【子どもって、あっという間に親元を離れていく】そう気づいた、保育園帰り。
子どもの手はあっという間に離れていく
親である私たちが気づかないうちに
毎日、ものすごいスピードで成長している
子どもたち。
子どもの感じる時間の流れと、
親(大人)の感じる時間の流れは違うからなのか
親になってみて
「子どもの幼少期って、こんなに短いんだ…」
と思い知らされる。
実際に
“子どもの体感時間は、大人の6倍以上に感じる”
と、言われている。
もちろんそこに個人差はあるし
置かれている環境・状況によって異なるが、
基本的に
「子どもよりも、大人のほうが時間を短く感じる」
というのは、科学的にも証明されているとのこと。
なにげない、とある日の保育園帰り
つい最近のこと。
娘を保育園へお迎えに行ったときの話。
ご近所で、帰り道が同じAくん親子と
お迎え時間が一緒になった。
そのママさんは本当に素敵な方で、私も大好き。
「こんにちは!」
「Aくん、背が伸びましたねー!」
「いつもニコニコして、かわいいなぁ〜」
なんて、ママ同士の会話も弾んじゃって。
娘とAくんは同じクラスで、お部屋は2階。
先生に帰りの挨拶をして、階段を下りると
娘がAくんの手を引いて、玄関まで歩き出した。
▫️ちっちゃくて可愛いカップル、爆誕。
Aくんもニコニコ嬉しそうな顔で、
ルンルン姿で1階の廊下を歩いていく
小さな 小さな 2人組。
1階の先生方がゾロゾロと部屋から出てきては
「あらぁ〜なに〜この可愛すぎる光景〜/// 」
「なんて微笑ましいの〜///」と、デレデレ。
そんな視線を浴びて、まんざらでもなさそうに
さらに ルンルンで廊下を歩いていく2人組。
お靴を履いて園から出たあとも 手を繋ぎ
私たちママの前を、どんどん歩いていく。
テンションがあがって走り回るわけでもなく、
落ち着いた足取りで スタスタ と。
あまりにも可愛いくて、愛おしくて
「Aくん、写真に撮ってもいいですか?」
「もちろん!」とお互いに許可をとり、
子どもたちの手繋ぎショットを
前から、後ろからと
スマホのカメラに収める、私とAくんママ。
▫️まるで長年連れ添った老夫婦レベルの癒し
Aくんママと他愛のない話をしながら
2人の後をついていくのだが、
こっそり、2人の会話にも耳を傾けてみる。
すると ───・・・
「あちゅいね〜^^! あせ かいちゃうね」
「Aくん、だいじょーぶ?」
「おあそび たのしかったねぇ〜^^」
・・・・・・・・
なんて可愛い会話なの。
信号待ちでは
歩道の端にある縁石に腰掛けて
手を“恋人繋ぎ”に繋ぎ直して、
なんだか2人で笑い合っている。
信号が青になれば
手を繋いでいない方の手 をしっかりと挙げて、
横断歩道を上手に渡る。
▫️可愛い〜!だけど、なんか寂しい──。
「可愛い〜〜」
「ちっちゃいカップルみたいで可愛すぎる〜」
と、はじめは癒されていた私だが
後ろにいるママを気にする素振りも見せずに
2人でたくましく
スタスタと歩いていく後ろ姿を見ていると …
だんだんと
「あ…こうやってどんどん手が離れていくんだよな」
「これから もっともっと、
ママがいなくても平気になっていくんだよな」
「ママと手を繋いでお家に帰ってくれる日々も
あっという間に終わるんだろうな」
そんなふうに、寂しくもなった。
今は まだ
当たりまえのように繋いでくれる
フワフワ柔らかい、小さな手。
その手でしっかりと私の手を握り、
私の顔を見上げながら
「きょうは こんなたのしいことが あったよ!」
「きょうの でざーとは めろんだったの!」
「おやつも おいしかったぁ〜!」
「せんせいが ほめてくれたの〜!」
と 一生懸命にお話しをしてくれる
可愛いお顔に、可愛い声。
でも いつか
気づけば目線も同じになって、
身長を追い抜かされる日も来るかもしれない。
▫️今この瞬間って、とんでもなく貴重な時間。
育児をしていると
1日1日がものすごく長く感じることがある。
だけど、つい1年前なんかを振り返ってみたら
本当にあっという間で。
「この1年でこんなに大きくなってたんだ…」
と ハッとすることが、多々ある。
もし このまま
私の感じているスピードで時間が過ぎていく
ならば
子育てをさせてもらえる期間 って、
本当にあっという間 なんだと思う。
「もう少し このまま、
小さいままのあなたで いてほしい」
と、心の中で何度つぶやいたことか。
子どもの成長は嬉しい!
でも、とてつもなく寂しい。
でもでも、やっぱり、
それ以上に、嬉しいこと。(複雑な気持ち)
私のことだから、子どもが何歳になっても
「成長が早すぎる」
「もう1度だけでいい。
赤ちゃんの頃の娘を抱っこしたい」
「あっという間すぎるよ…」
って、ずっと呟いていると思う。
だけど、
それが大きな後悔に感じることのないように
日々の成長を、毎日の娘を、しっかりと見て
見守って、目に焼き付けておきたい。
と、強く思った。
▫️ママって、いつまでたっても未熟者
育児って、子どもを育てるって、
どんなにやっても「十分!」と思うことは
絶対に、ないと思う。
どんなに手をかけて 目をかけても、
将来、育児を振り返ったときには
多かれ少なかれの「後悔」が、
きっと、どのママにだってあると思う。
でも それは、
必死に育児をしてきた軌跡が あるからこそ。
「後悔」を口にしながらも、その表情は
「本当に大きくなったなぁ」と
喜びに満ちた顔でありたい。
「子どもはあっという間に
親元を離れていく」
1日1日を大切に過ごすことの大切さに
あらためて気づかせてくれた
本当に なにげない、
保育園帰りのお話🌷
そしたら、また🕊️
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