吉澤 馨

不定期更新になります。

吉澤 馨

不定期更新になります。

記事一覧

固定された記事

職務経歴書はどう書けばいいのか

職務経歴書は読まれていない。なぜなら企業の元に届く職務経歴書の数は膨大で、1ヶ月に数百通を超える書類の隅々まで、書類選考担当者は目を通せないからだ。結果、目にと…

吉澤 馨
3週間前
12

『雇用の未来』を読んで考えた、雇用の未来

近年、「日本の終身雇用制度は崩壊した」とか「メンバーシップ型からジョブ型の雇用に切り替えよう」とか「年功序列はやめて、成果主義や能力主義にしよう」といったことが…

吉澤 馨
11か月前
6

毎日

おはようございます。きょうも書いていきます。 この数日、きょうを待っていた。noteの毎日更新をつづけて、365日目を迎える。そしてきょうをもって、一度、毎日の更新を…

吉澤 馨
4年前
16

なぜとなに

おはようございます。きょうも書いていきます。 この土日に先日紹介した『Insight』を読み進めた。いつも本を読むときは、一日に数ページとしているが、今回はそうもいか…

吉澤 馨
4年前
3

働き方

おはようございます。きょうも書いていきます。 働き方改革が、走っている。長時間労働を減らし、雇用格差をなくし、働ける人を増やす。副業やリモートワークが推進される…

吉澤 馨
4年前
5

おはようございます、という時間でもないですが、きょうも書いていきます。 鳥になると癒されますよとアドバイスされたことがある。そのときはあまりピンと来なかったが、…

吉澤 馨
4年前
4

一語

おはようございます。きょうも書いていきます。 海外から移り住んだ友人とひさしぶりに会って、来日した当初よりも日本語が拙くなったことに寂しさを感じる。こちらで気の…

吉澤 馨
4年前
1

体験

おはようございます。きょうも書いていきます。 昨晩、人と話してよいことを聞いた。曰く、知識があって、体験して、体現できるという。これがリズミカルな感じもして、気…

吉澤 馨
4年前
6

奪われる

おはようございます。きょうも書いていきます。 仕事をしていると「仕組み化」や「数値化」「可視化」といった言葉をよく聞く。これはある仕事を誰かにしかできない状態か…

吉澤 馨
4年前
5

ヨガは人

おはようございます。きょうも書いていきます。 文は人なり、という言葉がある。フランスの博物学者ビュフォンの言葉だそうだ。その意味は、文章はその人自身を表わす、と…

吉澤 馨
4年前
3

採用で大事なこと

おはようございます。きょうも書いていきます。 週末ひさしぶりに採用イベントに出たので、備忘(棚卸し)も兼ねて、僕が採用で大事にしていることを書いておく。 まず前…

吉澤 馨
4年前
3

なんとなく

おはようございます。きょうも書いていきます。 十数年前にブログが登場して、人々が思い思いの心情を書いて、遠くにいる人が、涙した。やがて世界は近くなって(それは情…

吉澤 馨
4年前
5

つなぐカウンセラー

おはようございます。きょうも書いていきます。 カウンセリングやカウンセラーという言葉を聞くと、どんなイメージを持つだろうか。白衣(もしくは白っぽい服)を着て、依…

吉澤 馨
4年前
6

言葉に仕う

おはようございます。きょうも書いていきます。 会社やチームで理念を浸透させるとき、言葉を考える。固い表現がいい、柔らかい表現がいい。具体的がいい、抽象的がいい。…

吉澤 馨
4年前
3

矛盾の一冊

おはようございます。きょうも書いていきます。 最近、「頭(思考能力)に問題がある」というよりも「心に問題がある」と感じる機会が多くなった。これは頭の問題ではなく…

吉澤 馨
4年前
1

差分

おはようございます。きょうも書いていきます。 僕は定期的に1on1というのをやってもらっていて、それは本当に感謝に尽きるというか、毎回なんでこんなに(してくれるのだ…

吉澤 馨
4年前
7
固定された記事

職務経歴書はどう書けばいいのか

職務経歴書は読まれていない。なぜなら企業の元に届く職務経歴書の数は膨大で、1ヶ月に数百通を超える書類の隅々まで、書類選考担当者は目を通せないからだ。結果、目にとまる箇所だけを読み、通過/不通過の判断をしていかざるをえない。 このnoteの目的は、書類選考を通過する職務経歴書を書けるようになることだ。限られた時間の中で書類選考担当者の目につく職務経歴書はどう書けばいいのか。その鍵は職務経歴書にまつわる誤解にある。ここではその誤解を解いていく。 書類選考が通らずに困っている方

