記事一覧
#科研費のコツ 61~70
コツ61 早く書け
いきなり完璧に仕上げることはできません。文豪ですら推敲します。締切は先だからと後回しにせず、まずは最後まで書きあげて下さい。
その後、誰かに見てもらうか、時間をおいて自分で読み直してみると、全然伝わらないことに気づきます。そこからがスタートです。
コツ62 ちゃんとした研究計画を
研究計画は申請書の本体であり、これが貧弱だと台無しです。
分量:論文を読み、仕事をまとめる
#科研費のコツ 51~60
コツ51 ある・あったの法則
これまでの研究を説明する際に
XXはXXである → 一般論
XXはXXであった → 本研究で一部(全部)が解決された
と期待して読みます。
逆にいえば、これまでの研究で解決できた部分を過去形で書き、それ以外は現在形で書くことでメリハリが付きます。
コツ52 接続詞の使いすぎに注意
接続詞は文章の転換点を意味するため、多用すると読みづらくなります。文のロジックが
#教員公募のコツ21~30
コツ21 自分がコントロール可能なところで戦う
教授人事では、定年を迎える教員が偏らないような年齢構成、出身大学(学部・学科)、分野の重複回避、企業とのつながり、など業績以外の要素がかなりあります。
しかし、これらについては知りようが無く、考えるだけ無駄です。
コツ22 一貫性バイアスを逆手に取る。
教員公募においては選ぶ側もよくわかっていません。分野もこれまでの環境も異なる人を比較するこ
#教員公募のコツ11~20
コツ11 若手向けの賞は若いうちに取っておく
賞には取る順番があります。例えばいきなり学会の奨励賞を取ってしまうと、そりより下位の若手奨励賞ななどは取れなくなります。
私がかつて言われたのは「賞は下から舐めるように取れ」です。
コツ12 四の五の言わずに出せ
「賞に応募してもどうせ当たらない、分野が違うので出しにくい…」
その考えは損しています。多くの人がそう考えるため、有名な賞以外では応
#教員公募のコツ1~10
コツ1 相場を知り、良い点は真似る
他人の教員公募書類を目にする機会は滅多にないので、何を書いて良いのかわからないという声も多く聞きます。
しかし「研究 教育 抱負」などで検索すると意外とヒットします。書き始める前に、それらに目を通しておきましょう。
コツ2 履歴書は一度ちゃんと作る
人によって職歴、受賞歴、委員歴などに必要な行数は違います。履歴書の様式に指定がない場合は、適当なテンプレー
#科研費のコツ 41~50
コツ41 虎の威を借りるな
独創性に「研究分野の重要性」を書く方は多いです。
XXX疾患の治療法開発は重要であるから独自である。
しかし、そうすると、その対象を扱う全ての研究が独自となってしまい変です。聞かれているのは「あなたの研究」のどこが他より優れているか? です。
コツ42 波及効果・インパクト
創造性とは、本研究が
(1)当該領域において議論となっている点をどう解決するか
(2)将
#科研費のコツ 31~40
コツ31 興味がなくても、分野外でも、「理解できてしまう」レベルにする。
申請書においてわかりやすい図とは、
チラ見レベルでもポイントが理解できるような図です。
×情報が多い → 理解できないし、する気もない。
×字が小さい → 老眼で読めないし、読む気もない。
コツ32 なぜ申請者ならその問題に取り組めるのか
「本当に重要な問題であり、解決手法も存在しているのであれば、既に誰かが取り組ん
#科研費のコツ 21~30
コツ21 それって漢字で書くべき?
漢字で書かないほうが良い言葉(敢えて、於ける)
どちらでもいい言葉(下さい/ください)
漢字で書くべき言葉(大多数の言葉)
があります。
行政の使用ルールとは異なりますが、私自身は
及び、並びになどはひらがなで書くようにしています。
行政の使用ルールとは平成22年11⽉30⽇の内閣訓令第1号「公⽤⽂における漢字使⽤等について」のことです。
https://
#科研費のコツ 11~20
コツ11 申請書にはストーリーが必要だ
レイアウトに型があるように、内容にも型があります。
✓ この分野はどんな分野か(広い背景)
✓ 本研究に関連して何がわかっているのか(当該分野の背景)
✓ 何がわかっていないか(問題点の指摘(複数))
✓ 特に本研究ではどの問題を扱うのか(問題点の絞り込み)
✓ なぜそれが問題なのか(問題点の重要性・顕在化している弊害)
✓ どうすればその問題を解決でき
#科研費のコツ 1~10
コツ1 細部にまで気を配る
申請書を読んでいて「上手でない」と感じる人の申請書は美しくありません。
✓ フォント・行間がバラバラ
✓ 図表・図中文字が小さい
もちろん、美しさと内容の良さは別の話ですが、美しさまで気配りできる人はロジックや計画もまた良く考えられています。
コツ2 理解してもらう上で必須の情報は何かを考える
「何をどうするか」を書くことはもちろん大切です。ある程度の具体性がない