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#0068自由な授業スタイルは次の学年で通用するのか?への答え。

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そんな授業スタイルにして、来年はどうするの?への返答

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けテぶれ@ちゃんねる〜自ら学び考え、生きるための教育論〜

はい、始まりました。けテぶれチャンネル パーソナリティの祥太です。このチャンネルでは全国の子供たちが自ら考え、自ら学び、自ら生きられるようになるための教育実践、「けテぶれ」「QNKS」「心マトリクス」についてのお話をしていきます。

自由な学習空間への疑問

今日はですね、そんな授業スタイルにしていて来年のこと考えてるの?みたいな質問をちょいちょい受けるので、それについての回答をしたいと思います。質問の意図としては、子供たちにかなり任せて、子供たちの主体的な学習みたいな、教師主導ではない形で子供たちが学習を進める時間がかなり多いので、そういうことをしていたら、子供たちが次の学年になった時に、また旧来のスタイルに戻る可能性がすごく高いんだが大丈夫?みたいな話です。


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自立した学び手を育てる

で、僕の回答というか、端的に言うと「大丈夫です」なんですね。なぜ大丈夫かというと、自由な空間で何をしていると思っているのか、という話ですよ。この自由な空間というか、自由も手段の1つっていうのをこの放送でずっと言ってきてますから。子供たちを学習者として自立させるために自由度を上げた方がより学習者として自立しやすい学習環境を作れるだろうから自由にしているわけですよ。

ということは、目標は学習者としての自立なんですね。自立した学び手として成長させたいから自由にしているので、やっているのは自由だけじゃないですし、その中でどんなことをフィードバックして、どんな知識を子供たちに入れ、どんな思考のサイクルを回させているのかということもちゃんと踏まえてやっています。そういうことを総合的としてやった結果、子供たちはどうなるかというと、学習者として頼もしくなるわけですよね。

この円環を確率するための自由

じゃあ、学習のスタイルが旧来に戻ろうが、もう今までのその子じゃないわけじゃないですか。あなたは学習者としてしっかり自立して学びを受け取るだけのマインドと技術と、そして体と心を持って次の学年に送り出そうと私はしているわけですよ。だからその次の学年の学習環境がどうあれ、その子は学べるっていう状態を目指してやってるから、大丈夫かどうかという次元の遥か上、より頼もしい学び手を送り出そうとしているだけです、みたいな話ですね。別に喧嘩するつもりは全然ないんですけど、というのが一旦の答えですね。

実践からの気づき

で、根拠というか、たまたまこの前の授業、3回目の授業が人権的な学習を全学年統一してやりましょうみたいな位置付けなんですよ。学年で教材も揃えて、その中で学習したい内容もしっかり学年で打ち合わせをして、その授業をしましょうみたいな位置付けなんですね。その日は、パッケージングされたその授業をみんなでしましょうみたいな位置付けだったんです。だから僕からしたら結構久しぶりに僕も1時間丸々の出前授業をしなきゃならない日で、非常に大変だったんですけど、喋らなきゃいけない量が多いので本当にしんどいんですよ私は。

でも、じゃあ子供たちはどうかって言うと、もうそれはそれは手を上げるし、それはそれは周りで相談するし、みたいな感じでもう本当に積極的に取り組んでいたんですね。今までの学習の中で、分かる人手を上げて、意見がある人手を上げて喋りましょうとか、先生が前に出ている時はつぶやきによって自分の思考を取り入れても良いとか、そういうスキル的なものと文化的なものを積み上げているので、旧来の授業スタイルに適用させようとすることはしていないんですが、全然大丈夫じゃんみたいな。

かつ今回、他の先生が1人入ってくださって、その先生の授業を見ていても全然問題なかったんです。だから学びのスタイルはどうあれ、学習者として頼もしくなっているという事実がそこにちゃんと存在していれば、次の学年の授業スタイルがどうあれ、その子は頼もしく学べるはずだっていう見通しの元で私はやっています、というのが一旦の回答ですね。

