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こどものための読書感想文教室②『本を選ぼう!』

『読書感想文』を書く。

まず、本を選ぶところから始まります。

多くの小学校、中学校では、『青少年読書感想文全国コンクール』への応募要項にあわせた宿題を出していると思います。

ちなみに今年度の『第68回青少年読書感想文全国コンクール』の応募要項は…

<趣旨>

・子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図る。

・より深く読書し、読書の感動を文章に表現することをとおして、豊かな人間性や考える力を育む。更に自分の考えを正しい日本語で表現する力を養う。

<対象図書>

・課題図書・・・主催者が指定した図書。

・自由図書・・・自由に選んだ図書。(フィクション、ノンフィクション問わない。対象外もあります。)

<応募資格&字数>

・小学校低学年の部(1・2年生)、本文800字以内

・小学校中学年の部(3・4年生)、本文1200字以内

・小学校高学年の部(5・6年生)、本文1200字以内

・中学校の部、本文2000字以内

・高等学校の部、本文2000字以内

※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

さあ!本選びをしましょう!

皆さんは、普段はどんな本を読みますか?物語、伝記、歴史…

では、感想文を書くときは…

感想が書きやすそうな…

では、どんな本が書きやすい?

①興味があるジャンルである。

②「なぜこの本を選んだのか」が書きやすいもの。

「表紙の絵に興味をもった」「あらすじを読んで続きが読みたくなった」などなど…

③自分の経験(体験)と重ね合わせやすい。

④自分の直感(読みたい!知りたい!)を大切にする。

⑤課題図書を選ぶ。(それぞれの年齢にあった、感想文が書きやすい本です。)

※本選びで、子どもが好きな本を選ぶと、感想が書きにくい本もあります。子どもに完全に任せるのではなく、アドバイスしてあげて下さいね(^^)

夏休みは、読んだことのないジャンルの本を読む、良い機会です。

まだ見ぬ世界の扉を開いてみてくださいね♪

最後に、今年の課題図書を載せておきます。本選びの参考にしてくださいね。

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『第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書』

<小学校低学年の部>

「つくしちゃんとおねえちゃん」

いとうみく 作 / 丹地陽子 絵 / 福音館書店

「ばあばに えがおを とどけてあげる」

ユーリン・アーヴェリス ぶん / イザベル・フォラス え / まつかわまゆみ やく / 評論社

「すうがくで せかいをみるの」

ミゲル・タンコ 作 / 福本友美子 訳 / ほるぷ出版 

「おすしやさんにいらっしゃい!:生きものが食べものになるまで」

おかだだいすけ 文 / 遠藤宏 写真 / 岩崎書店

<小学校中学年の部>

「みんなのためいき図鑑」

村上しいこ 作 / 中田いくみ 絵 / 童心社

「チョコレートタッチ」

パトリック・スキーン・キャトリング 作 / 佐藤淑子 訳 / 伊津野果地 絵 / 文研出版

「111本の木」

リナ・シン 文 / マリアンヌ・フェラー 絵 / こだまともこ 訳 /

光村教育図書

「この世界からサイがいなくなってしまう:アフリカでサイを守る人たち」

味田村太郎 文 / 学研プラス

<小学校高学年の部>

「りんごの木を植えて」

大谷美和子 作 / 白石ゆか 絵 / ポプラ社

「風の神送れよ」

熊谷千世子 作 / くまおり純 絵 / 小峰書店

「ぼくの弱虫をなおすには」

K・L・ゴーイング 作 / 久保陽子 訳 / 早川世詩男 絵 / 徳間書店

「捨てないパン屋の挑戦:しあわせのレシピ」

井出留美 著 / あかね書房

<中学校の部>

「セカイを科学せよ!」

安田夏菜 著 / 講談社

「海を見た日」

M・G ヘネシー 作 / 杉田七重 訳 / 鈴木出版

「江戸のジャーナリスト葛飾北斎」

千野境子 著 / 国土社

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< 青少年読書感想文全国コンクールHP参照>








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