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緑のアイデア~石原和幸~


「緑のアイデア」はガーデニングのプロである石原和幸さんが著者の本である。彼の手掛けたガーデンで印象的なのはイギリスのガーデニング大会で作成した庭である。



苔でそこらじゅうを埋め尽くしているにもかかわらずイギリスの雰囲気が損なわれていないという点。
苔はバンコク共通ということなのか?

私はこの記事を作成中、散歩に出かけた。(苔を眺めたくなったというのもある)
散歩は私の日課である。音楽家ヴェートーベンが散歩をしながら構想を練っていたというのは有名な話。脳科学的にも散歩によって発想力が上がるということが証明されているとどこかの本で読んだ。

私の散歩コースは森。森は360度自然に囲まれた空間。これまた、「森林浴は・・・」という科学的根拠に基づいたコースである。

詳しく知りたい方はこちらへ。
わんさか森林浴に関する論文が出てくる。
森林浴 - Google Scholar

そんな散歩コースである森に足を踏み入れた瞬間、私は肌で感じ取ってしまったのだ。
「気温」の違いを。
町と森の気温差。温度計で図ったわけではないが、明らかに違うのである。森が涼しい理由は木陰にあると思われる。木陰は日陰だからというだけでなく、植物の蒸散が作用して涼しいと小学校の理科で習った。
そして、新たな知識(ググったら出てきた!)テルペン物質による作用も盛るの涼しさにはあるという。

テルペン物質とは、木が自分の身を微生物などの外敵から守るために出している殺菌力のある物質

東京農業大学 知的好奇心へのアドベンチャー (nodai.ac.jp)


蒸散やテルペン物質など植物による冷涼作用を肌で感じ取った私はこんな考え事をした。

「森の中に家を建てたら、夏を超快適に過ごすことができるのでは?」

このアイデアを思い浮かべながら、一歩、一歩、一歩と森の中を歩くにつれ思考が変わっていった。

「森の中に家を建てるというアイデアは田舎移住というありきたりな話。そうではなく、家の中に森を創ればいいではないか!」

このアイデアを実現するのにうってつけの建築手法がある。ジオシックドームである。
ジオデシックドームは思想家のバックミンスターフラーが発案したもの。
骨組みがシンプルかつ耐久力が良い、室内空間が広い、そして建築コストは100万ほど。



これこそ、家の中に森を創るのにうってつけの建物だ。
そして、室内(森の中)に川を曲がす。おおお~~~せせらぎが四六時中きこえるとは何て贅沢な。

「ボーフラがわいて蚊に一日中刺されっぱなしではないか」
とご指摘を受けることだろう。
ちなみに、蚊は人間の足のにおいをかぎ分けて刺すそうだ。どこかの実験で足の裏を消毒したグループとしていないグループに分けて実験を行った結果、足の裏を消毒したグループは蚊に刺されにくかったという。

だから、足の裏を日常的に消毒しよ、といいたいわけではない。

ディズニーランドのようにすればいいのだ。
ディズニーランドで蚊が発生しない理由をあなたはご存じであろうか。
そう、有名な話だ。
水流を作り、ボウフラがわかないようにする。かつ、園内のごみを徹底的に排除する。


これを自宅で再現すればよいのだ。

もちろん、今すぐに家の中に森を作ることは可能だ。
観葉植物を置きまくればいいのである。
ここで余談ではあるが、おすすめの観葉植物はエバーフレッシュである。エバーフレッシュは夜のなると葉を閉じる。そして、朝になると葉が開くというなんともかわいらしいい植物だ。

エバーフレッシュの話はさておき、Tomatoの話をしたくなってしまった。
観葉植物だけでなく、家の中で家庭菜園をするというのもアリだ。
あなたは一万個のトマトをご存じであろうか。

ビニールハウス内の水耕栽培で、苗にストレスを極力与えることなく育てたトマトは超巨大化し、一万個ものトマトを実らせるのである。
このトマトの苗木のサイズを観たら仰天する。
・・・これこそジオデシックドームが必要なのかもしれない。

書籍紹介→散歩→森→観葉植物→ディズニーランド→トマト

なんという論理展開!!!

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