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春を告げに|詩


「春を告げに」

はぐらかしてばかりの春一番
涙をふくんだ桜の蕾も
そんなに悪いものじゃない

咲かない花には意味があって
君もそれを知っていて

連れて行くよ
見たことのない景色の先に
独りぼっちに耳を澄ましてごらん

僕は何時だって此処にいるから
君を想って唄っているから

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