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レコード針飛び修正・修復法④

前回③の続きです。
そして「レコード針飛び修正~」の最終回でもあります。


こちらも慣れないうちに行うと、傷等/ノイズを増やす結果に。
最初は手元がおぼつかなく中々狙った箇所に触れられないかと思います。
どこまで擦ればいいか?マチバリの角度はこれでいいか?

この方法で失敗すると①②以上のダメージを負う可能性もありますので、細心の注意を払う必要が
あります。兎に角、細かい作業になりますので集中力とそのレコード愛(笑)が求められます。



この方法のメリットは前述通り、必要最小限の傷等で修復完了できます。
多くは元々傷等が付いている時点でノイズが乗ってる箇所ですので、
(稀に例外はありますが・・・)そこに修正時の擦り痕は盤面に残るものの、
音飛び修正で相殺かと思います。音的には元のノイズのみで修復という訳です。

(人間で云えば身体にメスを入れるようなものですので、修復時多少の傷は
致し方無いと言ったところです)


◆以下はその具体的な動画になります。

上記動画は私の修復作業ではありませんが、方法等が似てることもあり
参考になるかと思います。何となく感じは掴めるかと思います。
溝さえ生きていればかなりの確率で修復可能です。
この方法で個人では100枚以上、修復してきました。


また慣れてスキルが上がれば上記の理屈から傷によるノイズも上手くいけば
軽減可能というメリットもあります。


ただこの方法も万能ではありません。
上記のように明らかに溝が抉れてる盤や、深い傷の場合は修正ができない
可能性大。理由は情報箇所が欠けてるものには修復のしようがないからです。


いかがでしょうか?以上は私の経験からになります。
もし行う場合はどの方法も最初はどうでもいいレコードからで
全て自己責任でお願いいたします≧(´▽`)≦


このような針飛び盤は回避に越したことはないのですが、そうもいかないのが
現状かと思います。もしこれらの方法がどれも上手くいかない場合は、
有料でよろしければ針飛び修復いたします。
ご入用の際はこちらからご連絡くださいませ。



次回からはレコード・クリーニングについての連載を予定しております。


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