コーチングマネジメントを読んでLast ~オトナの読書感想文~

【正式名称】図解 コーチングマネジメント
【著者】 伊藤守 氏 【出版】discover 社

※本の内容を、私というフィルターを通して解釈しています。
 本紙のままの言い回しではないことはご了承ください。

なお、※から始まる部分が、まとめている時点での感想、
利点など。自分なりの問題をとらえ、自分の内面を分析、
メモしております。

コーチングマネジメントを読んで⓪~オトナの読書感想文~
https://note.com/k_oikawa/n/n6b39bdbd7876

コーチングマネジメントを読んで① ~オトナの読書感想文~
https://note.com/k_oikawa/n/n3243bcb8f86b

コーチングマネジメントを読んで② ~オトナの読書感想文~
https://note.com/k_oikawa/n/n19da382656d9

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【感想】経営力をコーチすることの大切さ

 経営の経は、「へる」という時間の感覚です。
時間を意識できるのは、人間だけです。
 経営の営は、今を生き抜く技術のことです。
改善ができるのは、人間だけです。

 僕は、コーチングマネジメントとは、人間
らしさを相談者さんに芽生えさせることなのでは
ないかと思います。

 今回は、営にあたる、技術をまとめながら、
再度考えていこうと考えました。

 この本を読んだあと、経営能力のある人づ
くりを目的として行動できるような気がします。
改善を行い、自分の人生を彩りのあるものにする
ため、行動を起こせる人材(人財)育成を目指し、
コーチング技術を活かしていきたいと思います。

 さて、それではまとめながら、どこを利用していくべ
きか、最後にお伝えしたいと考えています。

 お付き合いいただければ、幸いです。

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【読書目的】コーチングを仕事に導入することで、
指導レベルをアップしたいと考えた。相手の話を聞き
出す能力を上げることを目的に。

※私は塾の運営をしたり、速読・メンターなどの講師
をしています。指導や学習の質をさらに高めるため、
本書を手に取りました。
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【コーチングマネジメント】
~個の承認と自己の肯定を行う手助け~

自信と自己肯定感

質問により、相談者自体の行動を明確化する
EX:   ボールをよく見て(×)
    ボールはどんな回転をしている?(○)

本人の知識の棚卸をすることにより、認識のギャップを埋める。

※コーチは相談者様の承認のみを行い、
自己肯定感を自分から生み出せるように、
受け入れる存在であると思いました。
 忍耐力が必要だな、と感じました。


◆コーチングをする側は、名コーチである必要はない
コーチングは人が動ける環境を用意し、動ける環境
を作り出す。視野を広めるコミュニケーションを
行い、自発的な行動を作り出す。メタ化を自分に
おこることや内面に対して行う。

 メタ化:超・高次の○○という意味。対象の背景
や高次の情報、より抽象度の高い情報のこと。


【どれにしても リマインドが必要」
 刺激や気づきのみでは継続は難しい
エビングハウス、あとは思い出しのための声かけ

・今日できない?
・周りの反対?
・環境?
・新しいことができない?

分かったことから、行動に移す
現実に行動(進行形で)行う行動を作り上げる

※たしかに、コーチの役割として、思い出させる、
続けさせることが必要です。メタ化をうながす、
自己肯定感、そして思い出させることを行って、
相談者様の能力を上げることが大切です。


【コーチの仕事」
コーチングの流れを作る

STEP1:現状の明確化
STEP2:望ましい状態の明確化
STEP3:ギャップを引き起こしている理由と背景
STEP4:行動計画の立案
STEP5:フォローと振り返り
◆STEP2に関して アセスメント(評価・チェック)
をおこなう。コーチング時に用意する。
 簡単にいうと、自分の職場(学校)で、どれだけ
自分の価値観が発揮され、自由度があるのか、
ということ。


【コミュニケーションとは、相手に要求していくこと】
聞くことも、相手に聞いてもらうことで、相手もまた
よい聞き手になってもらう

・何によって伝える?
7%  バーバル(言葉)
38%  ノンバーバル 
    話し方(口調、抑揚、語調、言葉遣い、沈黙など)
55%  ノンバーバル 
    ボディランゲージ(ジェスチャー、姿勢、表情)

言葉の内容そのものよりも、それ以外の要素のほうが大きい

※救われた、というのが本音です。正直、壮大な結果も
出していない状態で、教えるということがいいのか
迷っていたから。ですが、相手の望みに対して、
いつ、どこで、だれと、どのように、望みを叶える
のか、そこに焦点をあてればいい、ということに
気付きました。


【4つのタイプ分け】
タイプを理解することで、
コーチング方法をわける

・コントローラー
プラス:決断力、思い通りに、仕事優先、速い、行動、エネルギッシュ
マイナス:野心的、人の話を聞かない、敵意、威圧的
対策:頭ごなし×、単刀直入、コントロール×

