かえん

kaen.fudobo@gmail.com

かえん

kaen.fudobo@gmail.com

マガジン

  • 気づいたこと

    自分が気づいたことを書いた記事をまとめました。

  • 【小説】ハチとトマ

    自己否定が強くなかなか素直になれない大学生「トマ」と、その友人「ハチ」の、ひと夏(でないかもしれないけれど、一応いまのところ)何気ないやり取り。

  • Xジェンダーについて語らせて【完結】

    LGBTの頭文字に含まれないセクシュアル「Xジェンダー」について、当事者である私が書きたいことを書くマガジンです。

最近の記事

27歳

※長文書くの本当に久々なので読みにくい文章かもしれません。でも読んでもらえたらすごく嬉しいです。 明日で27歳になります。はやっ! 夕方ゲーセンに行くと「ボク、ここは18時までなんだよ」と店員さんに子どもと間違えられる私ですが、アラサーです。アラサー! 去年の誕生日のときには、今の自分の状況(メンタル落ちて休職中)は全く想像してませんでした。 休みをいただいたとき、私は休むことに専念するんじゃなくて「せっかく仕事を休めるのだから、今まで我慢してた自分がやりたかったことを

    • 「人に頼る」と「人任せにする」は全然違う。

      社会に出て4年を迎えようとしている。 会社の仕事というのは1人でできることなど本当に少なくて、てかほぼなくて、基本的に複数人で1つの案件を進めていく。 4年もの間そんな風に仕事をしてきたのに、私は未だ人に頼ることが苦手なのだ。 理由は2つある。 1つは、「相手の貴重な時間を自分に割いてもらうのがとても申し訳ない」と思うから。行き過ぎると「この人、無理して俺の頼みを聞いてくれてんじゃないだろうか…」などという根拠のない被害妄想がどんどん膨れ上がってきて、人に頼ってるんだからそ

      • 自分には何もないから、とりあえず靴を磨くよ。

        昨晩は寝付けなかった。寝付けずに夜通し嗚咽しながら泣き通した。 去年の8月末にうつ病と診断されてから、眠れない夜というものを一体何度経験しただろう。 訳も分からず落ち込んで、放っておくとすぐに涙があふれてくる。少し経つと元気が出てくるから、リハビリのために歌を作ったり、外に出て人に会って、誰かの仕事をちょこっと手伝ったりしてみる。するとちょっとずつ疲れが蓄積されてくるんだけど、「大丈夫。俺はもう大丈夫だから」と自分に言い聞かせて、また動く。 でも突然、また糸が切られた人形の

        • 人生でやりたいことリスト100【2021年上半期】

          今年は書けました!「人生でやりたいことリスト100」。 「人生でやりたいことリスト100」とは? 最初にこのリストを提唱した作家のロバート・ハリスさん曰く「自分自身の生き方を見つめ直しやりたいこととやるべきことを明確にしてくれる人生の羅針盤」として、私も基本年明けすぐにこのリストを作成します。 既に多くの方もおっしゃってますが、不思議なことに100個書くと年末には30個くらい叶います。夢や願望は可視化した方が実現すると私は思います。 ただ、年々自分の置かれる環境や興味の

        マガジン

        • 気づいたこと
          25本
        • 【小説】ハチとトマ
          2本
        • Xジェンダーについて語らせて【完結】
          9本

        記事

          不安って尿意に似てるよね(語弊)

          不安ってなくそうとしても、マジでなくならない。 子どもの頃は大人になってたら世の中のことが大体分かってきて、不安のない日々が過ごせるんじゃないだろうかと思っていたけど、全然そんなことなかった。 むしろ子どもの頃より不安は尽きないし、年齢を重ねれば重ねるほど答えがすぐに出ない問題にぶち当たることが多くなる。 しかもクリアしたとて、また別の、なんなら前よりもより複雑な問題にぶち当たる。 この世は無限地獄なんか!? いや、そうじゃない。というか、ホントは「人生は地獄」だなんて思

          不安って尿意に似てるよね(語弊)

          新年のご挨拶~今年はやりたいことリストが100個書けそうで嬉しい

          新年あけましておめでとうございます。 実は去年、うつ病と診断されました。 たしかに去年の年明けはおかしかった。 自分の中の年明け恒例行事に「やりたいことリスト100を書く」というものがあります。 死ぬまでにこんなことやりたいな、こんな夢が叶ったらいいな、という事柄を100個書くのです。 「100個も!?」って思う方もいると思いますが、内容は「ニューヨークに行く」というコロナが明けたらすぐに叶いそうなことや、「佐藤二朗さんと談笑してみたい」とかほぼほぼ夢物語みたいなのもかなり多

          新年のご挨拶~今年はやりたいことリストが100個書けそうで嬉しい

          セクシュアリティについて書いていたけれど結局ポチャッコはいつだって可愛い。

          最近筋トレにハマっていてテストステロンの値が上がったことも理由の一つかもしれないが、自分の性自認を男性が占める割合が増えてきた。 今まで男5.5:女4.5だったのが、6:4になった感じ。 数字にしてみると微々たる差なんだけど、個人的には結構大きい変化だと思っている。 でも同時に、「自分は最初から男として生まれて来なくてよかった」と思うようになったのだ。 生理痛の痛みや辛さを知れてよかった。 毎日ヒゲを剃らなくていい。 毛深いことに悩まなくていい。 年を重ねるごとに、加齢臭や

