島田雅彦を甘やかすな
安部元首相暗殺事件を念頭に「暗殺が成功して良かった」発言をした島田雅彦。
ネトウヨがそれを叩くのは当たり前だけど、良識的なリベラルや保守がもっと批判するべきですね。
これを批判できないリベラルは、信用できないですよ。
以下は、信用できるリベラルの言。
小谷野敦氏
島田雅彦の小説がダメなのは人格が軽薄であることと密接な関係がある。天皇を崇拝しつつ「リベラル」だと自認している俗物ぶり、内部に燃え盛るものをもって小説を書いたことがない軽薄さ。
堀茂樹氏
一番バカバカしくて、一番スキャンダラスなのは、これほど愚劣で幼稚な発言をする人物が、日本では「リベラル市民」を名乗っているという現実です。⇒「いままで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民として言えばね、せめて『暗殺が成功して良かったな』と。まあそれしか言えない」(島田雅彦)
小谷野氏も芥川賞候補になったけど、確かに彼の小説には「内部に燃え盛るもの」があるからなあ。
島田氏は早くに「文壇に就職」したから、「内部を燃やす」ほどの社会経験もないのだろう。
だけど、業界のキャリアだけは長いから、偉くなるわけですね。小谷野氏は「甘やかされて生きて来たとした言いようがない」と言うが、業界でのさまざまな雑務はやっているのだと思う。
そういう役回りの人も必要とは思うけど、「いままで何ら一矢報いることができなかったリベラル市民として」という言葉がやはりムカつく。
普通のマスコミや学者の職場では、リベラルとして頑張ると左翼からイジメられるんだぞ。
前に引用した池内恵氏といい、この小谷野氏や堀茂樹氏といい、たぶん私と同じ経験があるのだと思う。
島田氏は、「暗殺が成功して〜」のようなことを言うと「左翼にウケる」「左翼に甘やかされる」ということがわかって言っている。
それがわかるからムカつく。リベラルはこれを甘やかしてはいけません。