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ちゅるゆーか
2018年4月6日 11:45
いつまでも続くような物語が好きです。小説の最後、「で、どうなったの?」が分からない作品が好きです。彼女はどこまでも歩き続けられる気がした、とか見上げると青い空が広がっていた、とかとにかく、その後どうなったかを読者に任せるような、そんな結末の、物語が好きです。久しぶりに小説を読んだなと思って、そうじゃなくて久しぶりに面白い小説を読んだんだと気が付きました。ページをめくりたくて、でもめくるの
2016年3月22日 06:38
私はバブルを知りません。私が生まれた時から今まで、華やかな好景気は訪れていません。聞こえる言葉はリーマンショック、不景気、就職難。だから、私はバブルが実際にあったことという感じがしなくって、どこか夢物語のようにも感じてしまいます。けれど、バブルの時代に生きた青子と高級寿司店「すし静」の物語である、柚木麻子さんの『その手をにぎりたい』を読んで、初めてバブル時代が身近に感じられました。物語の中