考える順序

公立小学校の教師です。 授業や日常生活の中の「頭の使い方」や「考える順序」を一つひとつ…

考える順序

公立小学校の教師です。 授業や日常生活の中の「頭の使い方」や「考える順序」を一つひとつ言語化できたら面白いかもしれないと思っています。

最近の記事

#11 私の所見の書き方

小学校で教師をしています。 今の時期は所見シーズンかと思います。色々な所見の文例集や、「このポイントを押さえれば所見は書ける」といったサイトもたくさんあるので、 わざわざ紹介するまでもないかもしれませんが、「私なりの所見の書き方」を今回紹介してみたいと思います。 (子どもの個人情報などもあるので、文例などではなく、あくまで「所見を書く時の考え方」についてお話したいと思います。) 私が所見を書く時に、意識しているのはシンプルに次の二つです。 ということです。具体的に説

    • #10 まいごのかぎ(全9時間)こうやって進めてみました

      先日#7、#8で光村図書 国語(3年)「まいごのかぎ」の考察と教材研究について紹介しました。 今週「まいごのかぎ」の授業が全て終わりました。 3年前に授業をやった時よりも様々な発見があったので今回、全9時間の学習の流れを一通り紹介してみたいと思います。(※当初は6時間扱いの計画でしたが、子どもたちの興味や、考えていきたい問いがやっていく度に深まり、最終的に9時間になってしまいました。) まず、9時間の学習計画を紹介する前に、当初、この教材を学習するにあたって以下のことをみ

      • #9 総合的な学習の時間における「自己の更新」

        小学校で教師をやっています。 授業や日々の生活の中で考えていることをnoteで紹介しています。 先日、オンラインの生活・総合の学習会に参加して学んだことを、今回紹介したいと思います。 (F会の先生方いつもありがとうございます。) その日は総合的な学習の時間における「見通し」「自己調整」「自己の更新」ということがテーマでした。 中央教育審議会答申などでも「自己調整」についてふれられていますが、 改めて「自己を更新するって何だろう?」と自分の中で考えるよいきっかけになりまし

        • #7、#8の「まいごのかぎ」(斉藤倫さん)つながりで今「どろぼうのどろぼん」を読んでいます。 とにかく心地よい比喩のオンパレードで、読んでいて楽しいです! 夏の読書におすすめの一冊です!😄

        #11 私の所見の書き方

        • #10 まいごのかぎ(全9時間)こうやって進めてみました

        • #9 総合的な学習の時間における「自己の更新」

        • #7、#8の「まいごのかぎ」(斉藤倫さん)つながりで今「どろぼうのどろぼん」を読んでいます。 とにかく心地よい比喩のオンパレードで、読んでいて楽しいです! 夏の読書におすすめの一冊です!😄

          #8 まいごのかぎの教材研究

          前回に続き、研究授業をした「まいごのかぎ」について書きたいと思います。 前回#7で紹介できなかったことを補足して紹介してみようと思います。 まいごのかぎに限らず、私は物語教材を扱う際、 物語の世界にどっぷり入り込んで楽しむ「内側の視点」と 物語のつくり方や、作者の意図など客観的に作品を楽しむ「外側の視点」を意識して授業をつくります。 ①「内側の視点」からこの教材を見ると、授業では次のようなことを抑えることができます。 これらは、文に書かれていることなので、本文をしっか

          #8 まいごのかぎの教材研究

          #7 まいごのかぎの考察

          こんにちは、私は小学校で教員をしています。 普段は「授業中に考えていること」などをnoteで紹介しているのですが 今回は、先日研究授業をした国語の教材について自分が考えたことを紹介しようと思います。 光村図書(3年生 国語)に「まいごのかぎ」という物語があります。あらすじを簡単にまとめると というお話です。 つかみどころがなく何とも不思議なお話です。 数年前、初めてこのお話を読んだ時は、正直難しくて理解できなかったのですが、最近読み返して「こうかもしれない」という解釈が

