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もう、誰かになる必要なんてないんだ。

そう思えた時、なんだか今まで自分が背負ってきたものが、一気に軽くなった。

例えば、年収500万円稼いでいる人がいて、その人は果たして高収入なのだろうか?
私は最近、このような問いに対して「答えは人それぞれだろうなぁ」と思うようになった。
500万円よりも年収が低い人からしたら高収入だろうし、1000万円の人からしたら低収入と感じる人が多いはず。
さらに本人が「少ないよ」と言ったなら、年収300万円の人は、きっとムッとする。

「世の中にはいろいろな(価値観の)人がいるから」と子どもの頃からたくさんの大人に言われてきたけど、あぁそういうことか、とやっと納得できた。
上を見ればきりがないし、下を見てもきりがない。
物差しの長さは、本当に人それぞれだから。

そういうことだったら、たぶん、「自分は満たされている」と馬鹿正直に思い込んだ方が、結果幸せに生きていけるんじゃないかなぁ。
あと、もう誰かの物差しなんて、あんまり気にしなくても。
比べられがちなこの世の中では、なかなか難しいことではあるけどね。
これができる人は、無敵だと思う。

自分かできないことを簡単にできてしまう人たちをみて散々憧れたけど、その時なんだか胸が苦しかった。
自分は一生、未完成なのかと思って、
自分は自分のままでは、生きていけないのかと思って、絶望した。
これも捉え方のマジックなんだよなぁ。
「足りないところを補う」んじゃなくて「新しいスキルを足していく」。
誰かになる必要なんてない。
自分をアップデートしていけばいいのさ。

「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがあるけれど、「可愛い自分にも旅をさせよ」と糸井重里さんが言っていた。
どんな時も、自分だけは自分の味方でいてあげることが、この人生を楽しく、そしてラクに、旅していくコツなんじゃないか。
環境が変わろうが、よく遊ぶ友だちがいなくなってしまおうが、新しい出会いがあろうが。
どんなときもそばにいてあげられるのは、自分なんだから。

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