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海外転勤やることリスト④荷造り|ロンドン駐妻奮闘記

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本記事は、私たち夫婦がイギリス渡航に持参した荷物を参考に、海外移住の際に持参した方がいい(かもしれない)品物に関してまとめた備忘録になります。海外移住を前に何を持参し、何を置いていくか迷っている人がいましたら、参考になれば幸いです。


荷物の総量を見定める

荷物の規定は、各航空会社によりけりですが、根底は共通しています。もちろん、利用クラスは、庶民としてエコノミークラス一択。

※機内持ち込み荷物 サイズ55×40×25、重量10kg、個数1個(ハンドバッグ等、身の回りの手荷物は別カウントにすることが可能)
※預け入れ荷物 3辺合計158cm(※ANA 203cm)、重量23kg、個数1個または2個

サイズに関しては、ドデカスーツケースの売り文句が、「国際線預入荷物の限界値」だったりするので、よほど怪しい場所で購入しない限りは心配する必要は無いでしょう。

重量も、密度が高い本や石、陶器をよほど詰め込まなければ、範囲内に収まるはず。

ANAとJALでは、エコノミーでも預け荷物は2個まで受け付けてくれる場合が多そうです。他の航空会社、特に格安航空では1個あるいは0個の場合もありそうですので、事前によく確認しておきましょう。

預入荷物は、追加料金で個数を増やすというオプションがありますが、通常、JAL、ANAの追加荷物は2万円ほど。日本から英国への輸送費を考えると、なるべく追加した方が料金的にはお得、更に生活水準も上がるでしょう。もちろん、人間が一度に持てる巨大スーツケースは2個が限界。それを超えてまで無理に増やす必要はありません。

予算・筋力と相談したうえで、荷物の限界値を設定し、その範囲内で荷物を見定めていきます。

成人男性の荷造り

まずは、夫の荷造り品から。英国は世界有数のグローバル都市。物価は高いが金さえ払えばなんとかなる、ということは大前提。そのうえで、「この品物にこんな金額出せねえよ」という費用対効果お得感の観点から、自分たちの荷物を紹介します。

夫が先に渡英し大学寮で短期ソロ生活、1か月遅れで私が合流した我が家。
先遣隊の夫が優先的に日用必需品を持参したうえで、実際のロンドン生活の中で不足したものを私が後追いで持ち込む作戦。

荷物総量は、預け入れ荷物3(大スーツケース×2、大リュック×1)、機内持ち込みの中リュック。

・パスポート
・スマートフォン、充電ケーブル
・英国SIMカード
・ノートPC、充電器
・大容量USB
・英日コンセント変換ソケット 1個
 差し込み口が多いものを選択。握り拳大で持ち運びには不向きだが自宅使用なので我慢。

・万国コンセント変換ソケット 1個
 
英国のコンセントはBFタイプ(- ' -)、欧州はCタイプ(・ ・)で、それぞれ日本のA型(❙ ❙)とは全く別物。各タイプを買うと荷物が増えるので、持ち運びやすさと機能性を兼ね備えた万能プラグを一人一個購入。組み替えが合体ロボットみたいで楽しい。


・モバイルバッテリー 1個
 現代人として、バッテリーは非常に重宝
・ミラーレスカメラ
 
写真ライトユーザーだが、海外生活という非日常体験でカメラは大活躍
・充電式乾電池(単3、単4) 数本ずつ
 
意外と出番は少ない
・財布、現金5万円
・運転免許証、マイナンバーカード、クレカ3枚、交通IC
 
カード類は日本に残すのも憚られたため持参
・パスポートのコピー 10枚くらい
 
コンビニという便利なものがあるという感傷的な考えは捨てた方が良い

・スーツ1セット(革靴、ネクタイ、ベルト含む)
 
