#在宅医
2015.6.24「病院で検査を受けましょう」
翌日も実家へ向かった。母は、首の痛みと足の痺れとが続き、痛みに疲れた様子だった。
その日は、A医師の往診日だった。2週に1度、叔母と父がお世話になっていた。叔母の診察が済んだ後、パジャマ姿の母を見てA医師が「どうされたのですか」と話しかけた。
母は、5月の初めに首を痛め鞭打ちと診断されたこと、一月以上経つのに治らず、ここ数日で痛みと痺れが増したことを話した。私は横から、冷や汗をかくほど
2015.7.25 「ひと口でも多く」
緊急入院から4週間。抗がん剤投与の可否を診断する診察予約を2週間後に入れ、退院した。
リビングに移したベッドで横になり、準備しておいた歩行器で食卓やトイレに行く動作を確認した。本人が思うほど体がついていかず、見ている私はひやひやしたが、本人は自由に過ごせることに心底ほっとしたようだった。
午後は複数の介護事業所、主治医の訪問があり夕方までバタバタと過ごした。母は主治医と話すのを心待ちにし