架空なデザイン

好きなものや描きたい言葉で溢れる、私の水面に浸って、 https://kaku-na-…

架空なデザイン

好きなものや描きたい言葉で溢れる、私の水面に浸って、 https://kaku-na-design.themedia.jp

最近の記事

風と記憶の揺らぎ

「今日もそろそろ終わりですよ」と、どのチャンネルも天気予報を伝える 疲労感はあまりない また雨か 最近はそう言っても突然晴れたりするしなぁ そうやって今日を振り返りながら干してあるタオルを取り込んだ時、呼ばれたように頭のてっぺんから静寂が流れた それは、知ってる風の匂いだった いま、なにを共有してる? 肌色重ねて火照っているのかしら 自分に言った言葉、だれかにも伝えているの どうしてまた戻ってくるの? なんで必要になるの ろくなこともないし 嫌いな部分ばかりなのに 嫌な事

    • 2014.06.25 / 胡蝶蘭の花言葉 _ 1

      学生時代から写真を撮りためていた。 あまり友達付き合いがうまくない自分にとって、首からカメラを下げてるだけで手持ち無沙汰ではなくなるので自然と心強かった。 行く先々での風景や、植物などを最初は撮っていたが こんな無口な自分にも彼女が出来、彼女を撮り続けていた事もあった。 そんなに美人ではなかったけど、画になる女性だった。 仕事は、レストランでのキッチン。 カメラとは無縁。 でも、盛りつけ方とか提供の仕方などにはこだわりを一応持ってて、 そこに美学を感じるのは カメラと少し

      • 小さな上映会

        コロナが落ち着き、どのカフェも人でいっぱい。 作業スペースを探してウロウロとしていると、またカフェの前を通った。 覗き込んでみると空席が見えたので足早に入店する。 荷物を先に置こうと奥へ進むと、ひと席だけ空いていた。 よかったと思いお財布、携帯っと。。と キンキンに冷えたチャイを片手に戻ると、 ヘッドフォンをした男性がパソコンと睨めっこしてた。 「。。。。」 これから、同じような作業をする自分が急に気まずくなった。 見渡す限り、席はここしか空いていない。 パソコン

        • 父へ

          腹違いの妹が居る。 数ヶ月ぶりにログインをし、なぜだかたどり着いた再婚相手のFacebookページへふらりと立ち寄ったら、 「あなたはママの自慢の娘です」と書かれていた。 父は、私が高校一年生の時に再婚をした。 翌年には子供を授かり、父はまた「父」となった。 私は自分のこれまでを振り返った時、 面白いと思ったことへの追及をやめず、作家として才能のある父と、ファッション性もあり自身のやりたい事を貫きお店を経営するパワフルな母の元に生まれた事を誇りに思っている。 自身のあれも

        風と記憶の揺らぎ

          今、14歳ぐらいのたくましい彼女へ

          もうすぐ起きてて24時間が経つ。 程々の疲労感と、自然と眉間にシワが寄るこの黄色い光。 真夜中でも無いのに、あの日の夜を思い出してた。 それは私がまだ何者でも無い、9年前。 昼は暑くて夜はまだ少し寒い日もあった、ほんと最近のような季節。 アルバイト先のみんなで夜な夜な飲み会をしたあと、一人コンビニへ寄った。 当時から「飲み過ぎる」ことは滅多に無く、この日も意識がしっかりとあった。 いつも寄るコンビニ、アイスでも買おうとアイスケースの前に立ち、どれにしようかと悩んでいた時。

          今、14歳ぐらいのたくましい彼女へ

          真夜中の散歩

          手を離して自転車に乗る 夜中にゆらゆらと、悲しく揺れる鯉のぼり そんな事を忘れさせるぐらいに颯爽と駆け抜けるキックボード 煌々と輝く歯医者のマーク 換気扇から漂うラーメンの香り 出た途端の四分の四拍子 ひっそり浮かぶ、誘っている有名なあの時計 マスクを下げて飲むペッドボトルのお茶 なぜだか微妙に感じる罪悪感 やっぱり認識しないパスコード 事件性のない転がったヘルメット 高層ビルを抜けた、見てくださいと言わんばかりの満月 なびくフリルスカートの影 御伽

          真夜中の散歩

          コロナの今、何聴いてる? / No.1

          おかしな時間に目が覚めた今、このまま横になっていようかと迷いつつ起床。 とりあえずと思いPCに電源を入れデスクトップを見た時とてつもなく低下した視力に驚きしばしショックを受けつつ、コンタクトを入れる。「男性が引く男性って、よっぽどだよな」なんて過去を考えながら 自宅で過ごす日々が続く今、最近聞いてる音楽を紹介します! 今回は邦楽縛りでね。 こういう時だからこそ聴く音楽もあるのかな?と、記録用も兼ねてます。 シチュエーション別で聴く音楽が異なるので、テーマに沿ってお届けします

          コロナの今、何聴いてる? / No.1

          コロナの今、何聴いてる? / No.2

          No,1 に引き続きまして、紹介進めるよっ! ▶︎おうち時間を楽しく スチャダラパーからのライムスター / Forever Young もうね…最高の組み合わせなわけです。 歌詞も良いし、BOSEからのMummy-Dなんで贅沢過ぎてドキドキしてたらANIからの歌丸…(いや、当たり前なんだけどね、でもそれって凄いよ) 後半、自分たちに重ねた一人ずつ自己紹介歌詞があるんだけどANIの時だけスクラッチが濃いめに鳴るの。 その時にSincoの顔が浮かぶのが嬉しい。(兄弟だからね)私

