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自分の感受性くらい の旅 in京都 (前半)

飛び石連休だったので、間の月曜を休み4連休にした。京都に行こうと決めた。
何をするでもなく、京都に行こうと決めた。 何をするでもないので、土曜日の出発はかなりのんびりしたものになり、京都に着いたらもう、午後4時だった。そして着いた瞬間に後悔した。薄着だった。家を出た時は日が照っておりセーターとダウンが暑かったのでそれを脱ぎ、身軽な格好にわざわざチェンジしていたのだ。
夜は、京都在住の友人がご飯に付き合ってくれて、前日にあった仕事でのごちゃごちゃなどを相談し、1日目を閉じた。

※※※
2日目

行きの新幹線で予約した古民家風町家の朝は寒かった。2階の部屋の窓から雪が降るのを見る。洗面所の水道は、とてつもなく冷たい水しか出ないので凍えた。寒くて起きられず布団の中でグズグズしてしまったので出る頃にはもう10時。近くのカフェでモーニングをとりながら、1日の予定を立てる。隣の席の子供が外の吹雪く様を見ながら、「雪がケンカしてるみたいだね」と詩的なことを言う。

立てたプランはこうだ。
老舗の手ぬぐい屋さん

セレクト本屋さん(恵文社)

友人オススメの場所 詩仙堂

ガケ書房

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実際はこうだ。
老舗の手ぬぐい屋さん

風呂敷屋さん

ラーメン次郎 京都店

セレクト本屋さん(恵文社)

16:00 喫茶店 ひめりんご

銭湯 長者湯

京都駅

ホテル

解説:
出かける前に半分寝ていた夫に、京都の土産は何がいいかと聞くと、「てぬぐい…」と、もにゃっと言うので、老舗の手ぬぐい屋さんに行ってみたのだが、どれも手ぬぐいにしては高いしピンとこない。近くの風呂敷屋さんに入ると、手ごろな値段でかわいい手ぬぐいがあったのでゲットする。

友人に勧められた恵文社に行こうとするが、京都のバスとグーグルマップと私の脳みその相性が良くなく、気づいたら乗った場所に戻っていた。1時間弱無駄にする。はとバス化しただけだと前向きに考える。
恵文社はすごくよかった。多分1時間はいた。茨木のり子の別冊太陽と、小野和子氏の「あいたくて ききたくて 旅にでる」と、きくちゆみこ氏の「愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ」を買う。

平積みになっていた「気になる京都」という冊子の中で紹介していた「ひめりんご」という喫茶店へ行った。まず、名前がよい。ジャケ買いならぬ、名前買いだ。実際、雰囲気にとってもセンスがあって、物に月日が刻まれていて、サンドイッチを作る、丸くて厚いメガネのおばちゃんもチャーミングだし、初めて見るコーヒーの作り方をカウンターから物珍しそうに見つめる私を気にせず働くマスターもよかった。

この時点で、今日帰るのをやめようかと思い始めていた。朝も遅く起きちゃったし、行きたいところ回れてないし、もう1日いよう!となった。3500円のホテルを発見し延泊決定。

後半へ続く

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