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私の大学生活
noteには中高生や大学生が多いというか、増えてきた?と最近思っています。
やっぱりnoteを書いてる人って、文章書くの好きなんだろうなって人が多いように思います。すごく素敵な文章を書く方が多くて羨ましい…。
話は変わりますが、
先日、無事に大学を卒業しました。
袴を着て卒業式に参加し、学舎に戻って学位を受け取ったとき、初めて実感しました。
学位ってかっこいいですよね。なんかこれまでもらった卒業証書とは違う重みを感じました。
私の大学生活を振り返ると、正直、悔いが残る学生生活でした。
まともに学校に通えたのは1年生のときの1年間だけです。学舎で学べたのは1年だけです。
2年生になるという頃からパンデミックで全ての講義がオンライン形式に切り替わり、2年生の1年間は一度も学校に通うことなく終わりました。これはどこの学校も割とそうだったのかな…。だからみんな一緒だと思って耐えられたんですよね。
3年生からは行けるんじゃないかという期待もありましたが、見事に打ち砕かれました。
他の大学は対面を再開しているのになぜ私の大学だけ…。
こんな毎日を送るために勉強を頑張ってきたわけじゃないのに。
あの受験勉強の日々はひとり部屋にこもってパソコンと睨めっこするためだったのか。
親に頭を下げて受験費用や学費を賄ってもらった結末がこれなのか。
そんなやり場のない怒りと不満を抱えた日々でした。
高校で専門学校に進学した人たちの楽しそうな学生生活をインスタで目の当たりにしたり、
「まだ学校行ってないんですか?」と対面が再開しているバイト先の後輩に聞かれたり。
みんなが学校に行ってる時間にバイトをしている自分にふと気づいた時、私は何をしているんだろうと。
「まだ始まらないの?」
「ずっと家にいるの?」
「意味ないよね」
悪気はなかったのかもしれないけど、そんなふうに言われるたびに、私の心は踏み躙られていきました。
自分だけが取り残されてる気がして、ずっと辛くて苦しくて生きてる意味すらもわからなくなったこともありました。
今思えば、私の周りにはそういう人がいなかっただけで、学校行事が全部なくなった子たちもたくさんいたし、部活の大会もなくなったりした後輩もたくさんいたと思います。大人も、職を失って居場所を失くしたり、生活が苦しくなった人たちも多くいたのだと思います。みんなどこかで苦しんでいた。
私と同じように生きる意味を見失った人もいますし、もっと言えば、このパンデミックのせいで自ら命を経ってしまった人もいます。
筆舌に尽くしがたい3年間
それが私の大学生活でもあり、パンデミックで人生を変えられた人たちの3年間だったのではないかと思います。
話が少し逸れましたが、
そんな大学生活でも得られたことはあります。
まず、大学の友人には本当に感謝しています。
片手で数えられるほどの友人しかいませんが、私はその人たちのおかげで大学生活を乗り越えられたと思います。
苦しい気持ちを口に出すことはあまりなかったけれど、みんなといるときはその苦しさを吹っ飛ばすくらい楽しい時間を過ごすことができました。
きっと、みんなどこかで同じように苦しいと思っていたこともあるかもしれないけど、それを打ち消すためにあえてお互い言葉にしなかったのかもしれないです。
言葉にしなくてもわかりあえたのかもしれないです。
大学の友人たちは一生の友達だと思います。
これからもずっと大切にしたいです。
あと、その苦しい日々の大半を一緒に過ごした当時の彼氏です。(元彼)
彼にはどれほど迷惑と心配をかけたかわからないです。情緒が不安定な私にいつも寄り添い、彼なりの言葉をかけてくれました。感謝しかありません。
彼と自分の生活とのギャップを感じて苦しいと思うこともあったけれど、彼がいたから笑えたし、乗り越えられました。ありがとう。どうか幸せでいてください。
そして両親です。
こんな結末になってしまって、本当に申し訳ないと思います。でも、私は大学で素敵な友人と出会い、ある意味貴重な経験をして、精神的に強くなれたとも思います。
あと、こんな経験をしたからこそ人に優しくなれました。お金がないのに、私のためにお金を捻出して、大学に通わせてくれた、そんな2人に心から感謝です。ありがとう。これから恩返しできるように精一杯働きます。
こんなご時世になって
大学に行った意味はあったのか。
と言われることがあります。
たしかに、私たちの世代はまともな学生生活を過ごせなかったかもしれない。
でもどんな選択、どんな出来事にも意味はあると思います。
私の大学生活は学生生活としての意味はあまり持たなかったかもしれないけど、もっと別の意味を持つことができだと思います。それは何にも変えがたいものです。
これから先の人生でも絶対に生きてくると思うし、どんな困難が待ち受けていようと、そう簡単に負ける気がしません。
私の大学生活は何にも変えがたい人生の一部です。
みなさんの学生生活はどうでしたか?
卒業されたみなさん
卒業おめでとうございます。
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