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完璧を目指さない2020年

今年も残り半分になろうとしていますが、みなさんはどんな2020年の上半期だったでしょうか。

私はやはりコロナ前と後で、かなり気の流れといいますか、時間の雰囲気が変わったなぁと実感しています。
コロナ前は2019年からの延長で、イケイケドンドン、かなり動きまくっていました。
ただコロナを迎えて、立ち止まらざるを得なくなり、ちょっと明けかけている今(第2派の予兆は来ているかもしれませんが)でも、私は「まだ動きたくないなぁ」という気持ちが正直なところです。
「あと5分寝かせて~」の状態。

最近、個人的に、「あなたは真ん中がいいよ」とか、「ぐーたらしていいんだよ」とか、「無理しなくていいんだよ」とか、要約すると「完璧を目指さないで!」系のアドバイスをいただくことが多いです。
逆に完璧を目指すと、あなたは悪い方向に行ってしまう、と言われているような勢いで言われます。
「ラクできていいじゃん!」と言われてしまいそうですが、これがなかなか難しくて。

私はずっと「がんばればがんばるほど結果が出る」という思い込みを抱えています。
今はだいぶ和らいできましたが、やはり時間をかけたり、力を入れたりすればするほど、いい仕上がりになるという刷り込みが、いまだにこびりついて剥がれないのです。
でもいただいているアドバイスって、その真逆をやれってことですよね。
もはや、自分の中の意識をまるまるとっかえなさい、と言われているみたいな。

でもたしかに、力んでいる自分を客観視したときに、なんだか、見ていて「それ違うな」感が漂うようになってきたのです。
あなたは100%の力を込められて満足かもしれんが、お客さんにはそれが伝わっとらんぞ~、むしろお客さん緊張しとるぞ~、みたいな。
例えば、ピアノってほとんどの場合、力まかせにジャンジャン弾くのがいい演奏とは言えないじゃないですか。
緩急があって、指が素早く動いて複雑なメロディーを奏でられた方が、人は感動しやすい。
たぶん、これからの私は、そっちなんだろうな、と思うのです。

で、この「完璧を目指さない」ってつまり、「60点取れればOKのつもりで動く」なんじゃないかな、と。
今日部屋に掃除機をかけようとしたのですが、本当にやる気が出なくて、午前中ずっとベッドの上で床のホコリを見つめながらうだうだしてたんです。
やる気はないけど、あのホコリは除去したい。

何でやる気が出ないかというと、100点の掃除機かけを目指していたからなんだろうな、と。
きちんと本棚をどかして、クローゼットの中も隅々かける掃除機かけを目指していた。
そんなとき、「あーいいや60点で。今日は本棚動かさなくても、クローゼットの中はやらなくても」と考えることができたので、無事掃除機はかけられました。
一度動くと不思議なもので、本棚もどかしましたし、クローゼットの中も掃除できました。

ギリギリ単位が取れる60点意識で、残りの2020年は過ごしてみようかなと思います。

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