記事一覧
レコード針飛び四方山話2
年末年始のご挨拶がままならないままの更新になりますが、
今年もよろしくお願いいたします。
皆さまの針飛び依頼を受けてますと、そのほとんどが重傷状態のレコードが
少なくありません。
①ご自身で修復→途中で断念され更に悪化させたと推測するケース
②元々の傷等が酷いものなど
主に2パターンが挙げられます。
今回はやや後者寄りのお話しになります。
改めまして…
針飛びの原因としての多くは進行方向
レコード針飛び四方山話1
今回は私が針飛びリペアマンになったきっかけ話など。
インターネット普及前は個人にせよ業者にせよ『海外買い付け』が一般的で、
買い付けが不可の場合は国内ショップなどの購入場所が限られていました。
しかしネットという世界ボーダーレスがもたらした文明の力が一気に解き放れ、
国内でも某オークションが加わり入手がしやすい状況になりました。
しかし国内実店舗で購入するよりもネットで海外というのもあり、e
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~11
レコードクリーニングの最終回となります。
②も究極のマシーンです。
ブラシでなぞるというのが基本系ですので、①ほどの洗浄効果でないと推測。
が、それでも手動に比べればあらゆる点で効果を含め凌駕していると思います。
メリットは①より洗浄力はやや後退するものの、完全に溝奥等とまでは
いかないまでもかなり細かい埃等の除去が簡単に行え、かつ効果も
上々です。またバキュームですので一気に液体等を吸引、乾
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~10
前回からの続きです。
今回は①の究極品かと思われ、またレコードクリーニングの中でも
最善の方法とも思える逸品です。
最初にあくまでこれはも私は実際試したことはなく、仕様と利用者の
ブログ等でのレヴューを参考にした上の結論です。
それまでの超音波クリーニングは洗浄に於いては超音波を駆使することから、
現在のところ最上のものと考えられているのは変わりありませんが、
これの最大のアドバンテージは洗浄
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~09
さて最後は究極と言いますか、恐らくは現在最も支持が高いと思われる
クリーニング・マシーンです。大きく分けて以下の2タイプがあります。
①超音波式
②バキューム式
いずれも洗浄に於いては他の方法よりも群を抜いての効果と思われます。
クリーニング液も理論上はほぼ任意のものが使用可能ということも優位性あり。
クリーニング液にもよりますが音質向上というか本来の音が復活するというのも
大きなメリットだと
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~08
前回からの続きです。
●クリーニング方法
レーベルの濡れ防止の何らかのカバーを置きレコード全体にクリーニング液を
垂らします。溝に沿ってブラシで満遍なく擦ります。この時逆方向に擦ると
より効果的かと思います。その後素早くクロスで溝に沿った方向で拭き取ります。この際拭き残しにご注意下さい。
液体によってはムラになりノイズの原因になりかねません。
※拘らないのであればブラシの下りは省いていいかもし
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~07
前回のやや脱線から本筋に戻します。
あまりレコードによくない噂を聞きますが、根拠と失敗例などを実際に
示されてるコンテンツ等を見聞きしたことが少なく、個人的には何とも
言えません。その悪影響を示された例ですと50年代のクラシック盤で
確か白色化してしまったとのことです。
ヴィンテージ盤もさることながら中古であれば、それまでどのようなクリーニングの経過を辿ったのか、環境/保存等の経緯も関係します
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~06
「汚れの酷い効果的なクリーニング液」の途中ですが、今回はやや脱線で、
もはやクリーニングの古典化しつつあるボンド・パックです。
これは溝に溜まってる埃等をボンドで浸み渡せ、汚れ/埃等を付着させ
乾いた頃にはそれらを皮と一緒に剥がし取り除いてしまう理論です。
成功すれば細かい埃等の除去については一定の効果はあるかと思います。
