#教員公募のコツ11~20

コツ11 若手向けの賞は若いうちに取っておく

賞には取る順番があります。例えばいきなり学会の奨励賞を取ってしまうと、そりより下位の若手奨励賞ななどは取れなくなります。

私がかつて言われたのは「賞は下から舐めるように取れ」です。


コツ12 四の五の言わずに出せ

「賞に応募してもどうせ当たらない、分野が違うので出しにくい…」
その考えは損しています。多くの人がそう考えるため、有名な賞以外では応募者数はそれほど多くありません。

12人が応募し、最優秀賞・優秀賞×2で3名受賞した例も知っています。


コツ13 継続は力なり。

賞の選考委員の入れ替え頻度は高くありません。応募者数が多くないことも相まって、前回惜しくも賞を逃した人が今年も応募した場合は、当然、覚えはめでたいです。

出し忘れを防ぐためにも出せそうな賞はあらかじめカレンダーに登録しておきましょう。


コツ14 結局は人脈

一番難しいのが博士・PD→助教です(自然科学系)。特に、XXX教授の下で…というのは「知らない人とは働けない」理論により、意中の人がいる可能性が高いです。

ここで出来公募だと腐るのではなく、どうすれば意中の人になれるのかを考えた方が健全です。


コツ15 一緒に働ける人材であることを示す

学会誌の査読、学会運営、学内外の委員会等はあなたが優秀な人材であることを見せるチャンスです。雑用と手を抜くこと無く頑張って下さい。
懇親会等でアピールできるのは「面白い人・いい人」であり、それはそれで別の評価基準です。


コツ16 壁に耳あり障子に目あり

「意見を聞くことのできる人物」などの照会先を書く項目がありますが、実はそれ以外の人にも照会がかかります。

「XXXさんってどんな人?」と評判や人となりについて聞かれた経験がある人もいるでしょう。人事は一大事ですので、相手も必死です。


コツ17 民間財団は数撃ちゃ当たる。

研究資金の獲得歴は研究室を運営する上で重要視されますし、そうでなくとも業績を評価する基準として大切です。
科研費は重複制限がキツイので取れる種類・額には限度があります(最重要ですが)。民間財団へも積極的に応募しましょう。


コツ18 パターン化して数を出す。

民間財団の募集内容と自分の研究内容がドンピシャであることは稀です。自分のテーマをうまく寄せていきましょう。異なる切り口で3種類くらいの申請書パターンが出来上がると、コピペ・組み合わせだけで応募が可能になります。


コツ19 ご祝儀イベントを逃すな

民間財団は科研費などで拾いきれない人たちへの支援を標榜しているところも多いです。
異動や独立ラボを構えた、などのイベントは絶好のチャンスです。申請書にその旨を明記して物入りであることをアピールしましょう。採択率2倍(当社比)です。


コツ20 ほどほどに

教員公募においておなじみのサイト

52連敗氏http://web.archive.org/web/20190331145046/http:/www.geocities.jp/ryannmaryu16/

仏恥義理氏
http://shakeitupbabynow.web.fc2.com

5ch(新・教員公募星取り表)
https://rio2016.5ch.net/rikei/

研究する人生(公募書類の書き方、審査プロセス、面接の実態)
https://jbbs.shitaraba.net/study/9419/

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