見出し画像

IDGs Summit 2022参加レポート(7/7)(Summary編)

いよいよ最後のパートSummary編です。今回は、エイミー・エドモンドソンさんの講演内容を紹介します。
過去記事ご参考

記事まとめ

16.35 – 17.05 Summary
 Amy Edmondson, Ph.D., Harvard Business School
 Jan Artem Henriksson, Executive Director, Inner Development Goals
 Jules Sentore, Music artist


Amy Edmondson教授の講演 「正しい失敗」とは?

エイミー・エドモンドソン教授といえば「心理的安全性」を提唱した先生ですが、Googleがフィーチャーしたことでとても有名になりました。
私も、Googleの組織開発は勉強させていただいたのですが、とても参考になりました。
特に、下のre:Workのサイトはチームビルディングをやられている方には、とてもオススメで一読の価値ありです。

私もご多分にもれずで影響を受け、新しいメンバーを受け入れる際には毎回「無意識の偏見」のワークショップを開催するくらい、とても参考になりました。
もちろん、エイミー・エドモンドソンさんの心理的安全性の動画も参考になりますし、Googleのチームビルディングの最もベーシックな土台として語られています。


講演内容

行動すると自ずと生じてしまう、失敗について。
正しい失敗とは?

3種類の失敗
失敗にも3種類あるとのこと。

  1. ベーシックな失敗:知識もあって、どの様なスキルが必要かもわかっている場合の失敗

  2. 複雑な失敗:複数の原因があって、事前に予測できなかったもの。例)グローバルパンデミック

  3.  インテリジェントな失敗:仮説を立てての失敗。
    3番目の失敗は良い失敗。

正しい種類の失敗の基準 4+1/2
では、正しい種類の失敗の基準は?
1)新しい領域かどうか
2)機会主導かどうか
3)チームとして考慮したかどうか
4)なるべく小さくリスクを減らしたか
bonus)正しい失敗を増やして学んだかどうか
失敗をしているかどうかで、パイロットでうまくいったものも実際のプロダクトでうまくいくかどうかを左右するとのこと。

間違った失敗を制限する
優れた状態”の認識を再考する必要がある。
心理的に安全な状態で思ったことや見たことを話せる状態ではじめて下の3つの失敗を有効な状態に制御できるとのこと。
・ベーシックな失敗を最小限に
・複雑な失敗予測して軽減する
・インテリジェントな失敗を促進し祝う

間違うことを受け入れる

・どの種類の失敗が起きやすいかコンテキストに注意し
・失敗することが素早くイノベーションを生み出す要件だと共通認識をつくる
・生産的に対応する
これらを、内面の成長によって可能にするということでした。
エイミー・エドモンドソンさんの力強い講演でした。

IDEOのデザイン思考(参考)

上のスライドでIDEOのDavid Kelleyさんの言葉を引用されていましたが、IDEOはプロダクトデザインの先進的な企業です。最近よく聞くデザイン思考で外すことができない企業だと思います。
ついでながら、デザイン思考って何?のいろはが初心者にもわかる、こちらのYoutubeビデオも紹介しておきます。

Ending

最後は、司会のKatharina Moserさんを労いつつJules Sentoreさんのライブ!!熱狂のうちに終了しました。

第1回 Inner Development Goals Summit 2022
会場の盛況とは裏腹にこちら日本時間で16時〜0時過ぎまでの長丁場。終了時はぐったりでした。
時間帯で唯一良かったのは、ストックホルムのお昼休みがちょうど19時くらいで夕食のタイミングとピッタリだったことでしょうか。

いずれにしても、私がここ最近読んでいた書籍の著者や興味の講演者が多く、世の中の潮流を感じられる貴重な体験だったと思います。
余裕があれば、ショートバージョンでサマリたいなと思いますが、それはまた別の機会に。

以上 IDGs Summit 2022 参加レポート全7回に渡ってお送りしました。
最後まで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました!

ポータルホームに戻る


この記事が参加している募集

振り返りnote

SDGsへの向き合い方

よろしければサポートお願いいたします!