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日々の思いを書き留める

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日常生活からの気づきをエッセイとして記します。週2回更新。
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人生を変えた100円

人生を変えた100円

たかが100円で買ったマクロレンズにここまで人生観を変えられるなんて想像もしなかった。

今わたしが魂の奥深くからときめくのは
「自然の細部」だけなのです。

もう、その細部の美しさや繊細さや大胆さ、アイデアやバランスは神秘としか言いようがない。
胸がキュンとなってしまうんです。
まさに、トキメキ。
いつもは客観性しか持っていないわたしが、
こんなに近づいて何かを見つめていることが不思議です。

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信頼と契約

信頼と契約

もしも時が存在するのなら、

未来永劫あなただけと誓い合うことが
信頼ですか?契約ですか?

それは魅力的だけど、
時に負けそうで少しこわい。

もしも時が存在しないなら、

目の前のあなたを愛しく思うこの事実を
信頼と言おう。
嘘をつかないと契約してもいい。

それは魅力的だけど、
時を求めてしまいそうで少しこわい。

わたしたちはどこまでも自由な時の住人。
#詩 #恋愛 #結婚 #写

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子どもが私を自由にする

子どもが私を自由にする

幼い頃の私は、友人関係で毎日憂鬱になっていた。しかも、親に相談するという発想を持てない子供だった。

どうしてあんなに悩んでいたのか分からないけれど、ひとつだけ言えるのは「世界が狭かった」ということ。
狭いという自覚もなかったし、そんな視点さえ持っていなかった。

もしかしたら、親はそんな様なことを伝えてくれていたのかもしれないけれど、
「世界は広い」なんて体感しないと分からない。

その後も、抜

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雪の日の母の杞憂

雪の日の母の杞憂

2018/1/22 大雪の午後

雪がますます降り積もる中、
学校から子供たちが帰ってくるのを待たずに仕事へ向かう。
この少し不安な気持ちは、彼らが何歳になるまで続くのだろう。

少し感傷的な今日。

たった10分の道のりを、転ばずに帰ってこられるかな。
娘はおっちょこちょいだから。
走ったら危ないことは思い出すかな。
「雪合戦したい!」なんてお兄ちゃんは言ってたけど。

前が見え

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公園で食べるチョコレート

公園で食べるチョコレート

7歳の娘は、あまりお出掛けが好きではありません。

今日のように、普段は土日も仕事の私がたまに休みだと、可愛いカフェで一緒にお茶でもしたいなぁと思うのだけれど、たいてい「家にいる」と言います。

今日の午後も、息子がサッカーで数時間いないので、出かけようかな…と考えていたけれど、娘はやはり家で過ごしたい様子。

私も割り切って、普段できない家の片付けをしたり、仕事のメールの返信をしたり、それぞれ自

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伝える

伝える

「好きなものを好きと言えない」
「好きなものが分からない」
という訳ではない。

好きだということを、
外に出すのがこわいだけ。

誰かに伝えることで、
音となり文字となることで、
わたしが感じたものではなくなるから。

(黙ったまま分かり合えたら
黙ったまま伝わったら)

遠い昔、
言葉を持たなかった私は
この世界では、臆病で欲張り。

どこまで行っても、言葉には敵わない。
戦うつもりはない

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