹っ飛ばしてやりたい」という願望はずっと持っていたらしい。…
福海大学は、街区がそのまま敷地になったような巨大な大学だ。 いくら総勢11人もの大…
「む、無理だよ! 無属性にはなんの属性補正もない! 爆発の衝撃をまともに食らう! そん…
拷問のようだった大学の爆弾探しが終わり、なんで俺までと思いながら警察から必死に逃げた…
その日の朝、カタギリ家に一通の招待状が届いた。 ピンポンが鳴って、俺が外に出ると配達人は消えていた。 よほど足の速いヤツだったらしい。 タイミングのいいことに、メンバーを招集したところで、カムラとカワハラ以外のみんながその場に居た。 「差出人は……【アイスクイーン】? なんだこりゃ……?」 「……微量の悪意反応がある」 「悪意だと? マジかよ……」 悪意のほうから直接俺にコンタクトしてきたってのか……? さすがに緊張しながら封を切ると、古風で仰