朱野帰子

「マタタビ潔子の猫魂」で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。既刊本は「海に…

朱野帰子

「マタタビ潔子の猫魂」で第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。既刊本は「海に降る」「駅物語」「会社を綴る人」「わたし、定時で帰ります。」「対岸の家事」他。最新刊はわた定シリーズ3作目の「わたし、定時で帰ります。ライジング」 。ここでは告知と駄文を書きます。

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  • 小説家の働き方

    自分の働き方について書きます。

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    仕事・労働についての本やエンタメについて書いた記事を集めています

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    朱野帰子、同人誌作りもはじめました。労働に関する同人誌を一人で作って売る様子を書いた記事を集めています。

  • 「対岸の家事」

    専業主婦と家事労働を描いた「対岸の家事」についての記事があります

  • 「わたし、定時で帰ります。」

    「わたし、定時で帰ります。」について書いたnoteをまとめてあります。シリーズ1作目、2作目、3作目、4作目(準備中)、スピンオフ、ドラマ化などなど。

最近の記事

整理収納アドバイザーさんがきた!

初秋ですね……。 あまりにもnoteを更新していないので、なにか書こうと思ってやってきました。さいきん整理収納アドバイザーさんにきてもらったらすごくよかったので、そのことを書いていきたいと思います。 中学校進学にむけて部屋を片付けたい あまりにも片付かない我が家……! 今住んでいる分譲住宅を購入して引っ越してきたのは2020年の秋。それから4年もたつというのにいまだ片付いた状態にならない。上の子はすでに小学6年生になろうとしているのに、保育園時代のものがまだ部屋のすみに積

    • 本とお金のはなしをするイベントに行ってきたよ!

      こんにちは、朱野です。 先々週の金曜日(だいぶ前ですね)、「技術書とお金の話 夏の夜」というイベントに参加してきました! オンラインなし、会場にきた人だけに本にまつわるお金の話をしまくる(一部SNSに公開NG)というこのイベント。告知からすぐに満席になってしまってました。技術書典で出会った、技術同人誌の著者さんたちが出られるということで、私も急いで一般参加で申しこんだのですが……。楽しみだなーと思っていたある日。 主催の941さんからこんなDMがとどきました。 LTにお

      • 技術書典17に「はたらく」をテーマにした特集島ができるぞー!

        ちょっと前に技術書典16が終わったと思ったら、もう17の申し込みが始まったんですって。時が経つのは早いですね。 さてさて私のnoteを読んで「技術書典に興味あるけど、テックエンジニアの本ばっかりなんでしょう?」とか「技術書典に出てみたいけど、私がつくってるのは技術同人誌じゃないしな」とかハードルの高さを感じていたみなさんに朗報です。 なんと技術書典17には「はたらく」をテーマにした特集島が作られるらしいのです。 「はたらく」というテーマの解釈はわりと広めにとっているらしい

        • 「BOOK LOVER'S HOLIDAY はたらくの現在地 by サイボウズ式ブックス」に参加します

          2024年9月7日(土)に「BOOK LOVER'S HOLIDAY はたらくの現在地 by サイボウズ式ブックス」が開催されます。本を通して自分自身の「はたらく」を問い直すというこのイベントに参加させていただくことになりました。 会場は下北沢のBONUS TRACK。出版社・書店・印刷会社、あわせて14店舗による「はたらく」をテーマにしたブックマーケットも開催されるそうです。 私はこちらのトークイベントに出ます。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が売れすぎである文

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        記事

          商業作家が同人誌を作る意味(私の場合)

          文学フリマ東京38で頒布した無配の文章です。

          商業作家が同人誌を作る意味(私の場合)

          小学校高学年の親をやるってどんな感じ?

          Twitterでは、ワーキングマザーと専業主婦が「どっちが正解か」で揉めている。選べる前提で話している時点で「新卒で正社員になれて、育休もとりやすくて、働き方改革も終わっており、リモート勤務も選択可能、保育園もゼロなら全入の世代なのでしょうな」と氷河期世代としては死んだまなざしになってしまうのだが、いっぽうで子供が何歳くらいの前提で話しているのだろうと考える。 たとえば保育園時代は朝から晩まで保育園が預かってくれる。たまに発熱はするけれど、シッターさんなど「外注」を利用すれ

          小学校高学年の親をやるってどんな感じ?

          「文学フリマ東京38」と「技術書典16」に参加して心理的安全について考える

          あっという間に日々がすぎていきますね。 長編を書いているると(まだ書いてるんかい!とつっこみたいですよね)、感情の全てがそっちに持っていかれてしまって、noteに書けることがなくなってしまう……というのが最近の悩みです。 そんななか、5月19日(日)に文学フリマ東京38、5月26日(日)に技術書典16にサークル参加してきました。前回はどちらもインフルエンザでお休みしたこともあり、今回は一週間前からマスク着用で、ものすごい緊張感ですごしました。会場についたときは「参加できた!

