見出し画像

【思考のお手本でした】 ”自分の当たり前”を疑う

私はかねてより、よく感じていたことがありました⬇️

外から見てると「こうしたら済む話なのに」と思うのに、
いざ当事者になってみると、なんだかうまく進まない💦

こういったことに応えてくれる書籍と出会うことができたので、
本日はご紹介したいと思います👆

今回の書籍

画像1

本日紹介したいのは、エマニュエルトッドさんが書かれた
「エマニュエルトッドの思考地図」という書籍です📖

なんとタイトルに本人の名前がついています
(「たけしの○○」ばりですw)

それだけ世界的に著名な方が書かれた書籍となります✨

エマニュエル・トッドは、フランスの歴史人口学者、家族人類学者である。人口統計による定量化と家族構造に基づく斬新な分析で知られる。フランス国立人口学研究所 に所属していたが、2017年に定年退職した。2002年の『帝国以後』は世界的なベストセラーとなった。

読み物としての感想

最初に申し上げるとこの本の難易度は、
個人的にはちょっと高めだと思います💦

理由は、

✅ 著者の歴史学者としての思考手順
✅ そもそも著者が考える思考とは

ということが中心に書かれていますので、
ちょっと抽象的でとらえにくいです😵

また具体例として挙げられているものが、
私にとって馴染みのない歴史のものでした😵‍💫

そのため、一般的に販売されている”読みやすいノウハウ本”を
期待されているとちょっと面食らうかもしれませんw

しかし、半生かけて歴史に携わりそのスキルを磨きまくってきた人の
”思考についての考え”は、
生きていてそうそう触れられるものではありません😊

なぜなら、こういった人が出版する書籍は、専門である歴史の本はあれど、思考というテーマでの本は非常にレアだからです✨

私はそういう期待をもっていたため、個人的には大満足でした🎉


この本をざっくりいうと

画像2

冒頭にご紹介した通り、著者は斬新な切り口で、
これまでの定説とされていた歴史の解釈を
大きく覆した存在として知られています💡

この本では、その斬新な切り口、解釈をどのように生み出したのか、
という思考プロセスを紹介しています📖

そのキーワードとなるのが「外在性」です👆


社会的なバイアスのデメリット

外在性の説明の前に、
まず著者は「アイデアが思いつかない理由」を大きく二つ指摘します⬇️

①インプットの量、深さが足りない
②社会的なバイアス

①はみなさんが想像がつくかと思うので割愛しますが、
以前、アイデアの出し方における記事を紹介しましたので、
もし興味があればご覧ください⬇️

重要なポイントだけをざっくりお伝えすると⬇️

✅ そもそもアイデアは、全くのゼロからは生み出されることはない
✅ 必ず、何か過去の情報を組み合わせなどを経て作られる
✅ 情報をなるべくインプットすること、しっかり試行錯誤することが重要


では②の社会的バイアスとはどういう意味でしょうか?

(バイアスってちょっと難しいですよね💦)

バイアスとは固定された価値観、考え方などをいいます🤔

私たちは、誰もが何らかのコミュニティに所属します。

それは家族であり、会社であり、住んでいる地域であり、
日本という国のことです。

それぞれのコミュニティには、いわゆる”当たり前”とされる
価値観が存在します👆

画像3

例えば、私の育った家では歯を磨くとき、洗面台の前で磨きます🪥
しかし、私の妻はリビングや台所など、歩きながら磨きます🪥

私からしたら、ありえないことです😵‍💫

そういった出来事に出会った時、最初こう言います。

「いや普通リビングじゃ歯磨かないから!」

この”普通”がいわゆるコミュニティ(私の家)の価値観であり、
”言わなくても当たり前のもの”(≒ 歯は洗面台で磨くもの)のことです。


しかし、新しい解釈を生み出さなければならないとき、
こういった当たり前は時に障壁になります。

自分が持つ”当たり前”を取り払わないと、
自分の価値観を超える発想を無意識のうちにはじいてしまうからです。

そこで、必要となってくる考え方が外在性です。


外在性とは

画像4

あるテーマを解釈しようとする時ほど、
自分のこれまでの価値観に縛られないことが
重要ということをご紹介しました。

そのためには、
自分の価値観以外に意識的に触れておくことが重要と著者は主張します。

それを外在性といいます。

では、外在性を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか。

具体的には、

✅ 物理的な移動(旅行)をする
✅ 想像的な移動(つまり妄想)でもよい
✅ 全く違うジャンルの本を読む

などをあげています⏫

テーマとは関係のない価値観に触れる経験を意識的に続けておくと、
これまでにない視点で、新たな解釈を生むことができるとのことです。


この書籍を読むことで、私がこれまで感じていた、
「外から見てると『こうしたら済む話なのに』と思うのに、
いざ当事者になってみると、なんだかうまく進まない現象」

これは、あるテーマを考えすぎて、
当たり前を疑うことができなくなってしまった状態と気づきました。

なので、うまく進めることが難しくなったんだなと思いました。


これからは、本気でテーマを考えながらも、
自分の当たり前を疑う視点をもつこと

そのために、意識的に自分が普段触れないジャンルの読書や
体験を重ねようと思いました。

みなさんもぜひ自分の当たり前を広げてみませんか?😇



最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️
もしこの記事が気に入っていただけたら、スキ・コメント・フォロー・サポートいただけるとうれしいです。

また、Twitterも運営しております。
おかげさまで3,000人のフォロワー様に支えていただいております🎉
記事アップのリマインダーとしてよろしければフォローお願いします。

普段は「30代会社員に向けた、実践的な仕事術、ノウハウやマインドセットをご紹介するブログ」として運営しております。
もしご興味がありましたら覗いてみてください。

現在までの記事一覧はサイトマップにまとめております。ご興味があればご覧ください。


この記事が参加している募集

スキしてみて

読書感想文

ここまで読んでいただきありがとうございます。これからもみなさんに役立つノウハウやマインドセットを記事化してご紹介させていただきたいと思います。いただいたサポートは超絶集中できるカフェでのコーヒー代に充てさせていただきます!何卒よろしくお願いいたします。