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嫌なことが起きたら

嫌なことが起きたらどうする?


あなたは日常で嫌なことが起きていますか?

おそらく、一日をすべてポジティブな感情で過ごすことは想像もつかないと思います。

毎日、程度の差こそあれ、嫌なことは毎日起きるものです。

重要なのは、嫌なこと(=ネガティブな感情を想起させるもの)を排除しようとするのでなく、
長期的に見て幸せでいられるように、ネガティブな感情との付き合い方を変えることです。

今回は、嫌なことが起きたときに取るべき態度について考察していきます。


闘争逃走反応


ネガティブな感情を感じるとき、その出来事に対して、
戦うか逃げるかという選択を選んでしまいがちです。

これは心理学で「闘争逃走反応(Fight or Flight)」と呼ばれる反応で、
哺乳類の基本的な行動パターンです。

脅威に対して戦うか逃げるか、瞬時に判断することで生存確率を上げることができます。

しかし、現代で人間が常に闘争逃走反応でネガティブな感情に対処するのはお勧めできません。

もちろん、物理的に生存の脅かされているときには有効です。
戦うか逃げるかして生き残りましょう。

ただし、日常生活で起きるネガティブな感情は、直接的な命の危険がないものが多いと思います。

例えば、
「朝起きて、学校や仕事に行くのが嫌だな」
「上司の言いなりで会社のために働くのが嫌だな」
「満員電車で臭い頭をかぐのが嫌だな」

など、どれも命の危険はないものばかりです。

命の危険がないなら、いったん落ち着いて、
自分自身を客観的に見てみましょう。

「自分は今、なぜ、嫌だと感じるのだろう」
「何が気に入らないのだろう」
「どうすれば気分が良くなるのだろう」
「どんな生活が理想なのだろう」

道を示してくれる


ネガティブな感情は自分を気づかせてくれるサインです。

幸せでいるためには、自分が何が好きか、何に対して嫌な気持ちを持つか
どんな生活が理想か。など、
自分について知っている必要があります。

自分についてより深く知り、理想の生活を築いていくためには、
良い気分で過ごせる出来事だけでなく、嫌な気分を感じる出来事も多く起きてきます。

自分について知るためには、嫌な出来事が起きる必要があります。

その出来事がなければ気づけなかった自分に気づくことができます。
そして、内省して行動を変えていくことで、より理想に近づきます。

このように考えると嫌な出来事が起きたことに感謝することができます。
起きないより、起きたほうよかったと思えるようになります。

その出来事がなければ自分の一部について、知らないままでしたから、
今気づけて良かった。変えるきっかけが起きたことに感謝することでしょう。

例えるなら、車で高速道路を使い遠出するとき、その手前の一般道でパンクしてしまったとします。

その一瞬は「パンクして最悪」などと思うかもしれませんが、
冷静に考えると「高速に乗る前でよかった」と思うと思います。

一般道でパンクしたことで、タイヤの状況を早めに気づき対策ができたことで、より大きな事故につながる可能性を回避できたわけですから。


人間の感情も、この車と同じで、
嫌な気分を感じる出来事があるたび、内省して行動を変えていくと、
それと同じ出来事によるネガティブな感情は想起されなくなります。

また別の嫌な出来事は起きると思いますが、一つ一つ対処していくと数は減っていくでしょう。

重要なのは嫌な出来事が起きた時、ひとつづつ丁寧にに対処していくことです。
パンクした状態で走り続けると、ホイールを痛めることになり、
より危険で、修理するのも大変です。

小さなことでも嫌な気分になったら、丁寧に対処することが重要です。
放置(見て見ぬふり・我慢)すれば、より強力な嫌な出来事として目の前に現れることになります。
これは、あなたが気付いて、行動を改善するまで続きます。

ちょっとした嫌なことでも気づくようにしましょう。
例えば、

早起きするのが嫌
→時間に縛られない自由な仕事をする

など、より自分らしくいられる選択をしましょう。

嫌な出来事によって、理想(目指す方向)を見つけることができます。

嫌な出来事とはつまり、「こっちじゃないよ」と教えてくれる存在なのです。
そう考えると感謝できますね。


パワーを意識する


さて、嫌な出来事との付き合い方が分かったところで、
次は、目指す方向への歩き方です。

目指す方向はパワーの方向です。
(パワーとは、充足感に満ちたポジティブな意識状態です。
以前こちらの記事で書いてます。「二種類のモチベーション」)

ネガティブな感情をきっかけに、目指す方向が分かったら、
パワーの方向を目指しましょう。

冷静に考えると、嫌なことに気づくほど余裕のある生活があるわけですから、
その幸せを感じ、周りにもその幸せが伝わるような行動をしましょう。

例えば、時間に縛られない仕事をするなら、お客さんに対してパワーの意識状態を伝えられるような活動をしましょう。

そうすれば楽しめて、結果もついてきて、より大きな幸せを与えられる好循環に入ります。

すぐに成果が出るかはわかりませんが、成果が出るまでのタイムラグとして、過程を楽しむことができます。

そのように生活していくと、自分が嫌だと思っていたことは、意外と嫌でないと感じるかもしれません。

「早起きが嫌なのではなくて、他人の都合で振り回されている感じが嫌なんだ。」と気づいたりします。

これも自分について知るために重要な気づきです。

物事には両面ありますから、嫌だと思っていた事も、
ただ自分がネガティブな面にばかり意識を向けていただけだと気づきます。

早起きしさえすれば、慣れた人たちと慣れた仕事をすることができたのかもしれません。(コンフォートゾーン)

このように、内省を習慣づけると自分を客観的にみる「メタ認知」が育ち、メンタルが健康になります。

些細なことで感情が振り回されないようになります。
すると、自分が好きなことに気付くのも、より簡単になります。

パワーの好循環を回していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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よろしくお願いします!



参考

『パワーかフォースか』

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