          セクシュアリティについて書いていたけれど結局ポチャッコはいつだって可愛い。

          もう、誰かになる必要なんてないんだ。

          そう思えた時、なんだか今まで自分が背負ってきたものが、一気に軽くなった。 例えば、年収500万円稼いでいる人がいて、その人は果たして高収入なのだろうか? 私は最近、このような問いに対して「答えは人それぞれだろうなぁ」と思うようになった。 500万円よりも年収が低い人からしたら高収入だろうし、1000万円の人からしたら低収入と感じる人が多いはず。 さらに本人が「少ないよ」と言ったなら、年収300万円の人は、きっとムッとする。 「世の中にはいろいろな(価値観の)人がいるから」

          もう、誰かになる必要なんてないんだ。

          ハチとトマ #3

           蝉は求愛のために七日間鳴き続けるが、メスを射止められない蝉もいるのだろうか。蝉はその七日間のために、長い時間をかけて幼虫からさなぎへ、そして羽化をする。そこまで時間をかけたのに、それが報われないことはあるのだろうか。もし報われなかったとしたら、それは何が原因なのだろう。  叫び続けていても、それをなかったことにされるのが、一番つらいことだと思う。他人が聞いてくれないのはまだいい。一番傷つくのは、自分が自分にかけている声を無視し、無視されることだ。もし僕が本当に自分のやりたい

          ハチとトマ #3

          ハチとトマ #2

          弱肉強食という言葉を、僕は信じていない。 例えばライオンは百獣の王と言われているが、ライオンを北極に連れていけば、たちまち凍え死んでしまう。逆に、北極で一番強いのはホッキョクグマだが、そいつをサバンナに連れて行ったら、暑さでぐったりしてしまうだろう。 つまりこの世で一番強い者は、「どんな環境でも適応できる者」なんだと思う。 そんなことを考えながら、僕は今日も布団の上に横たわっていた。布団、それは、誰にでも適応可能な楽園。布団、それは、社会というサバンナに適応できなかった者の唯

          ハチとトマ #2

          ハチとトマ #1

          青空は時に、僕の「生」を嘲笑うようで残酷だ。 洗濯物の間から顔を出す太陽を、僕はベッドに横たわってぼんやり見ていた。身体は腹に大きな鉛の玉を乗せられているかのように重い。無理矢理動かす気力もない。今の僕はただただ、布団の上で空を眺めることしかできない。 コップは水滴を垂らし、そこに水たまりを作っている。傍らに置かれた「うつ病」と書かれた診断書の角が濡れ始めている。 この無気力はきっと今に始まったことではなく、幼いころから感じてきた理想と現実のギャップ、自分の思い通りに進まない

          ハチとトマ #1

          怒りとの付き合い方

          「仕事でミスった。ちくしょう!」とか、「好きな人が振り向いてくれない。俺の何が足りてないんだ!」など、自分に情けなさや不甲斐なさを感じるときは、自分でご機嫌をとることである程度落ち着くことができるかと思います。そのあと、自分のことを冷静に分析して、できることをやっていけば、いずれ克服できる時がくると思うのです。 しかし、私自身、自分には全く関係のないことなのに、無性に怒りを感じてしまうことが、最近よく起こるようになりました。だからといって他人に怒鳴り散らすのも違う。でも一人

          怒りとの付き合い方

          気づいたこと

          「気づいた」というよりは、「今までずっと気づかないようにしてきた」と言った方が正しいのかもしれない。 いや、前々から気づいていた。 けれど、自分でも「そんなこと起こるわけがない」と思っていたから、自信がなかった。 でもやっぱりそうなんだと思う。 今の自分にとって、今までで一番しっくりくる解釈。 やっぱり、私の身体の中には男性・女性両方の性がある。 だから私は、履歴書の男にも女にも、丸を付けることに違和感を覚える。 許されるなら「・」を囲みたい。 気づいたというのは、

          気づいたこと

          完璧を目指さない2020年

          今年も残り半分になろうとしていますが、みなさんはどんな2020年の上半期だったでしょうか。 私はやはりコロナ前と後で、かなり気の流れといいますか、時間の雰囲気が変わったなぁと実感しています。 コロナ前は2019年からの延長で、イケイケドンドン、かなり動きまくっていました。 ただコロナを迎えて、立ち止まらざるを得なくなり、ちょっと明けかけている今(第2派の予兆は来ているかもしれませんが)でも、私は「まだ動きたくないなぁ」という気持ちが正直なところです。 「あと5分寝かせて~」

          完璧を目指さない2020年

          たんかえん(歌宴の短歌集) 2018~2020.5.13

          約2年間、詠み貯めた短歌です。 *** 「ばかだなぁ」あなたが笑ってくれるからばかを演じるわたしはばかだ わたがしを ほおばる頬に キスするか 首筋をつたう 汗になりたい いいかなぁ えーどうしよう まようなぁ月曜日から ビールとサラミ おっぱいや かおのかわいさ おいといてハイボール飲む 君をだきたい 午後十時 腹を空かせて 歩く今 別れた君は きっと果ててる 乗換のアプリで家の最寄り駅と会社の駅を逆にするだけ 袖通す ヒートテックの厚いやつ 平成最後の冬が

          たんかえん(歌宴の短歌集) 2018~2020.5.13

          もう1人の自分に「そうだよね」と言わせてみる。

          明日は自分にとって結構大事な局面の日なので、今日は朝から不安を抱えています。 明日が無事に終われば、この不安はなくなるのですが、不安を抱えながら生きるというのはなかなか体力の使う事です。 実はこれ、本当は不安を抱えていることではなく、「不安を追い出そうとしていること」に体力を消耗しているんですよね。 もっと言うと、無意識に不安がっている自分を自分が情けなく思って、責めている場合もあります。 私は結構不安になっている自分を責めてしまうタイプで、気を抜くと心の中に飼っている鬼コ

          もう1人の自分に「そうだよね」と言わせてみる。