          「文学フリマ東京38」と「技術書典16」に参加して心理的安全について考える

          『98万円で温泉の出る築75年の家を買った』の、その家に遊びにいった話

          高殿円さんと友人になったのは昨年のことです。 高殿円さんといえばドラマ化もされた『トッカン!』です。デビューしたばかりのころ編集担当さんに「会社員で女性なのだから、お仕事小説を書いてみたら?」とアドバイスをされてまず仕事小説家になった私。しかし、会社員時代に読んだり観たりしていたのは『釣りバカ日誌』とか『金融腐食列島』とか『ハゲタカ』とかとにかく男性むけの仕事ものがほとんどでした。女性むけの仕事ものといえば恋愛メインか、働きたくない女もの、あるいは出版もの……。「お手本にな

          『98万円で温泉の出る築75年の家を買った』の、その家に遊びにいった話

          『余命一年、男をかう』文庫版の解説を書きました

          みなさんは余命一年とわかったら何を買いますか? なんとなんと光栄なことに、吉川トリコさんの『余命一年、男をかう』文庫版の解説をまかせていただきました。 文芸誌に掲載された時点で一気読みしてしまったのですが、島清恋愛文学賞を受賞した他、山本周五郎賞にノミネートされたこの小説の解説を書かせてもらえるなんて! 「お前わかってるんだろうな? ちゃんと書けよ?」という、この作品を応援している講談社の人たちの顔がちらつきましたが、でも「私のために書かれたんじゃないか?」ってくらい好き

          『余命一年、男をかう』文庫版の解説を書きました

          2024年5月26日(日) 技術書典16にも「朱野帰子」でサークル参加します! こちらにも新刊はありませんが、おもしろいイベントなのでぜひに。 at池袋サンシャインシティ 展示ホールD こちらも入場券(無料)の入手が必要です↓ https://techbookfest.org/event/tbf16

          2024年5月26日(日) 技術書典16にも「朱野帰子」でサークル参加します! こちらにも新刊はありませんが、おもしろいイベントなのでぜひに。 at池袋サンシャインシティ 展示ホールD こちらも入場券(無料)の入手が必要です↓ https://techbookfest.org/event/tbf16

          5/19(日) 12:00〜17:00 開催(最終入場16:55) 文学フリマ東京38に「朱野帰子」でサークル参加します! 新刊はありませんがぜひお越しください。 混んでなければサインなどもできるかと〜 チケットの購入はこちら↓ https://bunfree.net/event/tokyo38/#ticket

          5/19(日) 12:00〜17:00 開催(最終入場16:55) 文学フリマ東京38に「朱野帰子」でサークル参加します! 新刊はありませんがぜひお越しください。 混んでなければサインなどもできるかと〜 チケットの購入はこちら↓ https://bunfree.net/event/tokyo38/#ticket

          新作告知/短編『痛い人生設計を作る、ルノアールで』を書きました

          新作告知/短編『痛い人生設計を作る、ルノアールで』を書きました

          30歳までに読みたいお仕事小説『レイアウトは期日までに』の書評を書きました

          タイトルの通りなのですが、U-NEXTから刊行された碧野圭さんの『レイアウトは期日までに』の書評を書かせていただきました! 碧野圭さんといえばなんといっても『書店ガール』シリーズ。編集者として働いたこともある碧野さんが描く、出版業界のお仕事ものはピシッとしていてよいです。 『レイアウトは期日までに』は装丁のお話なのですが、作家ってわりと装丁のことを知らないのですよね。読んでいて「あ、そうなんだ」と勉強させてもらうことも多い。碧野さんは装丁家だったわけではないですが、主人公

          30歳までに読みたいお仕事小説『レイアウトは期日までに』の書評を書きました

          『もふもふ 犬猫まみれの短編集』に「わたし、定時で帰ります。」のスピンオフ書いてます。

          またまた遅ればせながらの告知です。 2月1日に『もふもふ 犬猫まみれの短編集』が新潮社から出ました。 タイトル通り、犬と猫が出てくる短編集なのですが、こちらに「昨日もキーボードがめちゃくちゃになりました」という短編を書いています。 完璧なデスク環境を作ったはずのリモートワーク男性が、飼い始めた猫にすべてをめちゃくちゃにされていくお話。朱野作品が初めての方でも楽しんでいただけるよう、コメディタッチで書いております。 猫が必ずどこかに出てくる本だけを置いている猫本専門店、

          『もふもふ 犬猫まみれの短編集』に「わたし、定時で帰ります。」のスピンオフ書いてます。

          『わたしの名店 おいしい一皿に会いにいく』が発売されています

          いやもうほんと……長編を書くだけの日々で、まったくnote更新できませんでした。 エッセイ集『わたしの名店 おいしい一皿に会いにいく』が12月に発売されています。改めてご紹介。とても短いエッセイですが、私も書いています。 私が紹介しているお店は早稲田メーヤウ。 大学時代から現在に至るまで食べにいくお店です。エッセイに詳細が書いてありますが、この早稲田メーヤウ、最初は早稲田大学本キャンパスの近くにあり、それから文学部キャンパスの隣に移転しています。私が会社員をやっていたこ

          『わたしの名店 おいしい一皿に会いにいく』が発売されています

          NHK放送のネコメンタリー「藤井太洋とゴローとジジとペンタ」の回に藤井さん宅を訪れた朱野がちょこっとだけ出ているそうです。藤井さんの執筆環境もみられるみたいなので興味がある日はぜひ!(1月29日午後2:30再放送予定) https://www.nhk.jp/p/ts/Z52R515WW1/episode/te/32PZPK63NG/

          NHK放送のネコメンタリー「藤井太洋とゴローとジジとペンタ」の回に藤井さん宅を訪れた朱野がちょこっとだけ出ているそうです。藤井さんの執筆環境もみられるみたいなので興味がある日はぜひ!(1月29日午後2:30再放送予定) https://www.nhk.jp/p/ts/Z52R515WW1/episode/te/32PZPK63NG/