          #7 まいごのかぎの考察

          #6 授業時の五人の自分

          私は小学校の教師をやっています。 日々の生活や授業の中で「考えた」ことを言語化してみたいなと思い、先月からnoteを始めてみました。 今回は、私が授業中に頭で考えていることを紹介したいと思います。 私は授業をやっている時、いつも「五人の自分」がいるような感じがしています。 五人の自分の「役割」を分類すると次のよう感じになります。 ①「授業を考えている自分」 ②「演者としての自分」 ③「子どもの立場としての自分」 ④「参観者としての自分」 ⑤「教室で起きていることを俯

          #6 授業時の五人の自分

          #5 共通点と差異を考える(授業例)

          私は小学校で教師をしています。 前回#4で、授業中に「共通点」と「差異」を考えることを紹介しました。 今回は、実際の授業をもとにしながら、このことについて紹介していきたいと思います。 一年前にやった道徳「百羽のつる」(光文書院 4年)の授業を例にして考えてみます。話のあらすじは以下の通りです。 この教材の内容項目は「感動、畏敬の念」です。 教科書には「『美しいもの』という言葉からどんなものを思いうかべますか」という問いが書かれています。 この時、頭の中で「さまざまな

          #5 共通点と差異を考える(授業例)

          #4 共通点と差異を考える

          私は小学校の教師をしています。 日々の生活や、授業の中で考えていることを発信してみようと、一週間前からnoteを始めてみました。 今回紹介することは、ただの「頭の癖」なのかもしれないですが、私は授業中いつも、情報の「共通点」と「差異」を考えているような気がします。 共通点と差異といっても、私が勝手につけている言葉なので、少し例をあげながら説明していきたいと思います。 「共通点」について 例えばリンゴがあったとします。 ①「リンゴ」と「みかん」の共通点は何でしょう。

          #4 共通点と差異を考える

          #3 料理と授業

          私は小学校で教師をしています。 学校生活や日常の中で、ふと感じたことや、考えたことをnoteで紹介させていただいています。 今帰りのバスの中で今日の夕飯を考えていたのですが、ふと思い出したことがあったのでちょっと紹介してみようと思いスマホで文を書き始めてみました。 かれこれ、ずっと思っていたことなのですが、「料理」と「授業」って頭の使い方が結構似ている気がしています。 どういう点で似ているかというと‥ ちょっと例をあげながら説明してみます。 私は小さい頃から割と料理を

          #3 料理と授業

          #2 人と話す時に自分は何を考えているか?

          私はしゃべるのが得意ではないのですが、小学校の教師をやっているので、職業上いろいろな方と「話すこと」は多い方なのかもしれません。 子どもとの授業はもちろんですが、職員会議、研修、面談などいろいろな話す場面があります。 改めて、どの場面でも意識していることがあるなと思いました。 「話す時」に頭で考えていることを言語化したら、面白いかもと思ったので今回その中の一つを紹介してみたいと思います。 「話す」といっても色々な場面があると思います。 今回紹介するのは、「急いでいる上

          #2 人と話す時に自分は何を考えているか?

          #1 自己紹介 ―日常のあたり前を「考えて」みるー

          はじめまして。 私は公立小学校の教師をしています。 日々の生活や授業の中で考えていることを発信してみようとnoteを始めてみました。 「これから何を発信していこうか」と数日なやんだ結果 自分が好きな「考えること」に焦点を当ててみたら、何か楽しく書けるかもというところに落ち着きました。 「考える」といっても、私は脳科学など専門的なことは全くわかりません。 ただ「日々の中で何となく過ぎてしまっていること」を一度じっくりと考えて文にしてみたら面白そうかもと思ったのです。 例え

          #1 自己紹介 ―日常のあたり前を「考えて」みるー

          写真③

          みんなのフォトギャラリー tohshiroさんの出雲市駅の写真 素敵です。

          写真②

          shiny_impala614さん の出雲大社の写真素敵です。

          写真①

          みんなのフォトギャラリーoryotaoさんのお写真から 田舎ののどかな風景好きです。