『雇用の未来』を読んで考えた、雇用の未来

近年、「日本の終身雇用制度は崩壊した」とか「メンバーシップ型からジョブ型の雇用に切り替えよう」とか「年功序列はやめて、成果主義や能力主義にしよう」といったことが言われ、やれスキルを身につけようとか、やれ副業をしようといった繰り言を目にするようになった。 その原因については言及しない。単に、1980年代にアメリカで起きたことが40年遅れで日本にやってきた、くらいの理解に留めておいて十分だと私は思っている。今の日本と同じことが、昔アメリカで起きていた。 『雇用の未来』という本

毎日

おはようございます。きょうも書いていきます。 この数日、きょうを待っていた。noteの毎日更新をつづけて、365日目を迎える。そしてきょうをもって、一度、毎日の更新を止めようと思う。 思えばこの更新は、過去への贖罪を含んでいた。いつか書いたが、社会人一年目のとき、毎日コピーを書けという先輩の教えに背き、その罰を試験で食らった自分への贖罪であった。 一年書くとどうなるのか、というのを、知りたかった。結果として、特に変わったことはない。きょうも過ぎるし、あしたも平然と過ぎて

なぜとなに

おはようございます。きょうも書いていきます。 この土日に先日紹介した『Insight』を読み進めた。いつも本を読むときは、一日に数ページとしているが、今回はそうもいかず、どんどん頁を捲ることになった。そのくらい深刻で、気づきが多かった。 僕は「なぜ」を自分に問いかけることが多い。「なぜ自分はこうしたのだろう?」「なぜ自分はそう思うのだろう?」それが自分にとって有益な問いであると信じて疑わなかった。しかし本書ではそれを推奨しない。自分に問いかけるべき問いは、「なに」である。

働き方

おはようございます。きょうも書いていきます。 働き方改革が、走っている。長時間労働を減らし、雇用格差をなくし、働ける人を増やす。副業やリモートワークが推進されるなど、働き手にとっては有り難いが、大きく見落としている点がないだろうか。働き方を変えることが、労働力の向上につながるのか、という疑問である。 無論、型、形から入ることには賛成だ。しかし、いくつかの日本企業で働いてきた身として、労働力や生産性の向上と働き方の変革に、因果関係は無いのではないかという疑いを持つ。なぜなら

おはようございます、という時間でもないですが、きょうも書いていきます。 鳥になると癒されますよとアドバイスされたことがある。そのときはあまりピンと来なかったが、いまはわりとしっくりくる。鳥でなくても、誰かになると癒されるのだ。 はじめはストレス解消のようなものかと思っていた。自分ではない誰かになって、自分らしくない振る舞いをすることは、日々の抑圧から解放される、儀式のようなものに思える。たしかに僕らは普段からさまざまな場所で少しずつ役柄を変えて、生活している。SNSのアカ

一語

おはようございます。きょうも書いていきます。 海外から移り住んだ友人とひさしぶりに会って、来日した当初よりも日本語が拙くなったことに寂しさを感じる。こちらで気の合う同郷の士でもできたのだろうか。 言葉は入れかわっている。毎日ほんの少しずつ覚え、少しずつ忘れている。周囲の言語に合わさっていくのだ。もちろんそれは自然の成り行きである。 外国語というと僕らはその変化を微細に感じることができる。しかしそうではない言葉、たとえば、親から子どもへの言葉、教師から生徒への言葉、強くな

体験

おはようございます。きょうも書いていきます。 昨晩、人と話してよいことを聞いた。曰く、知識があって、体験して、体現できるという。これがリズミカルな感じもして、気に入った。このことについて考える。 体験は知識の反対にある。知識は計画的で合理的で意図的で能動的である。体験は突発的で非条理で受動的である。なので知識があっても体験がかなわず、体現まで辿りつかない場合が多いのである。これはなんとなく想像しやすいのではないか。自身を動かす強烈な体験というのは、いつも予定調和の外側から

