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【第4話】ドライブに誘われる。そこで初めての不信感を抱く。

初対面、話は盛り上がり
22時を迎えた。
 
かず『かすみちゃん、明日もお互い仕事だし、そろそろ帰ろうか?』
 
(もっと一緒にいたいなぁ。もっと話したいなぁ。)
 
と思いながらも、
 
私『うん。そうだね!』
と、ここは素直にレジへ向かう。

ワガママな女は嫌われるからな。
素直にいうことを聞こう。


(あれっ?)



会計せずに店内から出ようとするので、 
 

私『あの…お会計は??』と聞くと
 

なんと私がトイレへ行っている間にお会計を済ませておいてくれたのである。
 


かず『今日はありがとう!楽しかったよ!
ここは俺にごちそうさせて』
 



キュン♡



私は割り勘でもOKタイプ。


『こいつ、金出さねーのかよ!』
って思われなくないし(プライドが高い 笑)
何ならご馳走する時もある。(よっ!男前!)
 
  
でもね、でもね…
やっぱりご馳走してもらえるって嬉しいよね。
前夜は疲れた体にムチを打ってね、
フェイスパックして、リンパマッサージして、
一生懸命メイクして、可愛い服を選んで。
そうそう、女子は男子より時間もお金もかかってる。
よくわからないけれど、
ご馳走してもらえると、何か報われる。



 
駅まで送ってもらい、さよならをして
電車へ乗った。電車の中ではずっとニヤニヤしていた。
向かいに座っていたサラリーマンが不思議そうに私を見ていた。
(その日にちゃんと家に返してくれる。紳士的だよな。
ん?それとも自分に魅力がないだけか?)
 
 

帰るとかずくんからLINEが。



【無事に着いたかな?今日は楽しかったよ。
ありがとう。
良かったら明後日、仕事が終わったらドライブしない?】
 
 

ひぇー(ロ゚ノ)ノ
不安が晴れた。またのお誘い!!!!!
嬉しくてベットにダイブした。
 
 
 
ドライブの日
 
 
私の職場近くまで迎えに来てくれるとのこと。
もうすでに23時。(ブラック企業)
 


身バレ防止のため、あまり詳しく言えないが、
車体の高い黒色の外車だった。
左ハンドルのため、右側の助手席へ乗る。
 
 
かず『遅くまでお疲れさまでした!疲れてるでしょ?
今日は街中をドライブしよう!』
 

近くのスタバでカフェを買い、
1時間ほどドライブをした。
 
 


(はぁー。楽しい。帰りたくないなぁ。)
 


 
私の家は、車だと帰るまでの途中、飲み屋街を通ることになる。
 
 
 
信号が赤にかわる。



 
 
バックミラーを見ると、歩道を歩いている二人の女性がかずくんの車を指差しながら走ってくる。
 
 
んんん?
 
  
どちらも黒いコートを身にまとい、
ロングヘアーの綺麗な女性だった。
 
 
信号が青にかわった瞬間、

ブーン!!!

少し急発進したように思えた。
 
 
私『かずくん!後ろを歩いていた女の子達、こっちに向かって走ってきたみたいだったけど?』 
 
  
かず『えっ?そうなの?この車、外車だし、
目立つからね!
妹の友達が車を見つけて声かけてくれようとしたのかも。』


私『あっ、なるほど!そうかもね!』
 
 
心の中で1度は不信感を抱いたのだが、
こんなカッコ良くて優しい人だもん。
きっと、妹さんのお友達に知り合いがたくさんいるのかもね!
(へへへ!追いつかなくて残念だったな。小娘たちよ!)
 




恋は盲目だ。
 
 




この時のモヤっとした感情を
もっと、
もっと、感じ考えなければいけなかったのである。
 
 
 

次回【第5話】よし!好きって告白しよう。
焦り出すアラサー女

 

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今日は大寒波ということで、
皆さんのお住まいの地域は雪など大丈夫でしたでしょうか?
 


私は今夜はカレーを作りました。
茶色で全然映えませんが 笑





今日も、1日お疲れさまでした(^ー^)
風邪をひきませんように。ゆっくり休めますように。

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