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vol.3 「言葉」を考える。


言葉。 コトバ。 


言語。 language.



私にとって大事なもの。


人間として生きていくのなら、言葉を大切にしたいと思う。

英語を勉強して一番良かったと思うことは、人間として生きていくんだと思えたこと。


どうして人は言語を話すのか。


人間はどうやって言語を習得するのか、大きく2つの意見がある。
(私のざっくりとした意見なので正しい情報はGoogle scholar 先生に聞いてください。)


① 人間はもともと言語を習得するための特別な機能を脳に備えて生まれてくる説が最初に生まれた。


生まれた環境に合わせてその機能を働かせ、言語を習得する。

例えば、日本語を話す環境に生まれてきた赤ちゃんは、脳の中にある言語機能(UG: Universal Grammar) を、日本語のベクトルに合わせる。


すげえな人間。


しかし、言語にだけ特別な機能を持っているなんてそんなことある?と思った人たちもいる。

② 言語は、自転車の乗り方を覚えるのと同じように、生まれてから言語を使う必要があって練習した結果、習得する。

この考えも非常に面白い。

人間は意思疎通を取るために、共通のツール「言語」を生み出した。しかもそれは何千種類もあると言われている。



正直、私はどっちもあると思う。


人間は「言語」という能力を使って自分以外の人間と共生してくことにしたのだ。


なんかロマンあるなぁとか思ったりして。



私が言葉に興味を持ったきっかけは、中学生の時に経験したオーストラリアでのホームステイ。


生きている場所も時間感覚も違う人と、英語という言語を通して意思疎通が取れる。

文化や考えが違うことが知れる、伝わる。

こんなに違うのに同じところもあることが分かる。


単純にすごいと思った。言葉はすごい。その衝撃を味わった10日間だった。



大学で言語学について勉強した時、人間の言語と動物の言語の違いを知った。


例えば、人間は時空を超えた話ができる。過去や未来の話。もしも話。人間の言葉は創造的である。


人間同士が意思疎通を図るために作り出した言葉。

それらは諸刃の剣である。いいこともわるいことも伝わってしまう。


同じ出来事をポジティブな言葉で描写するか、ネガティブな言葉で描写するか。

それだけで捉え方や意味が変わる。


言葉は「恣意的」だとソシュールは言った。

言葉自体に意味があるのではなく、その言葉が指すものが意味になる。


本当にそうだと思う。

若者言葉を始め、その会話の文脈によってもその言葉が表す意味が変わってくる。

そんな「言葉」を使って、どう伝えるか。

常に考えながら使わないといけない気がする。


自分が思っている以上に、言葉は力を持っている。


『言葉の暴力、心に猛毒入ったように苦しく厳しく超ショック』


そのことを、心に留めておきたい今日この頃。

画像引用サイト:https://elearningindustry.com/10-elearning-trends-language-training-2020


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