・プロモーター
プラス:オリジナリティ、活気、おおらか、順応性
マイナス:人の話を聞かない、計画性に乏しい、お調子者
対策:アイデアを聞く、テーマを絞る、ポジティブに

・アナライザー
プラス:慎重、データまとめ、計画、客観視、粘り強い
マイナス:失敗を恐れる、変化や混乱に弱い
対策:動けというとこわばる、大きな変化はプレッシャー、内面に目を向ける

・サポーター
プラス:支援、温厚、協調性、人間関係を優先
マイナス:決断力が乏しい、リスク×、称賛されないと動けない
対策:自己発信せず欲していることを察してもらう、NOと言ってもいいと伝える、提案・要求をさせること

※僕はプロモーターかなぁ…どれかっていうと。
自分のアイデアを聞く、テーマを絞る、ポジティブに
しながら、感情を高めていくことがうまくいくポイントの
ような気がした。
 コーチングが一番効果がでやすいタイプかもしれない。


【ミラーニューロン】
みんなができていないと困るから!?
すでに勉強で躓く前の勉強=文字を数行でみる、など…

遅動教育=相手に時間を与え、自分の考えをゆっくり合わせる作業

なぞる能力(認知能力の基礎、法則性はここから速度アップ)
覚える
数える
写す
見つける
想像する

※なぞる能力を整理して成長させるいことで、
よりミラーニューロンが発動しやすくなるし、
集中力や真似ができるようになる!たしかに
すごい!

※相手に教えると、なぜできるのか…
それは、ミラー化するから

認知能力をつける
自己肯定感
他者肯定力

※基準ができる、判断が早くなるので…
他人に認められたり、人を認めたり、
速度があがる。そうすると、双方向コミ
ュニケーション能力があがるってことだ!
となると、決断力もあがるし、自分から
うごける人になるってことですな♪


【2つのクエスチョン】
基本的に相談者様がメタ化を行えるように、
オープンクエスチョン中心で行う

1.クローズド・クエスチョン
 YES・NOで答える質問を投げる。質問調になり
やすいため、基本的にコーチングでは使用しない。
 Why質問も、実はクローズドに近い。問題解決
の責任感を相手におしつける。

オープン・クエスチョン
 5W1H型の質問になる。howとwhatを使う場合
は注意。疑問符を投げる場合に、以下の点に気を付ける。

◇コーチが目的を持つ
・視点の変更
・未来予想
・リソースを探す
・モデルを探す
・問題をはっきりさせる
・物事を具体的にする
・ビジュアル化する
・気づきやひらめきを促す
・目標設定
・ソフトモデルを見つける
・問題を設定する
・考えを喚起する
・アイディアを発展させる
・知識、スキルの棚卸し

※発見の疑問符(会話の最初か中ほどで使う)
Why What How

※アクションプランの疑問詞(会話の最後に使う)
When Where Who


【クローズドを、オープンクエスチョンに変えていく】
【最終目的】目的、新しい視点を持たせる
頭の中で、クローズドクエスチョンから、オープン思考に
自分にできることは?→できることから始めよう!
手伝えることは?周りの人へのオープンクエスチョン
は、自分の魅力を引き出す


【効果的な質問を作る、9つのポイント】
効果的な質問のルール コーチが留意するべきこと

1.事前に考える
 相手、場所、時間、内容、プランを立てる

2.オープンクエスチョンを使う
 問題を的確に把握。相手の持つ幅広い情報にアクセスする

3.誘導しない
 含みのある質問もアウト。どちらにしても、相手に不信感をもたらす

4.論理的な解決は意味を持たない
 二択系の問題も、基本的にアウト。答えは外にある。
自分の外に答えを求めるために、オープンクエスチョンで
外に向けさせる

5.正確な表現を使う
 どの観点で、どのくらい重要か、を訪ねる。観点と広さ
を視点に持たせる。

6.当たり前にこだわる場合、挑発してみる
 「当たり前のこと」ともおもれる事実を、逆の視点から刺激する

7.シンプルで的を射た質問を
 自分に自信がない場合、何を聞いているのかわからなく
なる。聞きたいことが漠然としている場合は、何を聞きた
いかわからない場合が多くなる。シンプルな質問が必要。

8.ビジュアルに頼ることも
 ビジュアライズ、もしくは表化することで、発想を
刺激することも記憶にも残る。

9.質問は一回に一つ
 効果的な質問のゴールデンルール、一つだけ


【チャンクの使いかた】
かたまりでみること

チャンクアップ:抽象度を上げる
チャンクダウン:抽象度を下げる

チャンクダウン例え:明るい→自分から挨拶をする→角度など…
チャンクアップ例え:本を読む→どうだった→思った事を話してもらう

具体的にとらえたり、抽象的にすることで、捉え方の幅を上げる
どう? と聞くより、チャンクダウンして、具体的にしていく

※ミドルチャンク 横滑りを防ぐこと!
現状のチャンクを上げたり下げたりしながら、
自分の現況を外に

【コーチの質問の三つの目的】
・自発的な選択を促す
・リソースを見つける
・ビジュアライズする
※具体的なビジュアルと、行動指針を浮かべる
選択の幅を広げて質問する。
いつ、どこで、誰が、何を、どうした…

※Where 、Who、How、Color、Taste、Sound、Smell…
そして、Feelに持っていく。つまり、しっかり、未来の
自分を描くストーリーを作り上げる!

