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🌈はじめまして🍎

私は2023年3月まで日本の公立高校教諭として15年間、3校で勤めました。現在は、アメリカの大学院の博士課程に在籍して「教師」と「空気」について考えています。

アメリカの大学院博士課程に進学下のはコロナが始まった2020年。コロナの影響で最初の1年間は日本でフルタイムで勤務しつつオンラインで授業を履修し、2021年から渡米しています。職場は自主研修期間を利用して渡米しましたが休職期間の2年をすぎ、まだ研究途中のため退職しました。大好きな教職、全力投球しました。楽しくてやりがいのある仕事は天職だと思っていました。それでもいつも付き纏っていた違和感、孤独感、多忙感、疎外感。noteを始めたのはそんな言葉にできないまま日常に埋もれていきそうな気づきや出来事をメモしようと思ったからです。

特にきっかけとなったのは2018年8月から2019年7月まで赴任したアメリカの公立高校での経験です。私が感じる日本の学校現場の違和感には教師が共有している最上位目標ずれがあるのではないかと考え、グローバル時代を生き抜くために生徒に必要なコンピテンシーという側面から日本とアメリカでは何のための教育がなされているのか、生徒の学び方、教師の教え方がどう違うのかを見たいと思い教員交換プログラムに参加しました。noteにはアメリカの学校現場で感じた疑問や違和感をまとめ、今後の日本の教育の方向性を考え、また私自身の学びや気づきのメモとして活用していました。

帰国後、2020年にロータリー財団から奨学金をいただき、さらに学びを深めるためにアメリカの大学の博士課程に進学しました。大学院では世界中の仲間や教授と自分の教師の物語を共有したり、自分が経験した違和感や困難を振り返ることで改めて日本の教育や自分自身の教育的価値観を批判的に考える機会を得ました。その中で改めて気がついたのが、「教師」と「空気」の関係です。日本で日常的に使われている「空気を読む」という行為。もちろん教師も例外ではありません。このぼんやりとして掴みどころのなさそうな「空気」という概念を通して学校を、教師を見てみると多くのことを説明することができることに気がつきました。

そして、その経験を通じて立ち上げたTeachers of Japan海外の教育現場を経験した日本の先生のコミュニティ。Teachres of Japanでは多種多様な教師が自分のティーチャーアイデンティティを見つけ、認め、語ることで教師本人のエンパワメントだけでなく、日本の教育現場を支える教師の日々の葛藤や努力、喜びや成長などを世界中の人に伝えたいと思っています。海外の教育現場を経験した日本の先生のコミュニティでは、実は日本の教育現場に多く潜在する海外経験のある教師の声を聞ける場、話すば、そして新しい価値観を生み出す場を増やそうという目的で立ち上げました。これを読んでいてくれている方が教師で、ご自身の教職アイデンティティについて考えてみたい、またはご自身のストーリーを書いてみたい、そしてそれを世界中に伝えたいと思われるのであればnoteのメンバーシップから参加可能です。(もちろん直接の投稿も可、詳しくはHPをご覧ください)これらの活動は今後またさらに発展をしていくことを計画しています。

noteの記事はバラバラと思い立った時に書いているのでまとまりがないと思われるかもしれません。空気と教育noteで語られた空気コレクション日本の高校の不思議アメリカの高校の不思議使える教材まとめ先生の働き方ヒント国際理解・異文化理解関係ブックレビューなどマガジンにまとめています。私のお気に入りはアイラブ生徒!高校生の珍解答集。全て実話です。

また、noteには娘の海外経験についても書いたものもあります。これからもまた書くかもしれません。こちらは未定です。

書いているもののは答えのないものもあります。答えを出すことよりも頭の整理をし、議論を深めることができ、読んでくださる皆さんと一緒に考えていけたら嬉しいです。

ここに書いている内容はあくまでも個人的な経験や感想ですが、お付き合いいただければ幸いです。応援よろしくお願いします。

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Kae Takaoka
Teachers of Japanではティーチャーアイデンティティ (教師観)の発見を通じて日本の先生方がもっと自分らしく教育活動に専念し本来は多様である「教師」の姿を日本国内外へ発進しています。日本の先生の声をもっと世界へ!サポートいただけたら嬉しいです。