腐っても社会人。出番は少ないが会食やフォーマルな場で活躍
・下着、靴下等 5日間分
・ヒートテック上 4着
・春秋服 4日分
・夏服 5日分
・冬服 3日分
・水着
・スニーカー 1足
・真冬用ダウンコート 1着
・フェイスタオル 5枚
・冬用パジャマスウェット上下
・Tシャツ、短パン等、運動着 2セットくらい
 
ロンドンの夏は短く、弱く、儚い。逆に冬は長く厳しい。日本の夏を想像して夏服を用意したが、もう少し他の季節へ割り当てればよかった。また、乾燥機文化が強いため、セット数は少なくても何とか回る。

・味噌汁茶碗 2個
・食事用箸 2膳
・スプーン、フォーク 2セット
・行平鍋、卵焼きフライパン
・菜箸、包丁、まな板、キッチンバサミ、缶切り、皮むき器、ゴムベラ
・寿司巻きすだれ
・電子レンジ炊飯器 2個
・軽量カップ、大さじ
・サランラップ、アルミホイル、クッキングシート
 住居は家具付きが基本。が、調理器具系は圧倒的に日本産が有能。備え付けの包丁や鍋、フライパンは使い古されて質が悪い。スーパーでの購入はかなり値が張る。

・調味料各種(醤油1本、料理酒1本、みりん1本、味噌パック、大量のかつおだし粉末、ゆかりふりかけ)
・パックご飯 約20食
・インスタント味噌汁、インスタントにゅう麺等インスタント食品 約20食
・アルファ米非常食 約5食
 
日本系調味料には夢の国並みの関税がかかっている。あればあるほどいい。なるべく多く持参することをお勧めする。ただし、肉製品、肉エキス、魚類、植物類は持込が禁止されている場合が多い。持込量についても要確認。特に、パックご飯は持込可だが生米はダメ。
インスタント食品系は、食いつなぎに大活躍だったようだ。

・筆記用具(えんぴつ、ボールペン黒、はさみ、ホチキス、定規)
・ノート2冊
・参考書数冊
 
海外の文房具は粗悪。ホチキスはあまり出番が無い。

・まくら 1個
 
バカの選択。理解不能だったが活躍したらしい
・スリッパ 2足
 
英国は室内でも土足だが、室内での履き替えが可能に。
・巻き尺
 裁縫道具に入っている小型のもの。大活躍

・化粧水 本体+詰め替え(100均のシャンプー詰替ボトルに入れて)
 シャンプーボトルが意外と優秀。こちらのシャンプーやボディソープはひっくり返して液体を押し出す式がメインなので、日々のストレスが募る。

日英のシャンプー容器形状の違い。英国のシャンプー類はマヨネーズと同じ出し方が多い

・歯ブラシ、歯磨き粉1本
・ヒゲソリ(非電動)
・旅行用ミニシャンプー、コンディショナー、ボディソープ
・ドライシャンプー
・詰替ボディソープ
 
水道水が硬水のため、日本のシャンプーが泡立たないのは有名な話。ドライシャンプーは、水で流さなくても頭皮を洗い流せる。あまり出番は無いが、お湯が出ないという海外生活あるあるで活躍を見せた。
・ゴミ袋(大きめ)
・絆創膏
・内服薬(頭痛薬)
・妻のコンタクトレンズ

・ゴム製の折り畳み水筒
 
夢の国かと見まごうほどにペットボトル飲料は高すぎる。節約面で思わぬ活躍を見せたが、注意力散漫の夫と相性が悪く、キャップ締め判定のシビアさで5回ほどリュックを水没させた。

・折り畳み傘
 
ロンドンは本当に雨が多い。雨具は重宝。

・ハンガー 10個
・洗濯用ハンガー(洗濯ばさみがジャラジャラついたアレ) 1個
・物干しロープ(忍者の道具みたいな鉤が付いたロープ)
 
