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41歳、人生の再生が始まった矢先に稽留流産:その①

私が双極性障害と診断されてから、
なぜかパートナーが再び欲しい!と思い、
登録をしてみて、なかなかピンとくる人に出会わず、
それでも諦めずに会い続けていたら、
今の旦那さんと出会って結婚までいった奇跡。

仕事もできてなくて、中年に差し掛かる自分を
誰が受け止めてくれるねん。
と思っていたけど、

まさかすんなり受け入れてくれて、
今までの誰よりも優しくて誠実な人と出会うなんて。
これも人生のまサカの仕業である。

そんな彼と結婚を視野に入れて付き合い、
すぐ同棲を開始し、少し落ち着いた去年末に

「子どもどうする?」問題について話し合った。

というのもお互いもう40代。
私が今妊娠したとしても生まれるのは42歳になってから。
産婦人科の先生にも欲しいなら今すぐ妊活を!
と言われたのもあって、

そもそも本当に欲しいのか。
世間軸になってないか。
今の日本の社会で楽しく育てられるのか?
私が仕事をしていないのに都会で
暮らしていけるのか?

等など、本能としては挑戦してみたかったものの、
経済や体力に自信がまるでないので
その辺の不安を出し合ってみた。

私は28歳の時に前の結婚で一度妊娠したことがあって、
その時ちょうど3ヶ月に入ろうかという頃に
赤ちゃんの異常がエコーで見つかり、
恐らく染色体異常だからこのままでも上手く育たないだろう。

と宣告され、手術できるギリギリの時期だった為、
1週間死ぬほど悩んだ挙句、諦めた経験があった。
正直その時の手術も含めて辛い経験だったので
あまり記憶がない。

だから子供は欲しいけど、妊娠はもっと怖い。
離婚もしているし今世ではもう子供とは縁がないのだろう。

そんな想いを長年抱いていたけど、
やっぱり人生はまさかの連続。
人との縁で気持ちや価値観も変わっていく。

過去のトラウマの蓋が次々に開いて
泣きながら話し合った後、

「それでもこの人と子供のいる人生に挑戦してみたい」

そこに理由もあまりなくて、
本当は欲しかったんだな、と本音に気付いた時でもあった。

そして今年に入ってすぐ妊活を開始。
これまたまさかのすぐに妊娠をした。

あまりに出会いから同棲、結婚、そして
妊娠までの展開が早くて、
嬉しさよりも混乱と過去の経験からの不安に襲われる日々だった。

またダメだったらどうしよう。。。
そんな不安に襲われながら6週目頃、
1回目の検診がやっと受ける時期になって
検査をしたら、
小さいながらもポクポクポクと素早く動くモノが見えて、
じんわりと心と目頭がジュわっと熱くなった。

そして今度は2週間後にという事で、
ふわふわと不思議な気分で病院を後にした。

その②につづく⇒

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