奪われる

おはようございます。きょうも書いていきます。 仕事をしていると「仕組み化」や「数値化」「可視化」といった言葉をよく聞く。これはある仕事を誰かにしかできない状態から、誰にでもできる状態を目指すために提唱されているのだと理解している。そしてお約束といっていいほどその動きに「人にしかできない仕事があるよ。」といった反対意見をぶつけてくる人がいる。 僕はこの「人にしかできない仕事がある」ことには賛成だ。将来的にどうなるかはわからないが、いまは確実にあると言えるだろう。しかし一方で

ヨガは人

おはようございます。きょうも書いていきます。 文は人なり、という言葉がある。フランスの博物学者ビュフォンの言葉だそうだ。その意味は、文章はその人自身を表わす、というものである。文章に限らず、人の発言や行動のひとつひとつは、その人自身を構成している。 ヨガをやっていると、ヨガも人なりと思うことがしばしばある。人や場所によって全くといっていいほど、考え方や教え方に違いがあるのだ。 街を歩いていると、「ホットヨガ」と大きく書かれた看板を見かけることがある。世間ではヨガ=暑いと

採用で大事なこと

おはようございます。きょうも書いていきます。 週末ひさしぶりに採用イベントに出たので、備忘(棚卸し)も兼ねて、僕が採用で大事にしていることを書いておく。 まず前提として、採用イベントに来ている学生や社会人は、会社を探しているのではなく、キャリア(もっと広くいえば人生や生きかた)を考えに来ている。もし「会社を探しに来ました」という人がいても、それは手段であって、実際は結果として、よい人生をおくりたいと考えるだろう。 採用担当がすべきことは、自社を売りこむのではなく、相談に

なんとなく

おはようございます。きょうも書いていきます。 十数年前にブログが登場して、人々が思い思いの心情を書いて、遠くにいる人が、涙した。やがて世界は近くなって(それは情報量的にも、物理的にも。)、動画で知ることができたり、実際に会うのが容易になった。いまや心情を共有するという行為はあたりまえで、社会全体がお悩み相談室のようになっている。しかしながらちゃんと喋れている人は、ほとんどいない。 たまに演劇を観に行ったりすると、よくわからないけど泣く、ということがある。話の筋が、役者の演

つなぐカウンセラー

おはようございます。きょうも書いていきます。 カウンセリングやカウンセラーという言葉を聞くと、どんなイメージを持つだろうか。白衣(もしくは白っぽい服)を着て、依頼者を表情の少ない部屋に招き入れ、笑みを浮かべながらメトロノームのように頷く。そんな姿を想像してみてほしい。 話す内容は繊細である。具体例をあげるのは躊躇われるが、まぁそういった悩みを嫌な顔ひとつせず(といって嬉しそうな顔でもない)聞いてくれる、神父のような存在だ。秘密は当然のごとく守られる。 以前に、その常識を

言葉に仕う

おはようございます。きょうも書いていきます。 会社やチームで理念を浸透させるとき、言葉を考える。固い表現がいい、柔らかい表現がいい。具体的がいい、抽象的がいい。誰にでもわかる言葉にしよう。そこに様々な目論見、企て、願いがこめられることになる。ただ一つ言えるのは、言葉は使われないと価値を持たない、ということだ。 それでは、言葉が使われるとは、なんだろうか。たとえば読経のように、毎日繰り返し、延々と読み上げる、これは立派な使われるであろう。居酒屋のトイレに貼られた紙に書かれて

矛盾の一冊

おはようございます。きょうも書いていきます。 最近、「頭(思考能力)に問題がある」というよりも「心に問題がある」と感じる機会が多くなった。これは頭の問題ではなくて心の問題だな、とかそういった類の感想を持つのである。それで、佐渡島さんのnoteで薦められていた『insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』という本を読みはじめた。 まずはじめに、僕はこの本が薦められた数週間前、この本は僕には「必要ない」と思っていた。なぜなら僕

差分

おはようございます。きょうも書いていきます。 僕は定期的に1on1というのをやってもらっていて、それは本当に感謝に尽きるというか、毎回なんでこんなに(してくれるのだろう)、と思うくらい有難いことなのだけれど、それを今度はなるべく誰かほかの人につなぎたい、と考えている。 それで日々の心がけとして、「1on1」と銘打ってなくても、相手に話してもらう、というのを態度として覚えておくようにしている。(ちなみにこれは仕事だと割とうまくいくが、私生活に近づくにつれ下手になる、というの