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「全員騙されてスッキリちゃう神ループ」=「連続ドラマにしかできない独自の醍醐味」の式が成立しただけで私は幸せです(「コンフィデンスマンJP」最終話レビュー)
古沢良太×フジテレビ月9。主演は長澤まさみ。そんな前評判から最高の期待値で観ました「コンフィデンスマンJP」。第一話から今回まで、各話レビューを逐一重ねてきた私だから持てる独自の視点で、この最終回を
語りません!!!!!!!
語りませんとも。私もみんなも、心はただ一つ。
「エピソード0じゃねえか、すげええええええええええええ!!!!!」
超絶構成美!これに尽きる!
ここまで9話見てきた私
ラブソングは何故いつもスポ根ソングにもなり得るのか、それがまだ分からない(「コンフィデンスマンJP」第9話レビュー)
舞台経験を積んだ小池徹平の、恐るべき顔筋レベルの向上が印象的な第9話。典型的「可愛い系」俳優を全力の顔筋でぶち破る姿は、型にはまった美人女優像を破り飛ばすダー子・長澤まさみとリンクする。「グレてしまったヤンキー」を仲間にしようとするダー子のラッパー演技、あれは遺跡編を凌ぐトンデモ演出だったと思う。対する小池徹平、美しき顔面を全力で壊して作り上げる「正確悪すぎるワンマンIT社長」感が素晴らしかった。
もっとみる映画のような逆転劇の連続で、回答不在の「家族とは何か」に少しだけ近づく姿勢が好き(「コンフィデンスマンJP」第7話レビュー)
まるで上質な映画を一本見終えた後のような充実感、満足感、そして結末の爽快感。これ本当にドラマ尺でやったの?と二度目を見終えた今も信じられない。「ALWAYS 三丁目の夕日」の脚本家として、どんな「家族編」を描くのかと期待も高まってはいたが、ここまで纏めてくるとは思わなかった。45分のコメディドラマ、しかもほとんど蓄積なしの一話完結なのに泣きそうになってる自分が若干悔しい。
別の回や他のドラマとの
荒唐無稽な演出で笑いを生みつつも、ストーリー展開の緻密さで納得感を生み出すバランス感覚(「コンフィデンスマンJP」第6話レビュー)
何となく、今までよりあっさり薄味?と初見で感じたのは、最終顛末が「心の動き」に集約されていたからかも知れない。「繊細な心の動きなんて要らないから、ド派手な展開を!」というこの作品への私の期待値に対して、小さな裏切りがあったからこそ若干拍子抜けしたのだと思う。でもその感覚も悪くない。
ターゲット騙しのポイントを一貫して「名誉で落とす」でゴリゴリと進める中、最終的には「一心に追い求める行為そのもの」
「医療モノをやると本当に視聴率が上がるのか?」の答え合わせと、山田孝之の無駄遣いの奥に潜むリアリティ(「コンフィデンスマンJP」第5話レビュー)
ラストの山田孝之で全部持っていかれたわ!という意見が多々、第5話。NHKの愛され新キャラ、チコちゃんの如く「ボーっと見てんじゃねえよ!」と喝、なんて入れません。
むしろ大いに賛同。全部持ってくに足るだけのインパクトとチョイ役さであった。一体どんな指示を受けたらこの貼り付けた笑みとほっそい目の演技になるのか、誰か是非教えていただきたい。しかし「山田孝之のカンヌ映画祭」に続いて長澤まさみと山田孝之の
「大衆ジャパニーズが思っているであろ、芸能界ってこんな感じ☆」の忠実な再現を素直な気持ちで面白がるべし(「コンフィデンスマンJP」第4話レビュー)
芸能業界のメタ視点による細かなネタが大胆に散りばめられた第4話!この回私は大好き!何より佐野史郎、最高に気持ち悪くて最高に面白い。まさに劇薬。ぶっ飛んでました。
今回は好きなネタをつまみつまみご紹介し好き放題に語らせていただきましょう。ネタ元の正確不正確は問わずでよろしくどうぞ。
佐野史郎演じる俵屋勤のプロフィールタイムから笑かせにきている。俵屋学生時代の演劇シーン。
お母さん!僕は今!この
「1話完結ドラマ」と聞いて定型パターン進行を見つけなきゃいけない病気に罹っていませんか。(「コンフィデンスマンJP」第3話レビュー)
あれ…?ボクちゃん用の種明かし、なかったね…?
第2話見て「Ohこれはターゲットと同時にボクちゃんをも騙す。そうゆうドラマですね、なるほどよーくわかりましたGot it!」と抜かしていたあなた。「今回もボクちゃんは可哀想なオチでした。やはりね。」とかしらじらしらじらと言ってんじゃねえよ。ま・ち・が・い・ですヨ?たっさん、たっさん、まちがいデスネ?オェーェとなります。アハハ!それにしてもダー子(長
共感ブラボーな時代に「非・共感」を徹底してくるスタンスとほうれい線に一票(「コンフィデンスマンJP」第2話レビュー)
ほうれい線が濃い。
謎の若女将風ツアーコンダクターから始まる長澤まさみの扮装劇。よくもまあこれだけ声色まで変えてほうれい線の濃さまで整えられるものだと感心する。次のシーンではつやつやのダー子ちゃんがきちんとカミングバック。はちきれそうな肌のハリ、「モテキ」の頃から全然衰えてないやん…と今度は完全感服。
エピソードの刺激性が第1話よりも大人しくなってしまったのと、(30分違うのだから当たり前だが
「美女が詐欺師=ハニトラ」と思ってるお前は愚だ!長澤まさみに生まれてみたい人生だったと思わせる、魅力の宝箱ドラマ!(「コンフィデンスマンJP」第1話レビュー)
「生まれ変わったら何になりたい?」という愚問を投げかけてくる輩が定期的に発生する。定期的に発生する場所はテレビや雑誌の中だけなので、一般ピーポーの私に投げかけられることは超少ないのだが、それでも何かあった時のために常備アンサーとしてLADY GAGAを用意している。だが、長澤まさみも悪くない。ってゆーかめっちゃあり。そんなことを思わせられた「コンフィデンスマンJP」第1話。ついていきますフジテレビ
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