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人生フラフラロンドン日記 ~Week 13~

ロンドンに来てから13週間が経過。ロンドンに来てから犬が可愛く見えて仕方ない。バス、電車、カフェ、どこでも犬を見かけるので、イギリスはドッグフレンドリーな国だなと思う。リードを外されてもちゃんと飼い主に付いていく場面によく出くわすけど、その度に律儀だな~と惚れ惚れする。しっぽの振りようも、小さい足でトコトコ歩く姿も愛くるしい。犬の造形を考えた神様はきっと美術の成績が良いことだろう。

ただ家の下に住んでる犬には毎回吠えられてる。絶対なめられてるし、何となく顔つきも「吠えちゃ悪いんか?」と言ってるように見えてくる。くやしいぜ。

そんなこんなで今住んでる部屋の契約がもう少しで切れるので、契約更新をしたいけどすっぽかされ過ぎて面白くなってきた。不動産屋のパワーバランスが圧倒的に強い国で不自由な外国語を話す自分の立場の弱さを感じてる。日本に来ている海外の方の気持ちが少し分かった気がする。日本よりも部屋を借りることは全然易しいのだろうけど。来週までには更新したい…。

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今年はエリザベス女王陛下の在位70周年の年。ロンドンの街中で「プラチナ・ジュビリー」の文字を目にすることも多い。この「プラチナ・ジュビリー」という言葉はこの記念のためかと思ったけどそうではないみたいだ。

君主制国家の君主の在位期間を表すらしく25周年のシルバーから始まりルビー、ゴールドと名称を変えてお祝いされるらしい。それが70周年ともなると過去には3人しかいなかったみたいで今回のエリザベス女王が4人目。直近だと2016年のタイでラーマ9世。何はともあれおめでたい。

記念ともあってスーパーや百貨店でも限定グッズが登場してる。コーギー型のケーキとか可愛いですね。70周年なんて記念すべき年だし両親に絵葉書でも送ろうかな。今年は特別に国民の祝日が設けられ、6月には4連休もあるらしい。サンキュー!女王!

御年96歳の女王陛下。Netflixの王室ドキュメンタリーで国民から愛されている理由に出てきた「世界最長のホームドラマ!」っていう言葉をずっと覚えてる。2012年のオリンピックでは007と空から降りてきたりと身近な存在に感じるのはそんな茶目っ気からかもしれない。長生きして欲しいものだ。

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2022年の上半期リリースの新譜の中で個人的に一番良かったと思っているNYの6人組、MICHELLEのライブに行ったけども超良かった。会場の見た目が見た目でおどおどしながら中に入ったけども、中はお洒落な作りでした。やっぱり日本とは会場の雰囲気が違うから毎回何かしら新しい経験が出来て楽しい。

現ロンドン在住の歌手・プロデューサー、小袋成彬のインタビューに「ロンドンは音楽の博覧会」という言葉があったけど本当にそうだと思う。願っても中々来日してくれない様々なジャンルのアーティストがみんなロンドンには来てくれる。(アジア圏のアーティストが中々来ないってデメリットはあるけども)

てか新譜がめちゃくちゃ良いのでみんな聴いてください。肩肘張らずに聴ける良い作品です。というかこんなのみんな好きだろがい?(クソデカオタク感情)

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今の家に引越した時ぶりの丸亀うどんに行きました。相変わらずの天ぷらの脆さは笑ってしまった。トングで掴むだけで3分割ぐらいになる。こっちでは高級品のカドヤのごま油もキッコーマンの醤油も使い放題。長ネギもドバドバかけられる。店内のBGMがchelmico。何だか日本にいる気がしてきてしまう。でも考えたら日本の丸亀はごま油はないか…。「かけ」以外を頼みたいけど、いつも安定志向で「かけ」にしてしまう。次こそはこっちでしか見かけないチキンカツカレーうどんとか食べたいですね。

Tumblrで毎日のようにうどんを食べて記録を付けている人のブログをよく読んでいるんですけど、うどんってこんなに種類があるのかっていつも驚いています。本当にうどんばかり食べてて面白いので是非。下手したら三食うどんなのでは?

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先週はずっと何か得体のしれない恐怖に襲われていた気がする。朝起きて、色々なもやもやが溢れて、布団に顔を埋めながら「アーッ!」って3回くらいは叫んでいた週だった。それで声も枯らした。僕は自分のことを人より執着心の強い人間だなと思う。手放すことが楽にも救いにも繋がることは分かっていてもそれが出来ない。だから他人が羨ましく見えたらSNSを離れなさいということを知った週だった。

わたしはおそらく、時間はかかると思いますが世の中に出ていくと思います。才能があるから、と言うわけではなく、続けていくからです。
口先から大物になるんでも構わない。わたしは必ず、進研ゼミで連載を持つし、僕らの時代にも出演するし、情熱大陸にも出るし、世にも奇妙な物語に脚本も提供することでしょう。そして紫綬褒章ももらうでしょう。
今はもちろん、単なる小娘の戯言でしかありません。けれど、それでいいのです。
わたしの才能はスコールや落雷のように、一瞬のものではありません。降り止まない雨、あるいは揺蕩い続ける海のように常にそこに、あり続けるたぐいのものです。


憧れの人のいつかの投稿を思い出す。この考え方が本当に好きで何かあるたびに読み返していた。まだ何者でもない人だけど、ずっとこの人みたいな芯が欲しいなって思ってる。25才まであと数日。イギリス生活はまだまだ続く。

コーラで角煮を作った。男のご飯は茶色くした者勝ち。

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