          コロナの今、何聴いてる? / No.2

          2014.05.22 / “いい意味”で

          いやいや、それでいいんだって! 変わる必要もないし今のままで大丈夫。 そういうやつらを気にしなくていいし、優しいんだね。良いじゃん! とても気持ちの良い夜、そして、朝だった。 あの日感じた多幸感に似てた。 飲み物を買ってゆっくり歩く私たち。 ちょうど日陰になってるベンチを見つけて腰掛ける。 ニコニコしながら話していたら 「お前さ」 声の力強さにビックリして振り向く。 「なんで帽子かぶってきたの?」 「…は?え?」 「だから、なんで帽子かぶってきたの?って聞いてん

          2014.05.22 / “いい意味”で

          2014.10.20 / ようこそわたしへ

          冬に入る前の、あたたかさが残るような寒さ。 大好きな季節が近づいてくる、ツンとした風の冷たさ。 どこか寂しそうで、色で言うと濃い紺のような… なんて、空を見上げながらそんな事を思っていた。 時間はAM 0:42。 日曜日の夜だからかもう街には時折、車のエンジン音しかしない。 −なんでこんな所に突っ立ってるんだっけ? もう、何度その質問を自分へ投げかけているのか。 少し寒い日は、耳当てをして厚手のパーカーで出かけるのがお気に入り。 それでフードをかぶるのが好き。 どうでも

          2014.10.20 / ようこそわたしへ

          今日ふと、恐怖と。

          シャングリラが似合う脳内。 チャットモンチー?いやいや、電気グルーヴ。 今日は今日とて、電気だろ!グループじゃなくてグルーヴだろ! と、音が楽しめているうちはまだ、凄みを感じられているわけで このマイノリティが怒ってもいいだろうという事で、メラついております。 掛け合わせたのち、ケミストリーが生まれると思いきや なんとも喉腰の悪い味わいで 個人を思いっきり押し付けられたような それはもう面白くない時間だったわけです。 個人の概念押し付けられて私だって黙ってないです。 平気

          今日ふと、恐怖と。

          あっけない瞬きの先へ

          自分がWACK所属だったらどんな名前になったんだろうと考える眩しい朝。 昨日は大好きなメンバーで。 相変わらず6時間近く話をしてた。 「オンライン飲み会やるよ〜」 って決まってからの 髪型整えたり、可愛いパジャマに着替えたりする時間好き。 お化粧はしない。 ピアスしてテンションをあげる。 今日も前回も、苺食べてたな。 今年の苺、ほんっと美味しい。 練乳かけちゃうけどね。 邦楽に対する柔軟な考えを持つ今、先日教えて貰ったアーティストをくまなく聴いてる。 日本語

          あっけない瞬きの先へ

          飛び交い様に乗りきるように

          精一杯咲き誇っていた花たちを ドライフラワーにしようと 濁った水に浸る茎の柔らかさを感じながら 自然にできる眉間のシワを直せずにいた午後。 逆さになった真っ赤な花はどんな色になるんだろうっと頭を埋める 気持ち通りの句澄んだ赤より程遠い暗さでは気分が沈むかもと 考えたそばから、もう気分は明るくなかった ずっと出来ていなかったお皿洗いをしようと 何を流そうかと携帯を触る せっかくだからスピーカーに繋いで優雅にね ラインの通知に気を取られ、重なる食器の前に立ち尽くす 「ねぇ、

          飛び交い様に乗りきるように

          私へのおかわり

          6年前に書き綴っていたURLがふいに出てきた。 日頃思った事に加えて、小説などもちらちら。 ふと思えば、高校入学の際の自由課題も小説を書いて提出したな。 そう父に伝えると「読みたい」と言われたが、 物書きを仕事にしてる父にはとうてい見せれるようなテーマの小説ではなかった。 それから三年。 卒業制作では、抽選で入り口すぐのスペースとなり 私の部屋をまるまる持ってきて「私の部屋へようこそ」というのをやった。 テレビから流れる映像や、本棚に置いてある書籍、部屋に飾ってある絵。

          私へのおかわり

          滑らかなるもの

          窓から溢れる心地よい風に高音のMummy-Dの声がよく合う午前中 お腹も空いて、人間らしい自分にホッとしてるところ 遠くに見える色んな形した雲を見ながら なにを食べようかと考える贅沢な時間 私を通り過ぎていった人たちへ 思いの丈を整えた後 こんな時こそ会いにきてくれる心優しき想いに感情がたぷたぷになってる頃 自分でありのままの自分をゆっくり見返す そういえば今聴いてる曲について PVがどうとかビジュアルがどうとか ふいに話せるのって凄いな、と思った 共通の趣味があるって良

          滑らかなるもの

          あっちこっちそっちどっち?

          自分にとって面白い人? 上質な時間を共に共有できる人? この年齢になると、新しい友達や環境に飛び込むのに場合に寄ってはペイする必要があるようになってきた。 以前とは違って、学校やアルバイト先など自然に交友関係を広げるにもお金がかかる。 そんな事を考えて、春から学校へ行こうと思っていたけど この状況になりただひたすらに自分で、自分の時間を過ごす日が続く。 そこで思う。 あなたは「あっち側」の人間なのか、「こっち側の人間」なのか。 あっち側から説明しよう。 私の思う「至

          あっちこっちそっちどっち?