#教員公募のコツ21~30

コツ21 自分がコントロール可能なところで戦う

教授人事では、定年を迎える教員が偏らないような年齢構成、出身大学(学部・学科)、分野の重複回避、企業とのつながり、など業績以外の要素がかなりあります。

しかし、これらについては知りようが無く、考えるだけ無駄です。


コツ22 一貫性バイアスを逆手に取る。

教員公募においては選ぶ側もよくわかっていません。分野もこれまでの環境も異なる人を比較することは不可能です。

ですので、「良い」ではなく「良さそう・期待できる」が採択の基準となります。ここに活路があります。

直前に大きな仕事が出た、受賞した、などすると採択されやすくなります。
このままの勢いが採択後も続くんじゃないかと無意識に考えてしまうわけです。(一貫性バイアス)

教員公募ではこうしたチャンスを逃さない!


コツ23 白色度高め、厚み0.1mm以上の上質紙に印刷する

印刷した応募書類の読みやすさは文字と紙の色とのコントラストで決まります。明瞭に印刷されれば、再コピーにも強く、字が読めない(読みにくい)という事態を避けられます。
また、ペラペラな紙では印象もよくありません。


コツ24 力のポーズ!

公募面接の出来は極めて重要です。書類審査の評価がひっくり返ることもザラです。

面接のコツといえばこの動画でしょう(*いくつかの内容についてはまだ確定した事実では無いようです)。
ちなみに、私は面接無敗です(自慢)
https://www.ted.com/talks/amy_cuddy_your_body_language_may_shape_who_you_are?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=tedspread


コツ25 出来ることは全てする

人間は、ちょっとした印象からその人の能力までを勝手に予想してしまう非合理な生き物です。

面接の前には
・前日(当日)に美容院に行く
・靴は一番良い、シンプルなものを履く
・服装は信頼できるプロの店員に見立ててもらう
etc...


コツ26 写真の印象、超大事

人の第一印象が最初の数秒で決まり、その印象はなかなか変えられないことは有名です。

履歴書の写真はこだわりましょう。写真屋さんで当日に着ていくスーツで撮影してもらい、レタッチもしてもらいましょう。全部やっても1万円ちょっとくらいです。


コツ27 意外と書けることはある

履歴書がスカスカなのはどうしても印象がよくありません。海外を含め、他の人が公開されている履歴書を参考に他に書ける項目が無いか探してみましょう。

参考としてfullCV.docxを置いておきます。
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1lO7V-dzHIzOY9BRxFI8w8ChsbhdO8daE


コツ28 クロス集計で見やすさアップ

公募書類における過去の研究費の獲得履歴は、箇条書きで書かれても各年度でどれくらい研究費を取っていたかをパッと判断することはできません。

そこで、こうした一覧を別表として記載するのはどうでしょう?
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1lO7V-dzHIzOY9BRxFI8w8ChsbhdO8daE

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コツ29 どんな資格が有利か考えてみる

資格欄に英検5級とかは不要です。普通免許も微妙です。

一方、第一種衛生管理者は大学において必要な資格です。分野によっては放射線取扱主任者(第一種)や危険物取扱者も必要でしょう。ただ、私もいくつか資格を取りましたが…(察し)


コツ30 呼ばれたらもう少し

面接の倍率はまちまちですが3-5倍程度が多いと思います。多すぎると面接が大変ですし、票も割れます。
第一候補を呼んでみて、ダメなら次の候補を呼ぶという形式もあります。

あて馬とか変なことを考えず、素直にゴールが近いことを喜びましょう。

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