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16 「企画」に必要な「情報」VOL.04

文頭でお断りしておきます。10,000文字ぐらいの読み物です。売れる企画の技術習得は武道の黒帯取得のような話。本気で「売れる企画を立てたい」「売れる商品を作りたい」と思っていない人が、軽い気持ちで読んで、冗談半分でやって、事故をしたり、怪我をしたりしないように有料マガジンにしてあります。内容も本気でやらないと身につかない「売れる企画の技術習得内容」なので、軽くありません。

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前回 15話 「企画」に必要な「情報」VOL.03 
○ Section-39〜Section-41 より

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● Chapter-04「企画」に必要な「情報」

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Section-42「ニーズをつかむと必ず売れる」


「ニーズ」という概念はマーケティングや企画においては決定的な要因になります。幸いなことに「ニーズ」という言葉を知らないというビジネスマンはいないだろうし、こんな投稿を読むのは企画関係者だけだろうから安心してニーズについて説明をします。

さて・・・ 20年ほど前、2,000年ごろになるまで、私のところに「話をきかせて欲しい」とか「セミナーを受講したい」といった依頼をしてくる会社は「老舗企業」といわれる企業が中心でした。「時代の進化が早すぎて追いつけないので立て直しを・・・」というご依頼。

それが、2,005年ごろから流れが変わってきました。どちらかというと「新市場に参入しているベンチャー系の若い経営者」が増えていったのです。伸びている市場で、市場に合った商品・サービスを提供しているベンチャー系の小規模企業の経営者。

そういう人たちが「加納さんの話は泥臭い。けれど、その話を聞かなければ、私たちが知らずにいると落とし穴にハマってしまうので、とても勉強になります。」ヘンに面白がってお声がけをしてこられるようになりました。そういう経営者はみなさんカンが良い。

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思うのですが、成長する会社は経営者が素晴らしいのです。良い経営者は商才があります。意味不明な巻き込み力がある・負けず嫌い・折れない心がある・人を魅了できる・コンプライアンスが守れる。会社の要といえばやはり経営者で特に社長が大事です。

社長だけは代役が本当にきかないからです。ただし、社長がどんな天才であっても一人では大きなことは成し遂げられません。経営メンバーの役割が、しっかりと分担されていて、お互いの欠点を補い合い、良いチームになっている会社は非常に強いのです。

スタートアップの最初から強いということは稀で、入れ替わりながら、あとから入ってくる人の方が優秀。そんな会社がますます成長します。成長企業の人がよく言う「今、自分が受けたら内定しないだろう」と真剣に言っている会社は、かなり伸びているのです。

共通して言えることは「お金の使い方」が非常にシビアで上手なのです。伸びている会社ほど「事務所が地味」で、しっかり掃除が行き届いていたりするのです。そして、そういう会社の経営者ほど「ニーズの探し出し」が上手な人たちばかりなのです。


そして、こういう若い経営者の方々は、みなさん同じことをおっしゃいます。「多くのユーザーが欲しがるものを作って、欲しがっているところに持っていくと売れてしまいます。だから、ニーズを探しだすことこそ重要なのです。」ほぼ全員が同じことを言います。

勉強会の合間に、経営者や経営幹部の人たちと一緒に食事に行った時でも「ニーズ探し」を怠らない。その様子を見ていると「ニーズのハンティング(ニーズの探し出し)」だけしていれば、経営は上手くいってしまうと割り切れてしまう感じがしてくるほどです。

どの経営者も「私の仕事はニーズ探しです。そうすれば作る商品が売れてしまいます。売れてしまう商品を作ればラクに売れます。それなのにビジネスセンスがない人たちはニーズ探しに力を入れない。ニーズ探しをしていない。口ではニーズ、ニーズと言うのに。」とおっしゃる。

ニーズについては、学者の方々が言うように、議論することもある程度は必要なのだろうと思いますが、ビジネスマンは「行動のアウトプット量」こそが評価されるべき能力です。経営者も企画担当者も「ニーズ探し」をしなければならないということになります。

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