ただ、油分などの汚れに関してはあまり効果はないと思います。
ネットでの
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~05
次回からのつづきです。
前回は上記から↑
深いことを考えずに効果と安全性の平均値を取るなら市販液
(ただし市販液全てが安全とは限りません)、
ランニング・コスト等を優先にするなら本来の用途でない液体等や、
それらを混ぜた自作液などが挙げられます。
どの液体の使用もデメリットを見いだすことが可能なことから、
後はご自身の経験または嗅覚が求められます。
もし経験がない場合は、例えばその紹介で試そ
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~04
次は汚れの酷いものには効果的なクリーニング液を使っての方法です。
(ここでは高価なマシンではなく手動系を述べます)
●メリット
ブラシを使いますので、溝の中の汚れ等を洗い流し除去します。
(ブラシ系の使用は必須ではありませんが、より洗浄効果を
期待しますと使用は望ましい結果が得られる可能性高)
クリーニング液にもよりますが、油分やカビなどからの除菌効果もあり、
同時に溝を磨くことにもなりますので
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~03
さて②は主に汚れが目立つものに有効な方法論です。
最初はオーソドックスかつ古典的ですが、最近はあまり使用者が減ったと
思われるレコード・スプレーです。使用方法の説明はもはやいりませんね。
ですが、現在はクリーニングの用途/解釈/効果は大きく変化してきていて
リスクが大きいリポートを聞きます。その詳細ですが・・・
膜を張る→音が鈍る→後になってノイズが乗るなど・・・。
個人的にも似たような経験
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~02
冒頭が長くなりましたが、それでは「自己クリーニングを探す旅」の
手ほどきとして各クリーニング方法を説明したいと思います。
クリーニングは広義的に大きく分けると以下の通りとなります。
①乾式
②湿式
①はお馴染みのベルベット式クリーナーです。
主に軽度の埃等を払う時の古典的な方法かと思います。
よくありがちなのがクリーニング後、止めた箇所に埃等が一か所に
集まってしまったこと・・・恐らく一度は
レコード・クリーニング方法各種の一長一短~01
今回からレコード・クリーニングについて触れたいと思います。
さて昨今のレコード/アナログ・ブームと言われてる中、従来からの
愛好家の懸念事項の1つが「レコード・クリーニング」です。
またこのブームからの新たに加わったユーザーも事前に見聞きしたよりも
想像以上に頭を悩ませられてると推測いたします。
要はCDよりも取扱いが面倒ということですね💦
では中古購入は?(上記画像は極端な例ですが・・・)
レコード針飛び修正・修復法④
前回③の続きです。
そして「レコード針飛び修正~」の最終回でもあります。
こちらも慣れないうちに行うと、傷等/ノイズを増やす結果に。
最初は手元がおぼつかなく中々狙った箇所に触れられないかと思います。
どこまで擦ればいいか?マチバリの角度はこれでいいか?
この方法のメリットは前述通り、必要最小限の傷等で修復完了できます。
多くは元々傷等が付いている時点でノイズが乗ってる箇所ですので、
(稀に例
レコード針飛び修正・修復法③
今回は③です。
③は多少のスキルが必要ですが、針飛び箇所をピンポイント修正でき、
かつ必要最小限の傷でリカバリできる恐らくは一番有効な方法かと。
ただ道具をわざわざ買い足さなくてはいけないのと、前述の通り多少のスキルが
求められますので手軽に行えないという短所があります。
必要なものは・・・
●実態顕微鏡
●ライト
●マチバリ
実態顕微鏡以外はどのご家庭にも比較的あるモノかと思います。
ま
レコード針飛び修正・修復法②
前回の続きから
まずは①の長所と短所です。
極軽度な障害物等には有効かと思いますが、少しでも溝に食い込んでいる
傷等にはあまり効果が期待できません。
そして効果がない場合、いたずらに盤面に傷等を増やすばかりかノイズも
増やしてしまう可能性大。
またカートリッジ、ターンテーブルともに負荷をかけてしまいますので、
あまり推奨いたしません。
次は②です。
②ですがこれもどのご家庭にあると思われる