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感動本「本日は、お日柄もよく」。広告やコピーを実際に当てはめて読んだら楽しい。

「本日は、お日柄もよく」(原田マハ著)を読みました。

ほんとうに感動の嵐。

ひょんなことからスピーチライターを目指す平凡なOLが主人公で、自然なんだけど、ドラマチックに人生の方向転換し、成長します。いろんな場面に、政治、企業ブランディング、コピー、恋愛模様など盛りだくさん。

政治は、思いっきり、自民党と民進党がモデルだと思われ、「政権交代」といった内容も盛り込まれています。「郵政民営化」も出てきたな〜。

政治が絡むからむずかしいと思われるかもしれませんが、そんなことは一切なく、たいていのひとが、じぶんたちが暮らしていた過去の生活と連動しているので、すんなりと理解しつつ、「あ〜、あの時代のことだな」と思い出しつつ、読めます。

小説が苦手なわたしも楽しく読めました。

ズシッと、こころに響くところが何箇所もありました。
ホロリと涙したところもいっぱい(←マジですw)。

読後感、ハンパなくハッピー♡になれます。
超オススメ♬

広告業界満載のネタで、裏読みのお楽しみ。

ちなみに、たぶん一般のかたでも、「それ、博報堂やん、電通やん」とネーミングをもじってあることに気づくかと思いますw。

わたしは、広告業界や実際のコピーなどに当てはめて楽しんでました。

伝説のスピーチライターの久美さんは、尊敬するコピーライター児島令子さんを当てはめて読みました。
他の若手コピーライターも、実際の電通のコピーライターさん、あの方ぴったりかも〜w(一方的に名前知ってるかたで、あくまでイメージです)だったり、博報堂を辞めて独立されたコピーライターさんとか。。。 そんな感じに当てはめて読むと、むちゃくちゃ楽しい。

ちょっとヒントを書くと、電通のコピーライターさんは、最近本を出版されました。(近々買う予定。あ。勝手にイメージを当てはめているだけで、背景とか経歴とかぜんぜん関係ないですよ。)

政治の話部分の「チェンジ」やトウタカ製菓の80周年ブランディングのキャッチコピーのキーワード「『チェンジ』は『チャンス』」ってのもTOYOTAカローラの山本高史さんのコピー「変われるって、ドキドキ。」とか当てはめて楽しんでました〜。

おそらく作家さんの参考にしたモチーフは、間違っていないと思いますよ〜。

「コピーって、新しい価値観を生み出す」って言われるのも実感する学びの小説でもありました。
わたしもコピーづくり、こころに響くことば、もっともっと精進します。

とても良い本に出会えて、しあわせです。

プランナー、コピーライター。生活者に寄り添い、ファンをベースとしたプランニング、広報支援致します。2017年加西市制50周年キャッチコピーに選ばれました。「ともに創り、ともに育む。」さとなおオープンラボ関西二期生。広告・カフェ・北欧・紙モノ♡地域遊びとローカルメディアも挑戦中!