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なんかやばいと感じたら〜うつ病になって大切だと気づいた3つのこと〜

うつ病になり、会社を休職してもうすぐ2ヶ月が経とうとしています。

まだ以前やっていたお仕事を思い出すと発作的に呼吸が苦しくなるんですが...(笑)それでも以前に比べるとかなり症状も心も落ち着いてきたので、同じような状況で苦しんでいる方に少しでも楽な気持ちになってもらうきっかけを作れたらと思い、自分がうつ病を経験して、やった方がいいなと感じたこと、やってよかったことをまとめることにしました。

私の体験談みたいな感じですが、もしこんな方がいたら少しでもお役に立てたらと思います。

・うつ病などの病気で休職中の方
・朝起きるのがきつくなったと感じたり、人と話していてひどく疲れる方
・社会に出て働き出したけど、毎日しんどい...でも頑張っている方

1.なんかやばいなと感じたら、まずやって欲しいこと

これはですね...、もう休んでくださいの一言です。
もし今休職をしていなくても、
・体が鉛のように動かない
・食欲が全く湧かない
・涙が止まらず過呼吸になってしまった
など明らかにこれまでと違う異変を感じたら、速攻で病院に行って欲しいです。(※上記はあくまで一例です)

私は休職するまでは張り詰めた状態で日々頑張ってたんですが、(今思うと会社が求める姿に必死になろうとするあまり「自分は元気!会社のために頑張ろう!」とハイになっていたけど自分でそれに気づけなかったような気もする)あることをきっかけに感情が爆発して翌日から会社に行けなくなりました。

「あなたは中度のうつ病なので、いますぐ仕事を休んでください。」

と診断された時はびっくりしました。え?うつ病?先生、でも今大事な仕事を進めていて、どうしても休めないんです...。
「今のあなたがやるより、他の人がやった方がお客さんのためだよ。そう思って欲しい。」と諭された時、初めて、そんなにやばいんだ...と思いました。

職場の方にはフォローしていただいたりと本当にご迷惑をおかけしてしまったのですが...あの時すぐ休んで本当によかったなとこの後思うことになります。

2.休職したら、やって欲しいこと

休職する前の数ヶ月も、朝まともに起きれなかったり、人と話す余裕がなさすぎてぼっち飯を極めたりしていたんですが、症状が悪化して休職したタイミングでさらに地獄のような生活になりました。

まず、不眠症になり、全く寝れなくなりました。ついで、ベッドから出られない。風呂も入れない。夜中消えたくなる。人からかけてもらう「大丈夫?」という心配の言葉すら、刃物のように心を傷つけてくる。(大丈夫な訳ないじゃん、私も辛い時あったとか、自分の辛さと一緒にしないでよ、何もわかってくれない...みたいな感じ)

この時期は急性期といって、もっとも身体も精神も不安定な時期です。とにかくゴロゴロして、ちょっとでも「きつい」と感じることは、一切やらなくていいと思います。(やらなきゃ...と思うと、できない自分しんど...消えたい...みたいになって、どうしても辛くなってしまうので)

うつ病になったことも、本当に信頼できる人以外にいう必要はないと思うし、無理に連れ出そうとされても、断っていいと思います。
(たまに、うつ病と伝えると「リフレッシュが大事」と連れ出そうとする人がいるんですが、うつ病の人はもはやリフレッシュなんてできません。一緒にいる間、気を使いまくって疲れ果ててしまうので控えた方がいいかもしれません。辛かったねぇ、と受け止めてあげることが一番ありがたい気がします。※あくまで私の感想です。)

私は上記のことをあまり知らなかったので、人と会ってまたメンタルがズタズタにやられてそれをお医者さんに言ったら諭されましたw
楽しいと思えるならいいですが、楽しくないなら辛いだけなので、相手がどう思うか気遣えるのも素敵なことですが、まず自分の感情や体調を優先してください...!

ちなみに私は、Netflixでアニメを何も考えずにぼーっとみたり、YouTubeでうつ病の経験者の方のチャンネルをラジオのように聞き流していたりと、とにかく頭を使わず過ごしていました。うつ病になると脳の働きが鈍るのですが、それでも頭を使おうとするとパニックになるので、ぼーっとしてるのが一番だと思います。お風呂も誰にも会わないなら入らなくったってへっちゃらですよ...!大丈夫です。ストレスに感じることは思い切ってやめるか回数を減らすといいんじゃないかなと思います。

3.少しずつ回復してきたら、やって欲しいこと

1~2ヶ月ほどで薬が効いてきて、波はあれど徐々に元の生活ができるようになってきます。その間、一気に治る、というわけでなく、少しずつ症状が良くなっていきます。(※個人差があります)

・お風呂に入れるようになった
・昼に外を歩けるようになった
・少しずつ夜寝付けるようになった
・ご飯を美味しいと感じるようになった
・電車や人混み、大きい音がするところも平気になった
・人と話していてもメンタルが安定してきた
・考える作業をしてもパニックにならなくなった
・料理ができるようになった
・何かをしていて、楽しいと思えるようになった

こんな感じ。

体調が整ってくると、段々と楽しいと思えるようになってきます。
好きなことを気の向くままに、自分のペースで取り組んでみてください。
今日はこれをやろう!とか決めてしまうとプレッシャーと感じてしんどくなってしまうこともあるかと思うので、最初は思いついたらやってみる、ぐらいでいいかもしれません。

好きなことがわからない...という方もいると思います。
私も数年ほど好きなこともやりたいこともなんだか良くわからなくなってしまっていました。ですが、体調を崩してみて、徐々に自分の中に出てくる「やりたい」のなかに、紛れもない「好き」を見つけることができました。

私の場合は絵を描くことやデザイン、文章を書くことだったのですが、今ではこれらを通して毎日楽しいと思えるようになってきました。

また、私は初診時に「愛着に問題がある」「自己肯定感が低すぎる」と言われました。元々コミュニケーションが苦手で悩んでいたということもあり、現在カウンセリングを通して自分の考え方の癖や今後について模索しています。自分の状態に気づくことで、どんな時に辛いと感じやすいのか知り、生きやすさを自分で手に入れらるようになると思います。

4.まとめ

これまで、自分がうつ病になった経験を通して、やってよかったことややった方がいいなと感じたことをお伝えしました。
私のお伝えしたかった、うつ病になって大切だと気づいた3つをまとめると、下記になります。

・体調/メンタル共に明らかに異変を感じたら、速攻で病院に行って欲しい
・休職したら、とにかくゴロゴロして、ちょっとでも「きつい」と感じることは、一切やらなくていい

・好きなことを気の向くままに、自分のペースで取り組んでみる

私の経験に基づいたものなので、あくまで参考程度に受け止めていただければと思うのですが、これを機にもし毎日辛いなと感じている方は、ぜひ自分を労って、病院に行く選択肢も考えてみて欲しいなと思います。


あなたが元気な姿になることを願っています。


▼うつ病についてもっと知りたい方へ


▼コミュニケーションが辛い、自分の気持ちがわからないと感じる方へ
(可能性の一つとして挙げておきます。)

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