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疼痛に対するアプローチと最初の相談先とは

最近はワンオペを任されているジムでも「金曜日は筋曜日」というキャッチフレーズで記憶して貰えることが多くなってしました。何事もスベるのを恐れずに続けてみるものです。

キックボクシングのジムでの技術、トレーニング指導が主な業務内容なのですが、時として痛みの悩みを受けることもあります。
そういう場合は筋肉領域に対してできるアプローチを行います。
僕の場合はペアストレッチングや整体、筋膜のリリース(ローラーや手技によるもの)などでケアを行っています。

最近クライアントから「別の場所でトレーナーに○○(病名)と言われた」などという話を聞きますので、ここでもう一度はっきり申し上げておきたい。
我々トレーナーは医師ではないので

診断はできません。そして、トレーナーは絶対に診断をしてはいけません。

痛みや不調を訴える方には、基本的には整形外科にかかるようにご案内しているのですが、待ち時間が長かったり、湿布だけくれて終わりだろう、大した診断結果じゃないだろうという思い込みで「そこまでじゃない」と病院にかかってくれない方も残念ながらいらっしゃいます。
そういう方は良くても整骨院、整体に行かれる程度…。これが僕のこれまでの経験上一番危険だと思います。
中には過剰な通院頻度を薦められたり、半分スピリチュアルな商材を売りつけられるなどの話も聞きます。これは弱みに漬け込んだ卑劣な商売だと僕は思っています。商売は三方良しが基本!…と話が逸れました。

レントゲン、CTスキャン、MRIといった医療機器での検査は整形外科でなくてはできません。
整形外科には怪我や痛みの原因や状態をはっきりさせる目的で、まずかかって欲しいのです。
しかしながら、整形外科ではあくまでも折れているとか外れている、切れているという物理的なところを発見するもので、投薬や手術による治療が主になるようです。
筋膜や心因性のもの、その他の目に見えない原因不明となるものに関しては打つ手が少ないというのも事実だそうです。
筋膜に関しては、近年筋膜へ直接注射を行い筋膜の滑走を促すハイドロリリースというものがあり、これを行える整形外科も増えたようです。原因不明の疼痛にお悩みの方は試す価値は大いにあると思います。

運動を行うにあたり、どういった動きがNGでどういった運動ならOKなのか。あるいは、どの筋群を動かした方がいいのか、などの情報はトレーナーにとって非常に重要なヒントになります。
それだったら理学療法士に任せろよって思うかもしれませんが、リハビリ程度の運動から開始するのであればその通りです。
しかし動かすことで解消されるものであったり、もしリハビリからスタートするにしても漸進性の原則として、そこから普段通りの運動、そしてより強度の高い運動に切り替えていく必要があります。そこから先は僕の出番、というわけです!

痛みは大きなストレスの原因にもなります。いち早く解消して、快適な生活を手に入れたいですね。

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