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スタートアップで伸びる部門のEX(Employee Experience)とは?

ご覧いただきありがとうございます!
私は100人程度のスタートアップ企業で人事・労務管理を担当しています。

当社もそうなのですが、「~部に行くと業務が多くて大変」、「~チームはリーダーが厳しくて大変、、」といった声がある一方で、「~部は活気があっていいよね!」や「~チームは業績も良くていってみたい」といった声があり、同じ会社でも所属する部門やチームによって、それぞれの社員の感じ方が変わってくることがあると思いました。

大手の会社ならジョブローテーションや部門異動があるため、しばらく待っていれば、今は大変な部門にいても移動できる期待がありますが、当社のように中小企業だと、それぞれが自身のスキルにもとづき入社しているため異動はほとんどありません。
そのため、いごこちが悪い部門にいると転職することが多くなってしまいます。。

いごこちがいいと感じられ、他の部門から「異動したい!」と思われる部署は、どのようなポイントがあるのでしょうか?
社員が会社でどうすごし、どうスキルを高めて、場合によってはスキルアップのための転職をする、といった「Employee Experience」の点からまとめてみました!

EX(Employee Experience)とは?

始めに、EX(Employee Experience)とは社員が会社で経験するすべてのことになります。
仕事のタスク面だけでなく、職場での安心感などの心理的な面、スキルアップ、対人関係なども含まれます。
心理的な面は社員の主観によってとらえれるものですが、組織の仕組みや福利厚生、スキルアップの制度などで、会社が社員がどう感じるかを設計していくことがEX(Employee Experience)の向上としてとらえらえています。

EX(Employee Experience)が高い部門のポイント

当社ではコニュニケーションにSlackを使っているため、他の部門のチャットも、オープンな情報なら覗き見ることができます。
そこで感じるのは、EXが高い部門とそうでない部門は、やはりどこか違うところがあるな、という感覚です。
そこで感じたポイントをまとめてみました。

1. 1on1をマネージャー(上司)からどんどん設定する
EXが高い部門の特徴ですが、目標の進捗のための1on1はもちろん、特定のプロジェクトの進捗確認のための1on1、何かチームで問題が起きたときの1on1と、フレキシブルに1on1の誘いをマネージャー(上司)から行っています。
リモートの社員が多く、社内会議ではGoogleMeetやZoomを使っているため、そこで15~30分話す程度なら、突然予定が入ったとしても、受ける側もすんなり受けることができます。
このように接点を多く持つことで、社員のEX向上に役立っていると感じました。
何気ない会話で行うスモールトークですが、これは互いの距離を縮める作用のほかにも、互いが対等の関係であるということを示すとされます。
例えば、警察官が逮捕した人にスモールトークはしないですよね、それと同様にスモールトークが少ないと、自然に上司と部下に上下の隔たりができてしまいます。
これでは、社員のやる気を引き出すことは難しいと思われます。
頻繁な1on1はリモートワークが多くても、何気ない会話を作るきっかけを提供してくれます。そのため、社員のモチベーションに貢献していると感じました。

2. スキルアップへのサポート姿勢
スキルアップのためには、自分の時間を使って学習をする必要が出てきます。そのなかでも、国家資格の取得のための予備校や大学院への通学などは、業務時間も考慮する必要がでてきます。
その際に、上司が第一声として、「サポートするから頑張って!」といえる部門と「業務の調整どうしようか?」という部門ではやはり社員のモチベーションが変わってきてしまいます。
もちろん、全員が好きで後者の意見を述べることはないと思います。
ただ、状況が難しい中でも、会社のマネージメントする立場から社員に接するのが後者の意見、社員の視線に立って発言するのが前者の意見だとすると、結果として十分な配慮がどちらもできなくても、その後の社員のモチベーションは大きく変わってくると思います。

何気ない一言ですが、ポジティブな意見は伝染して、周りの人もポジティブにするというように、まずは前向きにサポートする姿勢が大事だと思いました。

ご覧いただきありがとうございます!
このnoteでは、企業でマネージメントやモチベーションの向上、組織運営について取り組まれている方と情報交換の場にできればと思います。
ぜひコメント等お願いいたします!

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