ジャック・オー・ランタン

ハロウィンでシンボル的な存在となっているカボチャの提灯、ジャック・オー・ランタンの灯りをピアノで表現した自作曲です。

ハロウィンは、キリスト教のお祭りと思いがちですが、全く関係ありません。
その理由は、単純にキリスト誕生以前からある行事だからです。

古来は、ヨーロッパ北方民族であるケルト人が新年を迎える為の儀式でした。

ケルト人は、スコットランドやアイルランドに古くから住んでいた人たちです。

ちなみに日本人から見て、白人の人種の違いはほぼ分かりませんので、ケルト人は白人の一民族と理解して下さい。

ケルト人の暦は私達の現代使っている暦と異なり、ケルト人の新年は現代の11月1日に当り、その為10月31日が所謂大晦日になります。

さらに20世紀以前はハロウィンは、世界的にもマイナーな行事でした。

20世紀初頭にアメリカでアイルランドやスコットランドから移民して来た人達の影響により広まり、そこからアメリカ人により世界に広まりました。

ですから、今でもロシアや東欧、フランス等の西欧の一部ではハロウィンは、まだ一般的ではありません。

日本で広まったのは、戦後関係の深いアメリカの影響で、しかも比較的最近の話です。

現代は南瓜が、ジャック・オー・ランタンに使われていますが、南瓜が発見される以前の15世紀から16世紀までは、ジャック・オー・ランタンに蕪が使われていました。

更に大人が仮装するというのは、最近出来た習慣で、昔は子供だけでした。

このようにハロウィンは、一民族の伝統行事でありながら急に世界に広まって、然もかなり変化しており、今後も変わっていくと思います。

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