自由の真の意味

もう1点言いたいことがあります。子供たちを、そんな自由にさせて、楽しくて楽な授業スタイルで子供たちをヘラヘラさせて楽しませちゃって、来年の先生不利じゃん、しんどいじゃんみたいな言い分ですね。これについては、自由で楽しいなんて数ヶ月の話で、数ヶ月持つかなみたいな。基本的に自分らしくあるとか自分の自己選択が尊重されるみたいな空間は心地よいでしょうから、そういう意味での満足度はもちろん高いだろうけれども、そもそも自由にしたその空間が全員にとって最初心地よいかって言うと、そうじゃない人もたくさんいるわけですよ。

例えば6年生なんか4、5、6年と持ち上がったりすると、僕のことを、僕の授業スタイルとか僕の作る学習環境っていうのがもう分かっていて。でも全学年では自分の私のクラスではなくって、次の学年になって私のクラスに入ったっていう子がいますよね。普通にクラス替えするので。となると、もう先生ぁ、ちょっと茶化した女の子グループみたいなのが「先生、葛原先生のああいうなんか自分でやるみたいなの絶対無理だから」みたいな。もう先生ぁ、これですよ。もうやだ、そんなやりたくない、みたいな。先生の授業ただ聞いてるだけでノートを取って終わりみたいな授業がいいみたいなことが余裕であり得るわけなんですね。

教師の使命と成長

で、私たち指導者というのは、1日目とか出会いの瞬間とかはそういう反応であれ、自分の授業スタイルで子供たちの学び、学びゆく子供たちを満足させる仕事じゃないですか。言うたらね。だから私は1年間かけてそういう自由な空間で自分で学ぶっていうことの価値を伝えて、その大切さを理解させ、そしてそこに楽しみを見出すことができるようにし、自分で学ぶって楽しいんだって、自由な空間で自分で自分のことをコントロールして学んでいくっていうのは非常に大切だし楽しいし有意義なことだっていうことを1年かけて子供たちに納得させようとしているわけなんですよ。

先生の「自分でやる授業」なんて絶対やらない!と言っていた女の子が学年末にくれた手紙の一部

そういうことを1年間かけてやってるんですね。だから自由は楽チンで楽しくて子供たちが喜ぶからやってるなんていう認識では全くないわけです。それどの先生もやることじゃないですか。で、僕の授業スタイルがたまたまこれなだけで、次の学年になった時に自分の授業スタイルはもう自分の授業スタイルですから。それが目の前の子供たちにとってちゃんと満足する学習経験を生み出せるようにチューニングしていくのは1人1人教師としてプロとしてやるべきことでしょう。

だからどんな子供が来たってね、その子供たち30人相手に1年間学習を充実させられるだけの学習環境と指導スタイルを確立していくっていうのが1人1人プロとしての教師なわけですよ。だから来年どうするのは来年の先生が考えるんです、っていうのが2つ目の答えですね。

プロとして

だってみんなそうでしょ。僕は僕のスタイルをここまで磨き上げてきて、どんな子が30人目の前にクラスに入ったとしても1年間かけて自分なりの学びっていうものを1つずつ成長させ、1年間振り返った時に自分は成長したなという実感を持って、そして学習者として学びって楽しいんだなっていうことを少しでも1年前よりは認識として膨らませた状態で次の学年に送るための指導環境と指導技術っていうのを研ぎ澄ませた結果、今の状態になっています。

だから必死で頑張って目標達成をできるだけ全員にもたらし、次の学年に渡そうとしているわけです。そしてそれは全員の先生がすることでしょう。だってどの先生だって、「人格の完成」をめざし頑張っているはずだから。目的目標に向かう手段な柔軟に捉えられるべきです。だから来年どうするのは来年の先生が考えればいい、っていうのが2つ目の答えです。

はい、ということでなんかちょっととんがった放送になってしまいましたね。これどうしましょうか、公開しますか。非常に迷うところですね。これまぁ、なんかタイミングがあったら出そうかな。はい、ちょっと一旦お蔵入りかな?笑 で、いつ出てくるか分かりませんが、出てきた時は柔らかく聞いていただければ幸いでございます。はい、ということでまた次の放送でお会いしましょう。バイバイ。


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