ロープは寮生活で大活躍したらしい

成人女性の荷造り

荷物総量は、預け入れ荷物3(大スーツケース×2、中リュック×1)、機内持込荷物にトートバックと肩掛けバッグ

・パスポート
・スマートフォン、充電ケーブル
・英国SIMカード
・iPad
・万国コンセント変換ソケット 1個
・モバイルバッテリー 1個
・任天堂Switch
 
駐妻には暇つぶしが必須
・財布、現金3万円
・運転免許証、マイナンバーカード、クレカ数枚、交通IC
・パスポートのコピー 10枚くらい

・下着、靴下等 1週間分
 
洗濯機が強力で消耗が激しい…もっと持ってくればよかったなあ
・ヒートテック上3セット
・春秋服 3日分
・夏服 4日分
・真冬用ダウンコート 1着
・冬用パジャマスウェット上下
・Tシャツ、短パン等、運動着 2セットくらい
・くつ 合計3足
 念のためオシャレな靴も持参したが、ほぼスニーカーで事足りる。交通事情を鑑みても歩きやすいくつの方が良い

・身だしなみ用品(毛抜き・カミソリ・綿棒・コットン・くし・眉切ばさみ・爪やすり)
・水着
・化粧品
 
眉ブロウやアイライン、下地、ファンデーションはこだわりがあったため二年分日本で買いだめ
・基礎化粧品
 
化粧水、乳液にこだわりがあったため日本で揃えるも、硬水と乾燥のダブルパンチにノックアウト、渡英一か月はお肌がガビガビに。急遽現地のドラッグストアBOOTSで追加購入。また後日、詳細を記す予定
・ボディクリーム
 
特に冬場は身体もガビガビに乾燥するのであると安心
・フェイスパック 60枚くらい?
・歯ブラシ
・体温計
・眼鏡
・コンタクトレンズ
 
購入可能らしいが安全性を鑑みて持参
・洗濯ネット たくさん
・頭痛薬、内服薬
・生理用品
 
ただでさえストレスの元になる生理。ほんの少しでもストレス緩和したかったので使い慣れているものを半年分ほど持参。キャリーケースのすき間を埋めるのにも活躍した

夫の反省を経て追加された物品

・水筒
 
プラスチックタイプを百均で購入
・スマホ首掛けヒモ
 世紀末ロンドンに対抗するためのアイテム
・ワンタイムパスワードカード 2人分2枚
 
口座操作のためのカード。よろしければ前記事をご覧ください
・吸盤で壁に接着するタオル掛け 2個
 
イギリスにアイデア商品は存在しない。
・洗濯ばさみ、ハンガー追加
 
ハンガーだけで洗濯物を干すことは意外と難しい。封を開けた食材の袋とじにも活躍
・排水溝ネット、風呂排水溝髪の毛キャッチするアイデア商品
 
水場には網やネットは存在しない。全てを吸い込む深淵である。自衛策を講じないとすぐに詰まり法外な値段が請求されてしまう。
・爪切り
 
夫は文房具はさみで爪を切っていた。こわい。
・バスタオル 余ったスペースを全て埋めるほどありったけ
 タオル、無駄に高い
・掛け布団カバー、敷き布団カバー、枕カバー
 布製生活用品全般が高いのかもしれない
・予備歯ブラシ数本
 歯ブラシ、近場のスーパーだと1本400円くらいする。
・洗面所用のプラスチックコップ
 一度も見たことが無い。夫は、巨大で鈍重なガラス製コップで一か月凌いでいたらしい。花瓶だったのかもしれない。
・タッパー 大2個、小2個
 
イギリスのタッパーは長時間レンチンすると溶ける。日本購入品はお弁当箱を兼ねることもでき便利
・ウルトラライトダウン 2着
・大サイズエコバック

 欧州もビニール袋は有料。まとめ買いのために、折り畳めて、大容量、丈夫なものが理想。
・ウェットティッシュ、箱ティッシュ、キッチン掃除用重曹布巾
・ペン立て、シャーペン、シャー芯、鉛筆削り、ノート、付箋、マッキーペン

