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「偶然の一致」の謎

哲学者の永井均氏が、1月21日にツイッターで「偶然の一致」の体験を書いていた。


数日前から首の左側が痛かったのだが、それとは関係なくYouTubeを開けたら、なぜか一番上に「左側の首が痛い!実は首が原因ではなかった..」というのがあってストレッチ指導をしていたのでやってみたらよく効いた。よかったが、それにしても(なぜ)YouTubeは私が首の左側が痛いことを知っていたのかな?


もちろん全知の神が窮地にある私を秘かに救ってくれたのだとは思うが、それにしても神なのになぜYouTube経由なのかはやはり謎だ。


こうした偶然の一致は、私にも起こる。

どの程度の頻度でそれが起こるのか、昔から興味があったので、私は「偶然の一致」が起こるたびに日時をメモしている。

その記録によると、だいたい1年に1、2度は必ず起きている。

最新の「偶然の一致」は、以下のようなものだ。


河上徹太郎の「吉田松陰」で、作家のスティーブンソンが吉田松陰を褒めていたくだりを読み、その直後にスマホを見ると、今日はスティーブンソンの誕生日だと岩波書店がツイートしていた。(2022/11/13 21:07)


不思議なことに、最近の「偶然の一致」記録の中で、「岩波書店のツイート」が登場するのはこれだけではない。


フーコーの監獄改善運動について考えていて、何気なくスマホをみると、今日はフーコーの命日だと岩波書店がツイートしていた。(2022/6/25 19:55)


永井氏の「全知の神」は、YouTubeを通じて啓示するらしいが、私のは、Twitterの、なぜか岩波書店のアカウントを通じて啓示される。

そして、何の役にも立たない。




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