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夏の日、わたしの理想のいちにちについて考える【出雲弁日記#2】

夏の日、わたしの理想のいちにちについて考える【出雲弁日記#2】

夏の日、8時にしゅうしゅう歌う炊飯器が、わたしより先に目を覚ますので、布団の中で、ちょこしぐだぐだして、眠気覚ましに本を読んで、ほんで炊飯が終わるまで起きちょったら、がんばって起きることにする。

顔だけ洗って、すぐ炊飯器の前に戻って、ほかほかのご飯をもりもりによそう。昨日買ったわさびのふりかけをかけて食べよう。
適当に目玉焼きとベーコンを何枚か焼く。朝からちゃんとご飯を作ったら、QOLたかくてい

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ピンクのガーベラ

ピンクのガーベラ

人目を気にして綺麗にお化粧したり、不自由で機能性のない服を「きちんとした服」として指定されたり、男の人よりえらぶっちゃいけない、普通に男性がしたいようにすることさえできない、それを全部、「女の子なんだから」って理由でまとめられるなら、わたしは女の子になんてなりたくなかった。

女の子らしくすることで、そのステレオタイプに従ってまとめられるのが嫌だった。わたしはわたしでしかないのに、無意味なカテゴラ

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なんしちょーてて、出雲弁日記#1

なんしちょーてて、出雲弁日記#1

バス移動は腰がえらい。

えらいって大阪の友達に言っても伝わらんかったなあ、とか思いながらラジオを聞いて外の景色を眺めちょったら、だんだん故郷に向かいバスが動いていく。途中、山が白く雪かぶっちょって綺麗だった。

なつかしき出雲地方、バスの車窓からの眺めはいつ見てもいい。

意外がられるけど、出雲は結構雪国で、喋り方もはっきり口を開けんズーズー弁に近い喋り方をする。だけんか少し東北訛りに似てて、そ

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Write to you 【エッセイ】

Write to you 【エッセイ】

I write you, but not only for you.
I write for myself.

When I say I love you, I feel that's not enough at all.

Because that is just search on my memory, and find some words related to "love."
I'm j

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