※ということは、ドリームマップも、分析して道すじ、
できること、レベル、周りにいるひとなどが見れないと、
なんにもならないということかもしれないなぁ。


【受け入れられて初めて、行動を起こせる】
他者からの容認を受け、自分を容認する方法

・最重要! 相手より先に気付いて伝える
acknowledgement(他者容認)自己成長に対する認知

 「最後までやったね」「はじめて目標を達成したね」
などの表現「ここまで来たね」という到達点についての
評価を含む相手の気付いていない
(認めていないこと、価値を与える)


【あまり使わないように! youの立場】
あなたは、お前は…など、相手の状態を固定
するような言い方はしないこと!

・Iの立場
「私はとても励まされました」などの表現 
主観表現(形容)なども使用する。受け取る側の
ノイズを最小限にできる。受け入れてもらうために使う。

・Weの立場
相手に近づくために使う。「君が言ってくれた
ことで、僕たちの雰囲気が変わったね、ありがとう」
のように伝える。相手との距離が近付くなる。

※相手の影響力を示す。つまり、承認するってことは、
相手の影響力を認識してもらうこと。正しいことを言うより、
相手が気分よく行動する(楽しい)を目指す。


【コミュニケーションとセカンドシグナル】
同じレベルのボールをゆっくり投げるイメージの会話。
完了感を出す。セカンドシグナルとは、奥にある真意。

□声をかける
□名前をよぶ
□ノンバーバルに好意を示す
□アクナレッジ
□心から接する

※フューチャーペーシングで、未来を見据えさせることが目的
マーケター、コンサルタントなども、未来をみせる、
想像させながら、楽しく行動できるように指導する。


【未来予測:目標達成プログラム】
見えないものをイメージする

1.外部基準と数値化
2.目標に向かう過程で学ぶことは何か
3.目標に向かう過程でどんな体験をするか

アイデアを引き出す
行動プランを練りながら、心にビジョンが描かれて
いく過程はエキサイティング!

ビジュアライズして地図を作り、そして行動に起こす

※ウソからはじまり、感情に従い、約束を守ることで、真実になる
→行動に現れはじめることで→信頼にかわる
※他者要因=被害者意識が身に付く
※行動に起こす
※自分との約束には、うそをつかない


【ソフトモデルの形成】
1.頭にビジョン
2.言葉を思い浮かべる(結果・うまく行ったことのストック)
3.色・形・大きさのイメージ(外見や携帯を真似たほうが速い)
4.音や音楽を連想すること(積極戦略1)
5.においや手触りの感覚を呼び起こす(積極戦略2)

2.言葉を思い浮かべるについて
リアリティを帯びる
段取りや手順がはっきりする
対策がつくれる
行動しやすくなる

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※本文中にある参考にしている本について。
 「新コーチングが人を活かす」「3分間コーチ」
「コーチング・アクロスカルチャー」の3冊とその
他ネット記事を平行で読んでいます。まとめ切ったら、
それらのまとめと、その後の分析と合わせた感想、
分析などもしていきますね。
ついでに、ルータイス氏の本も注文したので、そこもまた、
場合によってまとめていこうと思います。


【目的に対する返答】
 傾聴と教育が大切なのはわかっていたのですが、
具体的な方法論としては、あいまいに学習していた
ような気がします。

 ここまでテクニックと内容がまとまっていると、
実際に使用する際も、目的意識をもつことができるな、
とイメージすることができました。

 読みながら、しっかり映像化されていたこと
から、目的を持って読むと、イメージがわいた
ところなど、さすがコーチングのプロと
イイタイ。

 マネジメントと組み合わせることで、
会社員だからって、考えずに仕事を
していいものではない、みんなしっかりと
考えて、自発的に行動することが
どれだけ生産性を上げるのか…

 かなり理解できた本でした!
使ってみることで読了感は、
とても大きい本でした。

 
【今後使用したい内容】
 まずは価値観の形成と、理解。
そこからメッセージの伝え方まで、
たくさんありました。

 授業などのあとに、目次などを
見ながらリマインドして、反省しな
がら使いこなすべき技術ばかり。

 これから先もお世話になる本でした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回も是非、お読みいただけると幸いです。

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参考:https://www.kaonavi.jp/dictionary/pdca/
参考:https://www.kaonavi.jp/dictionary/smart-criteria/
参考:https://careersupli.jp/career/affirmation/
参考:https://morishoumc.com/affirmaiton-kotu

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