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田原総一朗氏への引退勧告 三浦瑠麗問題

夫の罪科が三浦瑠麗氏まで及ぶかはまだ分からない。

しかし、三浦氏をこれまで引き立て、その信用の大部分を保証してきた立場の田原総一朗氏の「この件についてはまったく知らない」は通らない。


長らく『朝生』に出演してきた三浦氏の騒動について、田原氏はどのように考えているのか。1月25日に秘書を通じて、騒動や今後の『朝生』出演について見解を求めると、 「申し訳ございませんが、この件についてはまったく知らないので取材にはお答えできません」  と、断わりのコメントがあった。(FLASH)


知らなかったとしたら無能すぎるし、知っていて使ったとしたら不実である。

どのツラ下げてこの先テレビで「大物ジャーナリスト」を務めるつもりか。

「朝ナマ」の放送を中止しないテレビ朝日も同罪である。

「朝ナマ」は終わらせ、田原氏は引退すべきである。


田原氏の大物ぶりを知っていただけに、淋しい話だ。

昭和天皇が亡くなったとき、それを最初に知った数名のうちの1人が田原氏だと言われた。

歴代の権力者と、右、左なく接して、直言したとされる。どんな忙しい政治家にも、田原氏は別格扱いでアポが取れた。

その田原氏が、三浦氏のダンナの疑惑を知らないことがあり得るだろうか。

もし本当に「まったく知らない」のだとすれば、もうそれはかつての田原氏ではない。


辻元清美氏を立民の代表にとか言い出したあたりから、正気を失っていると私は思っていた。

三浦瑠麗氏との関係とバランスを取るつもりか、最近の田原氏は、やたら辻元清美氏と親密だ。

雑誌の対談などの他にも、この1月19日には、辻元や福島瑞穂、野田聖子、津田大介各氏とともに、「女性議員をふやす勉強会」なるものをやっている。


この「勉強会」は、そもそも2年前に田原氏の提案で始まっている。


男女平等は結構だが、次第に左翼色を強め、いま話題のcolabo問題に隣接するジェンダー利権の広告塔になりつつあるのではないかと思う。


老化したのではないか。

三浦瑠麗や辻元清美のような(彼から見れば)若い女に祭り上げられ、頼りにされるのが嬉しくて仕方ないおじいちゃんにしか見えない。

それで利用されている。

左右関係なく、老人は政治的に利用される。60年代の反戦運動で毛沢東派の学生に利用されたバートランド・ラッセルしかり。

「アベガー」での金子兜太や瀬戸内寂聴もそうだったと思う。老人は、「若い人」からちやほやされる誘惑に勝てない。


今や田原氏は、三浦氏や辻元氏のような「teacher's pet 先生お気に入り」になるのがうまい人に、いいように操られている。

彼のような人が、これ以上晩節を汚すのを見ていられない。

今週の「朝ナマ」は中止するか、さもなければ番組のすべての時間を使って「三浦疑惑」を徹底討論すべきだろう。


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