 不足分の文房具。ポストイットは特に粗悪で貼って3秒で剥がれる。ただし、持ってこさせられた割にあまり出番は無い

後追いで送付してもらった物品

渡英前に英国の自宅に向けて郵送。また、実家からの情けで追加的に仕送ってもらった品々

・冬服5日分(妻)
 入りきらなかった分を夏に送る。タイムマシン並みに時を超えて再び相まみえることになる
・肩掛けバッグ(夫用)
 スリからの自衛策として、肩掛けバッグは非常に優秀。
・夫眼鏡
 裸眼で生活できる程度の視力だが、勉強や講義でPCと長時間向き合うにはさすがに堪えるようだ。使用頻度に関わらず持ってくることをおススメ。
・マフラー、ニット帽、
 冬が寒すぎる。特に、他のヨーロッパ諸国へ旅行するならなおさらだ。
・日本食品(乾麺、調味料、餅、カレールゥ)
 非常に貴重。実家からご厚意
・日本のお菓子
 じゃがりこやグミが非常に懐かしくなる。コンビニで売っているようなお菓子が非常に高価。海外の友達のところへ遊びに行く際は、ぜひ持参してあげよう。
・英単語帳、日本語で記載された本
 高すぎる!英語への学習意欲が上がった際、暇つぶしに本を読みたい際、どうすることもできなかった。
・髪ゴム
 イギリス産は使い捨て。二回で伸び切る
魔法瓶水筒
 厳しい冬を乗り切るために重要なアイテム。カフェに持参すれば注文したホットドリンクを注いでもらえる
・たこ足配線コード
 
英→日のソケット変換数が限られる中で非常に優秀な活躍。
・目薬
 こちらで疲れ目用のものはあまり見ない
・レジャーシート
 公園ピクニックを楽しむためには必需品
・腕時計
 就労中に時間を確認する術。

検討したがあきらめた物品

・布団乾燥機
 トコジラミ対策に検討。変圧器が必須で、布団乾燥機レベルになると6kg級、3万円くらいを持参する必要がある。大型魚の相場。無理
・ドライヤー、炊飯器
 日本製を使用するには変圧器が必要なため断念
・女性用フォーマルウェア
 スーツ同様たまにあると嬉しい瞬間があるが、活躍機会が少ないため、いまだに迷い中
・キッチンスケール
 お世話になっている日本の親族に荷物を送る際に重さを量れて便利そう。別に日本生活中に使用したことも無かったため保留中
・体重計
 かれこれ一年、自分の体重と向き合っていない。知らなくとも生きていけるので不要だろう。帰国時の荷物計量に活躍しそう
・ハンディ扇風機
 充電式電池が国際郵送不可能だったため断念

おわりに

スーツケース内の空白や空間、あらゆるスペースに保存食や調味料を詰め込んだため、スーツケースはギチギチ。最終的には、どのチャック、容器、包装を開けても2gの粉末出汁小袋が出てくる状態に。空港で止められてしまえば、間違いなく怪しい粉末の密輸業者疑いで別室連行だったことでしょう💀

本人の希望で夫代打、鶏。世間に顔向けできる人生を歩んできてないとのこと。

お金を出せばどうにかなる手に入れられるのがロンドン。他の国に比べれば恵まれている一方で、その物価はとんでもない。

特に、普段百均で購入するような物品・消耗品に関しては、日本で購入して荷造りに入れ込んでしまうことを強くおすすめします。

そして、こちらで生活してみて初めて、「あ、これ欲しいなあ…」と思う瞬間が多いこと多いこと。あゝ、かく難しや、海外生活。我々は、日本での安価で豊かな生活に慣れすぎていたのかもしれない。

次回は、荷造りで入りきらなった時も安心、日本からの海外への荷物郵送に関する情報をお届けする予定です。ぜひお楽しみに🌼

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