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ホン日のおすすめ:「こども六法」

実は、私の特技は「速読」。なので、数えてはいないけれど年間を通してそれなりの冊数は読み込んでいるつもりだ。もちろん、内容もちゃんと言えるしそれぞれ感想もある。

小説・指南書・実践本・ライトノベルに漫画。色々あるけれど、最近読んだ本の中で「あ、これいいなあ」と思ったものを一冊。それが『こども六法』。

ろっぽう

いわゆる「刑法」「刑事訴訟法」「少年法」「民法」「民事訴訟法」「日本国憲法」「いじめ防止対策推進法」を、こどもが理解しやすい文章で、わかりやすく説明している。

こういった法律を学ぼうとすると、よほど強い意志でもない限り、9割以上は挫折する。皆さんはどうでした? 少なくても私はそうでした――が、同じ勉強するにしても、知識がなければ子供も大人も関係ないわけだし、わかりやすく書いてあるのなら、活用できないかと。それで本屋で見かけて立ち読みしたところ、これが本当に分かりやすい!早速購入してじっくり読んでみた。

ニュースを見ていると「え、なんでこんな判決!?」と思うことがある。そういうものがわかりやすく説明してあるし、現行の法律のままだと何が問題で、何を考えていかなくてはいけないのかなど、嫌厭しがちの時事問題の見方が変わってくる本だ。自分の知識がなかったことが恥ずかしい。怒るところ、そこじゃなかったんだみたいな。勉強になる。いや、それに気が付けたことがありがたい。

個人的には、民法と民事訴訟法のターンが興味深かった。

職業的に法律に携わることもあるので勉強する機会も多いが、ぜひとも他の国内法についても、こういった本は出していただきたいと思う。

そして、子供にもたくさん読んでほしい。ちなみに現在は、うちの息子(小3)が興味を持って読んでいる。


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