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雑記

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その他、他愛もないことを書きます。
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2020年12月の記事一覧

会社で、危機対応マニュアルなんてものが作られていた。

それは、十数ページにもなる資料だった。例えば地震が起きた場合は、危機管理対策本部みたいなものが立ち上げられて、連絡網にしたがって連絡をして、報連相を徹底しなければならないらしい。そして、原則として対策本部の指示にしたがわなければならないものの、緊急時は各々が判断して行動し、後から報告をすればいいらしい。通常業務は、状況を見て、できる範囲で執り行えばいいらしい。

「良識のある大人なら、言われなくて

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夫婦の役割分担のむずかしさ

妻も、夫も、両者とも思っているのだ。「自分の方がよく頑張っている」と。恐らくどちらも間違っていて、両者とも自分の働きを過大評価している。自分を過大評価しているから、相対的に相手の頑張りを認められない。意見は噛み合わない。

僕も思っている。たぶん妻も思っている。これはどうやって解決すればいいのだろうか?

僕なりの答えはこうだ。自分の方が頑張っていると思っていても、それを表明しなければいいのだ。「

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不機嫌な人に、場を支配させるな

ビジネスの場でも、家庭でも、友達間でもそうだ。不機嫌な人は、なぜか以下のように勘違いをしている。「私は機嫌が悪いのだから、周囲の人々はあらゆる手を尽くして、私の機嫌をなおすべきだ。それまでの間、私の傍若無人な振る舞いによって生じたあらゆる損害はすべて、機嫌をなおすのに手間取った周囲の人々の責任だ」と。そして多くの場合、なぜか周囲の人々は、その通りに振る舞ってしまうのだ。

しかし、よく考えれば、こ

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映画『えんとつ町のプペル』を観て

率直な感想。「西野が作った話」ということを知らないまま観たいと思った。面白かったし感動したけど、先入観のせいなのか、「西野」が時たま顔を出してくるように感じるのだ。

ジャイアンポジションの男の子アントニオは、西野が『Win Win Wiin』で話していた「ネット上の叩きが起こるメカニズム」を説明するためだけに登場した操り人形のようだった。

えんとつ町の成り立ちを説明するシーンで登場していた「西

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英語とプログラミングを学べば、グローバル企業のCEOが白いテスラに乗って迎えに来てくれると思ってないか?

子どもの早期教育とかそういう話をしていると、どうも世の中の母親というやつは、そんなふうに考えているように感じてしまう。自分が、白馬に乗った王子様(年収1000万円)が迎えにきてくれるのを待っていたのと同じように、子どもの人生のことも考えてしまうのだろう。

要は他人任せだ。権力のおこぼれに預かることしか考えていない。子どもが自己実現をするための手段としてや、誰かに貢献するためのスキルとして、英語や

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「知識がなければ差別してしまう可能性がある理論」の限界について

なるほど確かにそうかもしれない。部落や、LGBTQについての知識がなければ、知らず知らずのうちに傷つけてしまう可能性はあるだろう。ならば、私たちは一様に学ぶ義務があるというのは、一見するとまともな言説に見える。

しかし、仮にそれが正しいとするならば、50代のラブライバーが職場で受けている差別や、80代で大学生になった人の苦悩、重度のアレルギー性鼻炎の人が電車の中で浴びる視線、タワーマンションの上

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いまの高校生、おしゃれすぎん?

気のせいだろうか。学校帰りの女子高生も、男子高生も、みんなばっちり髪型をキメていないか。僕が高校生だった10年前も、同じだったのだろうか。

いや、きっと違った。2020年にあって、2010年にないものがあって、そいつのせいで大きく状況がかわったのだ。インスタだ。今の高校生はみんな、常にインスタをチェックして、おしゃれな人のコーディネートをチェックすることで、オシャレ同調圧力が高まっているのだと思

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大人になると「世の中のことわかってる感」を出しはじめる

新卒1年目の新社会人でさえそうだ。2年目の社会人が「わかってる感」を出しているのを見て、真似するのだ。先輩も、後輩も、本当はなにもわかっていないというのに。

もちろん、年齢を重ねているからといって、わかっているわけではない。というか、世の中のことを全てわかっている人なんて、存在するわけがない。保険業界の生き字引のような人でも、電気工事について尋ねれば無知だろうし、プロ野球の大御所も女子高生の思考

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人材業界の陰謀

‥なんてタイトルで書き始めると、馬鹿だと思われてしまうかもしれない。しかし僕は馬鹿ではない。実際に陰謀なんて存在しないであろうことは理解しているからだ。

しかし僕にはどうしても、以下の考えを振り払うことができないのだ。就職活動や採用活動を、恐ろしく手間がかかり複雑なものへと変えながら、人と企業の適切なマッチングが起きる可能性を全く高めないように、誰かが陰謀を働いたのではないか、という考えを。

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『Win Win Wiiin』が、なぜおもしろいか?

YouTubeで宮迫とオリラジの中田が立ち上げたスリリングな番組『Win Win Wiiin』。普段ほぼバラエティ番組を観ないような僕でも、第1回、第2回、ともにチェックしてしまった。これはおもしろい。第3回を期待せずにはいられない。

なぜこんなにおもしろいのか? 実際、コメント欄も絶賛の嵐だ。再生回数も、司会者2人のファンというだけでは説明がつかない。つまり、僕だけではなく、みんなおもしろいと

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20代後半になって、歴史が面白く感じるようになった

学校で習っているときは、どこか他人事だったのだ。遠い世界の、僕たちとは見た目も、価値観も、社会システムも、何もかも違う人たちによる、とんでもなく愚かでバカバカしい営みだと思っていた。「戦争なんか、なんでやるん? アホちゃうん?」「神が存在するって、本気で思ってるん?」といった具合だ。

でも、現代人も、思っていたよりも合理的でないということに気づいてから、歴史の登場人物たちも、自分と同じ人間だと思

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ごめん、ふるさと納税って税金の無駄遣いってことで合ってる?

恥も外聞もない自治体と、一部の業者と、セコイ納税者と、ふるさと納税のサイト運営者だけが儲かって、日本全体の税収をすり減らすクソ制度ってことで合ってるよね?

必要のない競争を煽ってブルシットジョブを増産させているゴミ制度ってことで合ってるよね?

うん。誰も反論できないと思う。反論できる人がいたらコメントして欲しい。ふるさと納税はうんこではないことを、ぜひ僕に説明して欲しい。

地方創生につながる

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デジタルディストピアを実感する通勤電車

スマホをいじる人か、寝てる人しかいない。電車って、そんな感じ。クタクタの人は寝て、そうじゃない人はニュースやsnsのチェック、ログインボーナスの獲得で忙しい。一昔前なら、文庫本を読む人も、新聞を広げる人もいたが、ほとんど見かけなくなった。

『スマホ脳』を読んでから、意識的にスマホを使わないように心がけている(といってもこの文章はスマホで書いているのだが)。すると、他の人がどれほどスマホに注意を向

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本が際限なく増殖していく

知識を増やしたいという欲求か。コレクションしたいという欲求か。知識人だと思ってほしいという見栄か。息子に残したいという思いやりか。様々な動機が重なって、僕は本を買う。

「家を買って、でっかい書斎を作る」ということを決めてからというものの、本を買うことに躊躇いがなくなってしまった。本に月1〜2万は余裕で使っていると思う。

Kindleで買うこともなくなったから、余計に場所をとる。電子書籍でたくさ

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