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全ての答えはもりのなか

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#精油

森づくりと収穫

森づくりと収穫

近自然森づくりというものがある。

『それは何?』と聞かれても『近自然森づくりというものはこういうものでこういうことです。』と答えた瞬間に違うものになってしまうような不思議なものです。もしかしたら私の先生ならばちゃんと答えられるかもしれませんが私にはまだ説明は無理なので書きません。

でも、これはもしかしたらそれに沿った仕事の内容かも?と思ったことが昨日あったのでここに書いておきます。

今回の表

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森の入り口で森の出口を考える。

森の入り口で森の出口を考える。

なんだかんだと言いつつも、それでも蒸留自体は楽しいものです。

銅の蒸留機の中が”コーーーーーーーーー....”という音を発しながら沸騰をし始め辺りにはスギの枝葉の良い香りが漂い始める。

途端に周りを飛び交っていた血を吸う虫が去っていく。
風向きによって風除けの位置を動かしたり、薪の火力を調整しながら時間を計り、水量をチェックし、蒸留水の排水量や冷却水の水量を調整する。
そして、製品はどんなパッ

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ワイルドすぎる蒸留現場

ワイルドすぎる蒸留現場

ということで本間製作所さんの農業用などによく使われている簡易カマドをコメリさんで購入して精油を蒸留してみることに。

本当は煙突とかのついたもう少し立派なものが良かったのですが、この竈門を購入した時期が悪かった。
時は7月。
カマドを購入するには最も適していない時期だったせいかコメリにはこの一択しかなかった。
アマゾンで購入する手もあったけれど、送料とかが馬鹿馬鹿しいほど高くつくのでポチれなかった

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野生の植物を集材する

野生の植物を集材する

これはスギ以外の広葉樹カナクギノキの集材をしている写真です。
ここはかなりハードな林道の奥深くまで行くために現場の方々が一緒に行ってくださったときの写真。(普段は一人なのでこういう写真が撮れません)

この写真を見て

わあ♡
森に精油の材料を取りに行くのですか!?
素敵ですね!私もお手伝いに行きたい♡!!

って思いませんか?
ちなみに私は思いました。笑

春や秋の気持ちの良いお天気なだらかな道

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『森と海と生き物としてのわたし達』
〜森づくりから見えてきた世界〜

『森と海と生き物としてのわたし達』 〜森づくりから見えてきた世界〜

【aromatopia167号】
一年間の予定で始まり結局二年間に延長し連載をさせて頂いた森づくりコラムの最後の執筆でした。(次号ではインタビューを受けてます)

当初お話を頂いた時、『執筆などしたことないのにちゃんと務まるかしら?』と、とても不安ながらに始まった連載でした。
そして思いかえせばこの二年間
『森と海と生き物としてのわたし達』〜森づくりから見えてきた世界〜
毎号4ページのこのシリーズ

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初めての伐倒 Vol.2

初めての伐倒 Vol.2

いくら何でも、いきなりこんな大きいのは伐らせないでしょ。ナイナイ。

多分、劣勢間伐(成長の悪い木や曲がった木を抜き伐りすること)か何かに違いない。きっとどんなに大きくてもいいとこ20cmとかかなぁ。と思ってた。

しかし、私の淡い思い込みは情け容赦なく切捨てられました。
伐る立ち木の前に立ってボーゼンとした。

『マジか...』

胸高直径なんて測る余裕なんてものは全く無く、伐倒前にお祈りする気

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